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泳げ!🐟

 今日はmono no awareのライブに行ってきた話をしよう。
 私は、リアルの友人から、洋楽しか聴かないヤツだと思ってたと言われるくらい海外かぶれで通っているが、量は少なからずとも邦楽もちゃんと聴く。中でも、mono no awareは大好きなバンドで、永遠リピートしていた時期があった。(話変わるけど、同じ曲を永遠に聞き続ける人ってうつ傾向にあるらしい/そんなことはどうでもいい)

 mono no awareとの出会いは、私の大好きな漫画がアニメ映画化した時に主題歌として使われていたことだった。もう作品の主人公と、歌詞がリンクしすぎてるわ、メロディが世界観に沿ってて可愛いわで、私のストライクゾーンにどストライクした。

これこれこれこれこれ!!!!!PVもとってもかわいいので是非。ゾッコンみたいな純愛ソングもあれば、かむかもしかもにどもかも!という早口言葉を歌っている歌もある。マンマミーアという歌もなかなかに遊びの効いたものになっているので、是非聴いてほしい。カラオケで歌うと盛り上がると思う。ちなみに新曲は、およげ!たいやきくんのカバー。こういう面白味を含んでいるところがツボでしかなくて、本当に好きなのよね。ちょうど今、大学で著作権法を取っていて、授業でおよげ!たいやきくんの話が出てきたので、個人的にタイムリーだった。シンクロニシティ。不思議だ。

 ライブは、渋谷quattroというところで、初めて行くハコだった。初めてのひとりライブで若干緊張していたけれど、意外にも若い人で一人で来ているお客さんが多くて、勝手に仲間意識を芽生えさせてもらった。ライブが始まると、アーティストとの距離がめちゃくちゃ近くてびっくりした。1975の何倍よ。もう何回も目合ったわよ。一番最初に、明日晴れたらを歌ってくれた。最高。ベースの竹田さんがバカンスに行ってしまい、サポートの清水さんという方が入ってくれていたけれど、とっても良かった。歌の中で、ベースの音に耳を傾けるのが好き。

開演前ビールを飲む。100円の得

 音楽を聴くのは大好きだけれど、ライブに行くのはその何億倍も好き。やっぱり生で聴くのはいいし、臨場感を味わえるのがライブの醍醐味だが、私がライブを好きな理由はそこだけじゃない。ライブでアーティストが歌っているときに、他の観客の顔が見れるから。ライブに集中しろと思われるかもしれないが、ライブ中の観客の顔は皆めちゃくちゃキラキラしてる。皆を見ると、「ああこの人たちもこのバンドが大好きで、今この瞬間が楽しくて仕方ないんだろうな」と思えて、嬉しくなる。会場にいる皆も、今日この日のために、仕事とか勉強とか頑張ってきたんだろうな、とか、みんなはこの歌のどこが好きなんだろうとかいろいろ考えるのが大好き。ただそのアーティストが好きだというだけで集まった、誰かも分からない人たちと目の前のステージと時間と空間を共有していることに感動を覚える。そんなことを感じながらライブを見ていると、楽しさは増幅する。
 mono no awareのライブの余韻に浸る。今日は雨が降っている。もうすぐ梅雨に入る。2階から姉の話し声が聞こえる。

今日の音楽: カネコアヤノ「孤独と祈り」


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