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定期テストをエクスキューズにしない。

そろそろ各国の日本人学校では期末テストが終わる頃ではないでしょうか。

中学生として定期テストに向けて頑張ることは必要なこと、決して手を抜くべきではないと思います。

しかし、よく見かける光景として、定期テストを頑張ることがエクスキューズになっていることがあります。

どういうことか?

例えば、中3受験期、志望校が早慶高校だとします。

そのような生徒にとって、定期テストは本当に必死に頑張るべき対象なのか?
恐らくNoでしょう。

ここでよく勘違いが起こるのですが、「定期テストを適用にやれば良い」と言っているのではありません。

早慶高校を目指すということと、入試に向けての学習をストップして定期テストに全振りすることが相容れないと言っているのです。

早慶高校に向けて邁進する受験生にとって、学校の定期テストは軽やかに越えていくべきハードルです。だから、定期テストがあるからと言って、そちらに全振りして貴重な時間を、もうすでに理解もして、ほぼ間違うことがない問題をひたすら解くのは、やはりエクスキューズではないでしょうか?

これは、公立高校を目指す生徒においても同じです。難度が高い上位の公立高校を受験するなら、まずは学校の定期テストレベルはできるのが前提、本当のスタートラインはその向こう側にあります。

確かに学校という存在は非常に大きなもので、生活の中心でもあるはずです。
そこでの学習パフォーマンスは、しっかりと出すべきです。

しかし、そのハードルはあなたにとってどういう意味があるものなのか。
全員に等しく同じ高さであるはずは決してありません。

その見極めは非常に重要であり、その先の進路を考えた場合、どうやって乗り越えていくべきか考える試金石として捉えてほしいところです。

学校でのパフォーマンスも充実させる、その上で高校受験というハードルを越えることができる柔軟性こそ、帰国生に求めたい資質です。

受験シーズンがいよいよ本格的に始まります。
受験生の皆さんの健闘を心より祈っています!

頑張れ、海外生!