「遠い地平、低い視点」で学んで
あなたは、兄弟の目の中にある おが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。
『ルカによる福音書/6章41節』
いま、ほぼ日の学校では「橋本治をリシャッフルする」の受講生を募集している。
https://gakkou.1101.com/class/hashimotoosamu
橋本治さんをよく知らなかったぼくは、ほぼ日の学校 シェイクスピア講座に通っていた頃、橋本さんの授業を聞いて「なんか、ボソボソしょーもないことをしゃべってる人だな」と印象がだいぶ悪かった。
ひとつ前までの授業で、河合祥一郎さんの人を引きこむ熱い語りを聞いていたので、そのギャップもあるけど。
でも、それは誤解だった。
荻窪の本屋Titleで目立つように置いてあった『思いつきで世界は進む』を読んでみて、すっかり橋本節のファンになってしまった。
「ばか」のくせに上から目線で物事に接しているだけでは、ことの本質は決して見えてこない、想像力を持って物事に接しなきゃ!ということを、本を通してぼくは橋本さんから指摘された気がする。
最近、夜の時間帯が仕事で忙しくて(せっかく千葉から東京に引っ越してきたのに)ほぼ日の学校に通うのはむずかしいのだけど、学びの場を共有することが、新しい好奇心とセンスを開花させてくれることを身をもって学んだシェイクスピア講座だったので、また学校に顔を見せたいし、学んだことを今後の自分の在り方に反映させていきたい。
「なんか目の上に丸太乗っかってね?」って橋本さんに言われないためにもね。
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