【詩】Sleep, your amorphous
界のない流体の
見えない底を掴もうとして
君が夏と名付けたから
揺らぐ膜干渉のイリデッセンス
融けてしまえ
奏でるのは千のイモータル
海の朝夕を閉じ込めた小瓶
逆さまにして
昼に月星 夜に太陽を
振り混ぜる二層のセレスト
君の瞳に完全環があって
それが最後の探しもの
まだそのことを忘れたまま
奏でられるノヴェレッテン
君の明日と昨日の界を洗うため
海の音楽は眠らない
歌う波のヴィーゲンリート
何もかもを手放して
融けてしまえ
眠れ水に夏のアモルファス
海の代わりに
眠れ君のア