不幸

私だけが楽しくて私だけが幸せという不幸

あなたがくれてから好きでもないベリーのルイボスティーが好き

あなた宛の荷物がウチに届くというようなことで生きていける気になる

思い出を取り出して磨いている
優しい言葉を反芻している
すぐ隣の罵倒を不幸を踏まないように慎重に

お前が死ぬか、俺が死ぬしかないと言っていた
あなたはいつも正しい

裏切られ続けている
本当に死んでしまったかもしれないと思った日から、ずっと死別の練習をしている

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