![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142769745/rectangle_large_type_2_4b0332d2c5b977aa8abd9d9f867b3205.png?width=1200)
Photo by
dodo_mmm
「知っている」「知らない」の差が大きい高校受験数学
かつて早稲田大学本庄高等学院の数学の入試問題の第1問に因数分解の問題がありました。
これです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717339916243-OAymAOhXvc.jpg)
中学3年生のみなさん、これを解くことができますか?
この問題が出た年は、この第1問のこれで時間を大幅ロスしてしまった生徒が多かったそうで、数学の平均点はかなり低かったそうです。
実はこれ、ある意味非常に有名な式で、「知っていれば」1秒で解けます。
「知らなければ」結構時間かかると思いますし、全然解き方が分からないかもしれません。
以前、「不都合な真実」なんてのがありましたが、なんて「不公平な真実」なんでしょうか。
答えはなんと・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1717339961317-2HNvGkNxJO.jpg)
です。
まずは、何を知っていれば1秒で解けるか説明します。
みなさんはピタゴラスの三角形というのを知っていますか?
こちらの写真はフランクフルトの科学博物館Experimentaにあったピタゴラスの三角形です。
![](https://assets.st-note.com/img/1717340012474-NmoNOEM4Sh.jpg?width=1200)
でも、パスカルの三角形を知らないで、この問題を真っ向勝負で因数分解しようとすると、かなり難しいです。
例えば、こうやるといいのではないでしょうか?(って難し過ぎませんかね?これ、高校生だって
この変形すぐには思いつきませんよ、たぶん・・・)
![](https://assets.st-note.com/img/1717340059128-7B73hKqEKu.jpg?width=1200)
高校数学の入試問題の一部は、高校で学習する数学の先取りする内容が出ています。
もちろんすべてではありませんが・・・
高校入試として出題される以上は、中学の数学で解けきれる内容ではあります。
でも、高校の数学の知識でこんな感じで1秒でショートカットできたら、そのほうがいいですよね。
あなたの先生は、そんな話してくれますか?
エピスの授業なら、そんなお得な話もときどきしていますよ。