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白菜いろいろ

 農協で新鮮で大きな白菜を買ってしまった。買ってみると早く食べておきたい。そうだ、つけものだと思って、クックパッドをみると、白菜のページは大繁盛中、この時期、みんな考えることはいっしょで、白菜をいかに食べるかだった。家族数がへったこの時代、小さな食べきりサイズの白菜を生産してくれと、せつに思うのだ。人気一位の即席漬けを作ってみる。塩と砂糖をつかうらしい。砂糖多すぎないかレシピを見ながら思うが、へたに手抜きして失敗するのが怖くてそのとおりに作る。食べてみるとやはり甘い。今度同じものを作るときは砂糖を減らそうと決心する。まあ、リピートしないと思うけど。

 古典だったら、安くつくなと思い、図書館で、岩波文庫の三遊亭円朝の「真剣累淵」「牡丹灯籠」を借りてみる。最近、落語にはまっているのだ。読みやすい。まるで、今の時代劇の脚本を読んでいるようだった。なるほどなあと、感心する。前者は話が長くてまだるっこいが、「牡丹灯籠」はドロドロの話だけど、清潔感のある話でまとまっている。今でも、語られるはずだ。ふむふむと読みながら、白菜のつけものをときどきかきまぜていた。

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