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拾遺詩編

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2017年6月の記事一覧

降り積もるにあたいする日々

朗らかなカラスたちが楽しげに話しかけてくるとなりのビルの屋上から
夕方になってしまった
もうどこを掘っても地層がないので
きみは跳ねるように歩くしかない
折り重なってたおれたきみたちの死骸が地層だった時代を
さながら今日の生きにくさを嘆くように朗らかに鳴くしかない

いかにも楽しげに迎えた夕方の残り半分をきみは悲しげに見送った
暗がりに電気をつけて
夢を終わらせるものを書きながら
突然馬車にとびの

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