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子どもの成長とともに変わってきた我が家での絵本の役割(日本語絵本)

長女が生まれて14年。
ずっと私と娘のそばには絵本がありました。このnoteは英語絵本をメインに書いていますが、日本語の絵本も英語絵本に負けないくらい大好きで、私の育児になくてはならない存在なのです。

はじめの一冊は、子育て支援として県か市からいただいた『じゃあじゃあびりびり』でした。まだ0歳だった長女がこの本でとても嬉しそうな反応をみせてくれ、そこから図書館に通うようになり、毎日たくさんの絵本を読み聞かせするようになりました。赤ちゃん用の絵本って文字数が少ないから、平気で1日20冊とか読めてしまって、まだ母親としての自信がない私の心を励ますツールでもあったと思います。「赤ちゃんにとっていいことをしてる。赤ちゃんが喜んでる。」と思えて、思うようにことが進まない日でも心が折れずにいられたんですよね。

長女が2歳の時に次女が生まれ、絵本は長女の心に寄り添うツールになりました。『ちょっとだけ』という、妹ができた幼い姉の少し寂しい気持ちを描いた絵本は、当時の長女の状況と重なる部分があり、主人公の名前を長女の名前に置き換えて読んだものです。お姉ちゃんだけど、まだ小さい長女を膝に乗せて読んだあのぬくもりはきっと一生忘れないと思います。

長女が4歳、次女が2歳くらいになると、絵本は姉妹のコミュニケーションツールになりました。字を読めるようになった長女が、次女に読み聞かせをすることで、姉妹の愛情も育まれただろうし、お互いに良き学びになる知的な時間でもありました。長女は絵本を使って次女の先生となり、自信をもって小学生になりました。そして、私と長女による絵本を読み聞かせを聞いていた次女も絵本大好きに育ちました。私が、植物の絵本を読んでからお散歩に連れていくなどして、絵本を実体験に結びつけることを盛んにおこなったのもこの時期だったと思います。『ももんちゃんどすこーい』など、絵本を劇仕立てにして子どもと演じてワイワイ騒いだのも楽しかったなぁ。

小学生になると、絵本は子どもの世界を広げるツールになりました。
低学年の頃は、自分が住んでいる県出身の絵本作家さんの絵本を読んで絵本作家という仕事に目を向けてみたり、昔話で昔に思いをはせてみたり。中学年~高学年になると、科学的なテーマの絵本や、歴史的・社会的なテーマの絵本が活躍しました。『せかいはなにでできてるの?』や『わたしのとくべつな場所』など、素晴らしい絵本とたくさん出会い、その度に私も感動したものです。絵本は教材として非常に優れていると確信し、ことあるごとに図書館で本をキーワード検索して常に貸出冊数の上限くらいまで借りていましたね(笑)『そうたいせいりろん for babies』など、一般的に難解なテーマでも、絵本だからこそ理解しやすかったりするので、高学年になっても親子でその感動をともに味わっていました。

長女はもう中学2年生、次女は小学6年生ですが、6歳の三女がいるので時々三女に読み聞かせをしてくれます。絵本が今、彼女たちのお小遣い稼ぎのツールになっています(笑)日本語の絵本は長さによって1冊10~20円、英語絵本も長さによって1冊10~20円。私が油断していると、短い絵本をたくさん三女に読み聞かせして荒稼ぎしていきます(笑)
でも読んで稼げる長女&次女も嬉しいし、読んでもらえる三女も絵本好きだから嬉しいし、そんな三姉妹の様子を眺める私(お金を支払う人)も嬉しくて非常に健全なビジネスだなぁと思うのです♪

長女も次女も、自分のためにはもう普通の小説やら自己啓発本、ティーンズ向けの実用書的なものを好んで読んでいます。みんなが借りてきた本を一ヵ所に並べているので、子どもの借りてきた本を見て子どもの興味を知ることができて会話につながるし、「あれ?今悩みがあるのかな?」などと変化に気づけたりします。
幼少期から、各自が借りてきた絵本を一ヵ所に並べる習慣があったからこそ、思春期になっても当然のように一ヵ所に並べて親子の良いコミュニケーションになっているんですよね、きっと。
絵本のある育児をしてきて本当によかったです。まだ三女が6歳なので、これからも毎晩の読み聞かせは続けるし、引き続き絵本とともに歩んでいきます。

この投稿が、まだ幼いお子さんを育てる方など、どなたかの役にたてばうれしいです。長文を最後までお読みいただきありがとうございました。



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