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#10 マイルCS 11/22(日)

お久しぶりです!エピファさんです!
最近は大学院での修士論文の作成の関係で、なかなかnoteを書く時間が取れず、天皇賞・秋以来のnoteとなってしまいました。。。とは言っても毎週末しっかり競馬は見ております(笑)

今週は秋のマイル王を決めるマイルCS!!
コロナ渦の影響もあってか香港遠征を取りやめる馬が多く、例年より豪華なメンバーが揃う一戦となりました。
しっかり予想したので最後まで見ていただけると幸いです。。。

展開予想・馬場傾向

大方の予想通り、レシステンシアが絶好枠を活かして逃げるだろう。問題はどんなペースで逃げるかということだ。レシステンシアが近走で逃げたのは、阪神JF、チューリップ賞、NHKマイルの3レースでラップは以下の通り

阪神JF(1着) 北村友一騎手 
12.2 - 10.5 - 11.0 - 11.8 - 12.0 - 11.2 - 11.5 - 12.5
前半3F:33秒7、後半3F:35秒2

チューリップ賞(3着) 武豊騎手
12.2 - 11.2 - 11.7 - 12.0 - 12.2 - 11.3 - 10.9 - 11.8
前半3F:35秒1、後半3F:34秒0

NHKマイル(2着) ルメール騎手
12.3 - 10.4 - 11.4 - 11.9 - 12.0 - 11.3 - 11.2 - 12.0
前半3F:34秒1、後半3F:34秒5

まず阪神JFだが、レシステンシアが刻んだ前半33.7秒は超ハイペースだった。阪神競馬場が改修されてから阪神1600mで34秒を切ったことはたった6回しかなく、前半33秒7は歴代最速ラップだった。

しかし次走のチューリップ賞では、前半35秒1と後続を引き付けての逃げをしたがためにキレ負けをし、断然人気を裏切り3着に敗れてしまった。ここで北村友一騎手は降ろされ、桜花賞では武豊騎手に乗り替わってしまった経緯からも、今回北村騎手はチューリップ賞と同じ轍は踏まないだろう。

そうなると阪神JFとNHKマイルのときのように前半3F:33秒後半~34秒前半のハイペースで逃げ、ラスト1Fが失速ラップの消耗戦になるはずだ。
また内で包まれたくないグランアレグリアや先行気質の強い川田騎手騎乗のアドマイヤマーズが先行すると見られるので、全体的に仕掛けは早くなりタフな持続力勝負に拍車がかかるとみられる。

馬場傾向としては、先週より高速度が薄れ出してはいるものの、高速馬場適性は必須だろう。また先週の日曜後半あたりから外差しが効き始めている。ラスト1Fが失速ラップになる消耗戦であれば、外からの差し馬の台頭もありそうだ。

狙いとしては
①基礎スピードの高い馬(イメージとしては2000mを走れるマイラーというより1400mを走れるマイラー)
②高速馬場適性がある馬
③消耗戦に対応できる持続力のある馬
になる。

最終予想

◎④グランアレグリア
○⑧インディチャンプ
▲⑯ヴァンドギャルド
☆⑰サリオス
△⑥ラウダシオン
△⑭サウンドキアラ

まず今年は例年よりメンバーレベルがかなり高いので、基本的には固い決着になると予想する。

◎④グランアレグリア
まず前走のスプリンターズSは特段、評価はしていない。追走にだいぶ苦労している感じがあったので、本質は1200mの馬ではなく、1400~マイルがベストだろう。また前後半差2秒7の前傾ラップと外差し馬場が見事にハマったレースだった。
評価したいのは、阪神カップと安田記念だ。パフォーマンスを見れば能力が高いのは明らかなので、今さら語ることはない。
今回レース間隔が約1カ月半と短くなっていることを嫌う声もあるが、前走は+12kgと緩い仕上げだったので、問題ないと見る。
春秋マイル制覇に向けて視界良好だろう。

○⑧インディチャンプ
マイルでは(7-1-1-2)とほぼ崩れておらず、着外の2戦は本格化前のアーリントンC(4着)と超スローペースでかかりまくって自滅した去年のマイラーズC(4着)のみである。
また東京新聞杯や安田記念のように前半3F:33秒後半~34秒前半のハイペースでも追走を苦にしない基礎スピードの高さが武器である。
安田記念以来のレースを不安視する声があるが、叩き良化型かどうかは正直まだ分からない。近走の休み明けは毎日王冠と中山記念であるが、どちらも1800mだったことが大きかったはずだ。3歳時の元町Sでは、5か月ぶりのレースで、内しか伸びない馬場を外から差して楽勝する破格のパフォーマンスを見せていたので、主戦場のマイルであれば休み明けでも問題ないだろう。

▲⑯ヴァンドギャルド
春の時点では出遅れ癖やスローペースで本来の実力を出し切れていなかった。それが前走、タフな馬場と展開になった富士ステークスを快勝し、4歳秋にしてついに覚醒した感じがあった。
また先週の日曜後半あたりから外差しが効き始めているので、外枠の差し馬であるこの馬にとっては、馬場と展開が向きそうである。

☆⑰サリオス
朝日杯(1着)は、前半33秒8の差し決着の展開を2番手から強引に押し切る強い競馬だった。基礎スピードが高く、持続力に優れた馬である。しかし脚質的にある程度先行すると考えられ、終始外々を回らされるのは避けられそうにない。古馬の最強クラスの馬たちが比較的内目の枠を引いてハイペースをロスなく立ち回るのを考えると、明らかに分が悪そう。

また中間に疝痛を発症し、調教過程も順調ではないので、評価を下げた。

さらにハーツクライ産駒はまだ3歳時に古馬混合戦のG1を勝っていない。やはり晩成のイメージで歴代の代表産駒でも勝てなかった。この馬もまだ先の馬と考える。

ウインバリアシオン ジャパンカップ5着
ジャスタウェイ 天皇賞・秋5着
ヌーヴォレコルト エリ女2着
リスグラシュー エリ女8着
スワーヴリチャード 有馬4着

△⑥ラウダシオン
前走の富士ステークスは、前半33秒8のハイペースを3番手で前受けして粘って2着はかなり評価できる。また斤量56kgでの好走だったので、素直に力があったと評価したい。調教過程からも大きな上積みが見込めそうである。
またNHKマイルでシステンシアが作る流れを2番手追走から完勝しているので、基礎スピードが高く、持続力に優れた馬である。

しかし良績は東京コースに集中しているので、阪神替わりはまだ半信半疑である。
また血統的にもこれまでリアルインパクト産駒がG1で好走した例は少なく、G1の舞台で底力というと未知数なので相手までの評価としたい。


△⑭サウンドキアラ
前走のスワンS(10着)は、休み明け+外差し傾向の馬場で最内枠と良くない条件が重なった。この1戦だけでは、まだ見切れない。

消⑦アドマイヤマーズ
叩き良化型の馬なので、スワンSを叩いての臨戦過程ならば上積みが見込めそうである。またレシステンシアがハイペースを刻み、上がりのかかる展開も良さそう。
しかし今の阪神の高速馬場には全く合っていない。持ち時計1分32秒3は、今回のメンバー中8位のタイムである。実際にこれまでG1を3勝しているが、国内の2勝(朝日杯FSとNHKマイル)はいずれも雨の影響が残ったレースだった。香港マイルも勝ち時計は1分33秒2と日本の高速馬場のマイル戦とは適性が異なるレースだった。またオカルトだが、G1の川田騎手は来ない(笑)


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