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迷惑メールが送られてくるわけ【情報リテラシー論】

 第7回情報リテラシー論は連絡手段の多様化・インフラ化のお話で、特にメールアドレスを使ったやり取りについて重点的に話していただきました。

 メールアドレスを作ると必ずついてくる迷惑メールの問題。迷惑メールについて調べることで、情報の管理など、これを機に気を付けたいなと思いながら書きました。


どうして迷惑メールが送られてくるのか?

迷惑メールが送られてくる原因として考えられることとして以下の4つが挙げられます。

  • メールアドレスを打ち込んだ

  • アドレスが収集された

  • アドレスが売買されている

  • コンピューターが自動生成したアドレスにとにかく送っている

1. メールアドレスを打ち込んだ

 何かのサイトでメールを受け取ることに同意してアドレスを打ち込んだけれど、後になって迷惑メールだと思うようになったというケース。法に乗っ取ったサービスや告知であれば、購読を停止する方法が書かれているはず。

2. アドレスが収集された

 授業で話のあった、会社のウェブサイトなどのメールアドレスの記載がある箇所をロボットが自動的に見つけて送りつけてくるというもの。メールアドレスの部分を画像に変えるなど、対策はしないよりはした方がいいでしょう。

3. アドレスが売買されている

  メールアドレスを打ち込んで受け取っていたメールの購読の中止した後、別の組織からメールアドレスが送られてくるということがあるようです。もしかするとアドレスの売買が行われているかも。
 ウェブ上には占いや性格診断、適性診断といったものの結果をメールで受信するものがよくありますが、アドレスと年齢や性別が紐付けられるため、迷惑メールを送る側には有益な情報に。入力する前に怪しいサイトではないか確認した方が良さそうです。

4. コンピューターが自動生成したアドレスにとにかく送っている

 コンピューターが自動的にありそうなメールアドレスを生成し、そこに送りつけているというもの。もしどこにもメールアドレスを書いた覚えがないのであれば、この可能性が高いでしょう。
 反応を返さなければそのアドレスが存在していることがバレることはないので、心当たりのないメールは無視しましょう。

迷惑メールの実例

 迷惑メールには広告や宣伝、アドレスを打ち込ませるものから金銭を要求してくるものまで様々です。私に実際に送られてきたものや、調べていて自分が厄介だと思ったものをいくつか紹介します。

・ 著作権に関する異議申し立て

 SNSの投稿に問題があったというような内容。連絡先を問われる。

・ 緊急のログイン確認

  有名企業を名乗り、メンテナンスをしたのでログインできるか確認してほしいと偽のurlを貼り付けてあることがある。

・ ストレージがいっぱいです

 容量不足で送られなかった分のメールを送るためにアドレスを教えてくださいというもの。

・ 荷物を配達しましたが不在でした

 再配達のための個人情報を聞いてくる。

・ アカウントを停止します

 これも有名企業を名乗り、すぐに返信するよう求める内容。

・ 支援金がもらえる

 コロナ禍で給付金の給付があったため、騙される人が増えたもの。

・ あなたのデバイスをハッキングしました

見分けるには

 多くの詐欺や、情報を盗むためのメールには以下のような共通点があるとされています。

・ 日本語が変 (改行、句読点、フォントなどを含む)

・ 「緊急」「至急」という言葉が書かれている

・ こちらにメリットしかない内容

こういったものには注意が必要です。

送られてきたらどうする?

 基本は無視するべきでしょう。報告したり、迷惑メールの情報を集めている場所に転送するとなおいいかもしれません。

 私も実際に、英語の軍隊の指令のようなよくわからない文章がメールに送られてきたことがあります。色々調べた今、そういったメールに不安になって「送る場所間違えてませんか」といった返信を送り返すことを期待したものだったのかなと思いました。

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