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大雨の中でも マンガミュージアム

 バスをJR二条駅でおり、地下鉄を経由して、ホテルが近い、烏丸御池駅に行きました。時間があまったので、駅ちかの京都国際マンガミュージアムによることにしました 職安が近くにあり、若い人が外まで並んでいました。現実はきっついなあ。

 夫が京都に住んでいるとき、二度ほど、訪問したことがあるのですが、ともかくに、展示が濃い。へばっていたので、グッズだけでも、お土産に買っていこうという主旨なのですが、ぜひ、見てくれっというオーラ、そんなもんないのですが、どうせ、時間が余っているのでと入りました。展示物は、新しい工夫があって、やっぱり、見入ってしまいました。

 海外で展開されている漫画の翻訳本が、まず、あります。ドラえもんが多いのは当たり前ですが、「arms」が多かった。名前は聞いたことがあるのですが、なぜに、そんなに海外で受けたのかな。漫画さんの名前も知らなくて、たぶん、この一作だけが、有名なのですが。AKIRA系の絵柄ですね。

 次は亡くなった作家さんのコーナー、ジョージ秋山さんの作品がありましたか。「アシュラ」やっぱり、すごい。どろどろとした絵柄。ただ、ここに来ると、どうにも、いろんな作品の力に負けて、一作読むのも、やっとなのですね。読み通せないのです。年間パスを買って通われることを、お勧めします。遠くからだと三日ぐらい、いりびたってもいいかも。一日出入り自由なので、ごはんを食べて入りなおせます。

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 見て良かったと思ったのは、紡木たくの「ホットロード」。私がちょうど漫画を見なくなったころの作品だったので興味があったのですね。風景描写がすばらしい。ああ、湘南ってこういう感じだなって思いました。

 著名作家による石こうの手の立体のコーナーがあり、力がこもった色紙もいっしょに飾ってあります。宮崎駿の手もありましたが、色紙はなかったです。半分近くは色紙はないかな。

 ちょうど、館長の荒俣宏さんのコレクション展があって、彼が、かなりの絵画の才能があることと、三田平凡寺のコレクションが印象的でした。

 平凡寺の細密な動植物図すごいですね。夏目漱石の子孫である夏目房之介さんの母方の祖父になると読んだことがあります。彼の変なコレクションは、荒俣さんが保護されているんですね。ここも疲れる。研究者系の人は日々こういった玉石混交の場におられる体力があるのですね。

 ここは年度ごとのコレクションがあって、最新作もセレクトされた形で読むことができます。京都はお寺やグルメだというだけでなく、教養系の楽しみがあります。続きます。




 

 

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