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本、読んだで。

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読んだ本の記録です。浅く軽く、書き残しております。
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2024年2月の記事一覧

【774回】櫻井とりお「虹いろ図書館半分司書のぼくと友だち」を読んだ。

虹いろ図書館シリーズ第5弾。 主人公犬上は、先輩として、後輩に仕事を伝える仕事を任される…

のらねこ
4か月前
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【785回】高校生が髪の毛の色を変えることについて

「ルリドラゴン」という漫画がおもしろい。朝起きたら、角が生えていた女子高生が主人公。ドラ…

のらねこ
4か月前
3

【784回】「家なき人のとなりで見る社会」その2

【782回】「家なき人のとなりで見る社会」その1の続きです。 SNSでは、自分を直接見ていない…

のらねこ
4か月前
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【781回】「近親殺人」「『叱らない』が子どもを苦しめる」「侍女の物語」

① 石井光太「近親殺人」 この国の家族に、それぞれ抱きそうな、不満や不安、疲れ悲しみ。じ…

のらねこ
4か月前
1

【780回】「トンちゃんってそういうネコ」「『むなしさ』の味わい方」「平城京のゴミ…

① MAYAMAXX「トンちゃんってそういうネコ」 前足が一本ない、猫のトンちゃん。 前半と後半…

のらねこ
4か月前
5

【770回】確認者の足場を、確かにするエッセイ

寝る前に、確認する。「心臓よ、明日も動いておくれ、僕は生きたいのだ」と。 起きてから、確…

のらねこ
4か月前
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【771回】櫻井とりお「虹いろ図書館のかいじゅう」を読んだ。

櫻井とりお「虹いろ図書館のかいじゅう」を読んだ。 自分たちの中にいる「かいじゅう」は、自分を困らせる存在なのか、それとも味方になりうるか?第1作主人公の火村ほのかをいじめた加害者の「かおり姫」と、シリーズを通して登場する半身で皮膚の色が異なる司書のイヌガミさんを通して、物語は進む。 頭の中に浮かぶキーワードは、「根っからの悪人はいるの?」とつながる修復的実践であり、「もう1つの自分」を外在化する当事者研究である。また、劣等感や自我同一性といった、エリクソンの言う発達課題も

【773回】櫻井とりお「虹いろ図書館司書先輩と見習いのぼく」を読んだ。

虹いろ図書館シリーズ第4弾。 前回までの3冊より、時間は数年遡り、図書館勤務を始めた18歳の…

のらねこ
4か月前
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【779回】「冬の旅」「特別支援学校教員という仕事・生き方」「新月の子どもたち」

① 立原千秋「冬の旅」 1969年、安保闘争の頃の作品。 とにかくみなさん、本音を語らない。 …

のらねこ
4か月前
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