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いきなり!ステーキの転落と異様なバッシング なぜ?

いきなり!ステーキ(以下、いきステ)大好きです。分厚いビフテキという、子供の頃に憧れた食べ物をリーズナブルにいただける。好きなものが叩かれたら心情として面白くないのはステーキに限った話ではありません。

もちろんペッパーランチ騒動も知っているし当時はフルバッシングしましたが、最近のいきステ叩きは何なのかと。

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そこで今回は、いきステを擁護しつつ、バッシングの構造を解きほぐしてみたいと思います。


いきステは高いのか?

ランチを1000円以下で済ます層から見れば高いし、3,000円使える人から見れば安い。高い安いは絶対的な指標に成り得ません。常に比較相手を伴う相対的な指標です。

まあ、かつて1000円で食べられたワイルドステーキランチ300gは今1390円ですから、高く「なった」とは言えるでしょう。

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ただ、ゴールド会員(割と簡単に達成できる)ならば市価180円のサントリー黒烏龍茶が無料ですし、29日に肉マネーをチャージすると10,000円で11,500円分の食事が可能。割引率を考えると、今でもワイルドステーキランチ300gは1,000円で食べられるのです。

常連への優遇は強烈で、入会時に1,000円分のポイントをもらえますし、誕生月には300gのステーキ(高い肉でもOK)が無料。正直、やりすぎじゃないかというほど特典を用意しています。

そもそもいきステは他のステーキ屋より原価率が高い。ゆえに原価厨(コーラの原価なんて5円だぜ? 買うやつはバカw) 的な人があまり沸いてきません。

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同業との比較なら「安い」と言えそうですね。


いきステは不味いのか

美味い不味いは個人の嗜好なので比較できません。ただし、先述の通り高い原価率ですから不味いはずがない。さらに仕入れはS Foods(こてっちゃんでお馴染み)を使っていますから品質も問題ない。

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そもそも不味い不味いと連呼する人は一番安いワイルドステーキを食べてるんですよね。

ワイルドステーキはチャックアイ、肩ロースです。濃厚な肉のうま味を味わう部位であり、牛肉に「甘み・脂・柔らかさ」を求める日本人には向かないかもしれません。

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肩ロースは筋の多い部位ですから、きちんと筋切りをしてくれる人が厨房に立っていると、その日のワイルドステーキは美味しい。まあ、ただの運だ。

つまり、いきなり不景気になってしまったのは価格でも味でもない。ならばもう答えは一つしかない。

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