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ジャニー喜多川氏の性加害に関する考え

ジャニー喜多川氏による所属タレントへの性加害問題について、私なりにショックだったので書き留めておきたい。

何がショックって、ジャニー喜多川氏が所属タレントを凌辱している、という話は公然のことだったのに、メディアや世論が今になって「けしからん」と言い出している、そのこと。

20年以上前にセクハラに関する裁判もあったし、赤裸々な『光GENJIへ(北公次)』も出版されて広く読まれているし、知っている人は多かったはず。

もうずっと、ジャニーズのタレントを見るたびに、『あのじいさんにしゃぶられて売れてきた』ってイメージがちらついて、かっこいいとか可愛いとか思えない。どっちかっていうと、かわいそう。

ジャニー喜多川氏が生きてる間に指さして非難する勇気がないだけでなく、ジャニーズをもてはやして性加害に加担していたのだから、メディアは加害者だし、そのこと、自分でよくわかっていると思う。

黙認してきた理由は、メディアが壮絶な生存競争に明け暮れ、皆が良しとしているものに楯突けば競合に足をひっぱられつまはじきにされるからなのだろう。
おまけに誰も喜ばない。
視聴者や読者もゴシップ程度なら喜ぶけれど、ジャニーズの存続を問う!というテーマは喜ばない。
ファンは激怒するだろう。
要するに、得が無いからやらない。

今、風向きが変わって、「性加害を非難しないと困った立場に追い込まれる」という形勢になってからしたり顔で「どうなっているのでしょうか?」って言ってるアナウンサーやコメンテイター、それを言わせているTV局、
私は見て震えてます、恐怖で。

彼らに実体はない。
なにがしかの実態があったとしても、少なくとも主体はない。

私が興味があるのは、ジャニーズに息子を入れたりする親、ジャニーズに血道をあげるファン、彼らが今までどうやってジャニー喜多川の性加害問題と折り合いをつけてきたのか、ということ。
『ただの噂』
『嘘に決まってる』
『そんなことを言ったら周りの人に変だと思われる』
……とか思ってたのかな??
中には賢い人もいると思うんだけど、不思議。

ジャニー喜多川氏の功績と性加害を切り離して考えるべき、とかいう人いるけれど、
そもそも児童を捕食するペドフィリアが功績を上げられる世の中で良いんでしたっけ?

死ぬまでとっかえひっかえ美少年の体をほしいままにして天寿を全うしたジャニー喜多川氏。生きている間に十分に報いを受けるべきだったのに、この世は耐えがたいほどに不公平だ。

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