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Eat, Live and Love.

<マガジン味付>ジャンク☆☆☆☆☆ 甘さ☆☆☆☆ 外国で暮らしたときにみつめてきた風景や、瞑想に参加したときの記録・海外出産のときに目にした出来事などをストーリー仕立てでお届け…
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#果物

キラキラ煌く、パパイヤ修行

その問答のあと、 なにかが解決したのかもよくわからなかったし、自分のなかで、 なにか理解につながったのかもまったくわからなかったけど ただ、そうか、そのまま瞑想に集中して、そのまま頭を真っ白にして、 そのままもしおしっこが漏れてしまったとしても 確かに、それでいいんだ。 もし万が一そこで実際、瞑想中にジョジョーと座布団が濡れたとしても 誰一人、そこで驚くひとも咎めるひとも、いなさそうでした。 何が起こっても不思議ではない神聖な場所。 誰かが泣き出しても、発狂し始めても

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フィジョワ、幻のフィジョワ⑤

④つづき 10日間の瞑想中 毎朝、毎昼、毎晩 食堂で交わされるのは、決して合わせてはいけない、視線 その、逸らした視線の先には テーブルに盛られた食事や そこにいる人々が皿の上に何を乗せて どんな風に食べて どんな服を着て どんな歩き方をしているのか? ひとことも言葉を交わすことなく、 同じ空間を共有する人間たちは そのなかで”気の合いそうな人間””気に入らない人間”に目をつける。 10日間の沈黙が明けた後、 その時空を共有した人間たちがどんな声を発す

”それでいい、わたしの人生”

”少しの野菜とくだものと、そしてハグとキスがあればそれでいい、 わたしの人生。” 2010年頃から長い間 掲げていた、わたしのタイトルがこれだった。 その生活は ほんとうに シンプルなもので でも質素だったが 地味ではなかった。 わたしの料理のひとつのルールに どこまでもシンプルに、 でも決して野暮ったく地味にはしないというものがある。 それはいつも、 洗練されていてほしい。 それはいつも、 美しくなければいけない。 それがあって 初めて

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Champagne grapes

わたしが ニューヨークなんて場違いな場所に住んでいる理由というのは 10個か500個くらいあるのだけども そのうちのひとつは やさいとくだものが、 日本よりもよっぽど安くてクリーンなものが たらふく食べられるというとこにある まあ世界のどこもかしこも オーガニック流行りにゃ変わりないのだろうけど 日本に帰ったときに 食べ物がとっても割高で にんじん一本100円した日にゃ 目玉が飛び出るほど驚いてしまったのをおもいだすわけです ◯ 季節ものの小さなつぶつぶ

¥100