【790回】鳥山明先生の訃報に際して
鳥山明先生が亡くなられた。 アラレちゃん、ドラゴンボールと、少年時代に自分に与えた影響は大きい。
ドラゴンボールは毎週の楽しみだった。
少年ジャンプを毎週買って、ワクワクしながら連載を読んでいった。今でこそ、コミックでまとめて物語を楽しめる。しかし、連載当時は、いったい孫悟空とフリーザはどういう結末を迎えるのか、1週間に1話ずつ進んでいく物語に、早く続きが読みたいと思ったものだ。
そう。超サイヤ人の初登場時、髪の色が変わるなんてそんなパワーアップがあるとは!と震えた。
かっこよかった。毎週楽しみだった。
鳥山明先生といえば、もうひとつ思い出がある。
ドラゴンクエストのキャラクターイラストだ。
ファミコン・スーパーファミコン全盛期。たしか初めてプレイしたドラゴンクエストは「2」だったと思う。
鳥山明先生がデザインしたキャラクターやモンスターが登場する。主人公や仲間たちのデザインが好きだ。
そして、モンスターひとつひとつに個性がある。
スライム、ホイミスライム、キングスライムという有名なモンスターだけではない。
初めてドラゴンクエストをプレイしてから30年以上経過するのに、「マンドリルってあいつだ」とキャラクターを思い浮かべていられる。
どのモンスターも、単なるザコ敵という扱いで終わりはしない。
色や形、特性など。記憶しやすいキャラクター設定があったからこそではないか?
自分の人生に影響を与えてくれた人たち。 当然ながら、この世を去る時が来る。 鳥山明先生は、この世を去られてしまった。
御冥福をお祈りします。