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ギブアップからのスタート

指示も聞かない。注意しても聞かない。暴言、暴力、授業成り立たず。完全に生徒にこえられた。。。

そんな当時、校長先生が言ってくれた言葉が、今でも自分の原動力になっている。

「力で生徒を抑えこむなんて、今の時代はできないこと。それはもう時代遅れ。だから、こえられてもしょうがないの。いったんギブアップするの。で、そこからが本当のスタートなんだよ。さあ、ここからどうやっていこうかってこと。」
 
そこから、自分で抱え込むのをやめた。

自分の力不足をさらけ出すのは、悔しかったし恥ずかしかった。

でも、このままじゃ、生徒がダメになる。
生徒の成長のためにいるのが先生のはずなのに。

そう思ったら、自分の恥とかどうでもよくなった。

色んな先生に相談にのってもらったり、授業の応援を頼んだり。休み時間に来てもらったり。なりふり構わず行動した。

そして。。

今がある。

指示を出すときは、短くわかりやすく。理由も説明。たとえ行動にうつさなかったとしても、生徒には何かしらの理由がある。
そう思って接するようになったら、不思議と話しが通るようになった。

指示したら→行動した

じゃなくて

話をする→理解して納得したら行動できることもある

だったんだね。

色んな先生に助けてもらって、
ほぼ学級崩壊、、、からの、色んな先生や生徒が遊びにきてくれる支援級に。

支援級生徒たちの障害や性格も、たくさんの先生や生徒が理解して関わってくれる。

支援級生徒たちも、色んな人と関われる機会を得た。安心して関われる機会を!!

その上、色んな先生方の学びにもなっているし、通常級の生徒たちの学びの場にもなっている。


ギブアップからのスタート。
超えられてからのスタート。

なのに今は「開かれた支援級」と、成功事例のように語られている。

自力だけじゃなく、他力もあるってことが、なんと心強いことか!心から感謝。

ギブアップしたから気付けたこと。他力。

これからも、他力に感謝して毎日を過ごしたいと思う。

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