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#実朝

実朝さん

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世の中はつねにもがもななぎさこぐあまの小舟の綱手かなしも

師匠の藤原定家が百人一首に取った歌です。
この歌は小舟が流されて遠くいくの悲しむ漕ぎ手を描いているのですけど、世の中は平穏に動くことが少なくて、むなしいことを歌っていると思っています。世の中のありさまを歌う、こういう感覚が当時でもめずらしい。ものすごい虚無感も感じます。

ものいはぬ四方のけだものすらだにもあはれなるかなや親の子をおもふ

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