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【814回】人を利用価値のある物質のような言葉とは距離を置きたい

人材という言葉。
人財という言葉。
人を利用価値のある物質のような言葉とは距離を置きたい。

僕は生物だ。 人だ。
なにかの得意と、多くの不得意を持つ。
僕という人なのだ。

材料として、消耗品のように扱われるのか。
たしかに、組織からすれば、単なる一兵卒。
僕の代わりはいるだろう。
でも、僕が歩んできてこれから歩む、僕という存在は、世界に一人しかいない。
世界に一人しかいない。みんなそれぞれ一人しかいない。

使える。使えない。仕事では、能力で人を判断してしまう傾向はある。
だとしても。
僕のように、妙に機能できるときもあれば、立ち上がれないほど鬱になるときもあるポンコツな僕でも。

職場にいる、一人の人として。
職場にいる、人と人の中にいる、人間として。
僕は一人の人間なのだ。

せめて僕自身は、僕が主体的に生きる個体として、みていこう。
命は消耗する。
だが、誰かに利用されるとしても、使い捨てではない。

僕は、それぞれの価値を持つ人とともに生きていく、僕という価値を持つ人間なのだ。
誰かにとっての材料でも、財産でもないのだから。