見出し画像

志望校を考えよう!

新学年が本格的にスタートしました。

エピスフランクフルト教室では、本日が新学年最初のテストの日でした。
中学受験クラスは来週がテストです。

受験生にとっては気合が入るところです。

今回は志望校、特に高校入試における志望校選択について考えてみたいと思います。

ここでも何度かお話ししているように、志望校選択に関して今の成績を元に、つまり今の偏差値を元にして考えるのは良くないと考えています。

入試を翌月に控えた段階では、成績を元に絞り込んでいくことも必要でしょうが、4月の段階で、ましてや受験学年でもないのに、今の偏差値で輪切りにして考えるのは、自ら選択肢を狭めていくことになります。

受験学年の人にとっても、今の偏差値ベースで志望校を決めていくことはお勧めしません。

4月段階の成績では到底合格に届かないと思われた学校に、実際合格したというエピスの先輩受験生は枚挙に暇がありません。
特殊な例というより、むしろそれが普通と言っても過言ではありません。

よく、例外的な生徒の話をしているというふうに思われがちですが、高校受験でいわゆる難関校に合格した生徒の多くは、初めから余裕で合格できる成績だったわけではありません。模試の合否判定が20%というようなところからスタートしている受験生のほうが普通です。

彼ら、彼女らが、もし4月の成績で志望校を絞り込んでいたら…。
もし、進路指導する立場の人間が、そのような進路指導をしていたら…。
受験生たちの可能性を摘み取り、決して花が開くことはなかったことになります。

ですので、まずは自分がどこの学校に行きたいのかを真剣に考えるべきなのです。
とは言え、学校選びはなかなか難しいのも確かなことです。そのため、我々が色々な選択肢を提案することになります。

よく、「そんなレベルの高いところなんて…」と言われることがありますが、もし本当に可能性がないのであればそんなことは言いません。

特に高校受験の場合は、才能やポテンシャルではなく、自助努力でかなり可能性を広げることが可能です。つまり、鼻から諦める必要がない学校がかなり多い、というか、むしろほとんどの学校がそうだということなのです。

これも、何度かお話ししていることですが、高校受験のシステムとしてそうなっているのです。

ですので、新学年スタートのこの時期、まずは自分が行きたいと思う学校をぜひ考えてみてください。受験生の人はもちろんのこと、そうでない人もぜひ考えてみてほしいと思います。

その学校が、例え今の成績と乖離していたとしても構いません。
その乖離を埋める努力をすれば良いだけです。
ただ、乖離を埋めるためには、本人がやれると信じてやるという条件がつきます。

精神論めいた話に聞こえるかもしれませんが、極めて論理的なことです。

「自分は偏差値55」と決めてしまったら、「偏差値55」がキャップになってしまうわけですから、それ以上、上に行く力は抑えられてしまいます。

そもそも、自分の力を偏差値という名のよく分からない数字で規定されるのも嫌なはずです。それを自らキャップとして用いるのは、よく考えてみると嫌だと思うはずですが、どうでしょう?

自分だったら、嫌だなあ。。。

足枷を取り除いて、自由に動き回ってほしいと思います。

もう4月じゃなくて、まだ4月ですよ。
頑張れる期間はまだまだありますぞ。