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子どもにとってのんびりする時間は、安心の時間。そこがあって、動き出す。

おはようございます。火曜日のyakoです。

昨日は、何も動かない日で。おかげさまで、休養とはこういうことですね。
のんびりできるありがたさ・・・。
見たかった番組を見て、半径1メートル以内で全てを済ます1日も大好きです。

誰にも邪魔されない。自分のペースですごす時間。

子どもの持っているのんびりする権利。(子どもの権利条約)

もともと子どもだった経験のある人は、一度は聞いたことある話かと思います。

1989年「子どもの権利条約」は国連で採択され、1990年国際条約として発効しました。日本は1994年4月22日に批准し、1994年5月22日に発効しましたものです。
「子どもは、だんだんと人間になるのではなく、すでに人間である。」ヤヌシュ・コルチャック
のドイツ方の提言を取り入れ、作られているそうです。

保育士の私にとっては、『子どもの最善の利益』のために、頭い置いておきたい条約です。何度か勉強会も行われてきました。

今日は、一つだけ。取り上げます。

「子どもの権利条約」31条に、遊びに関する権利
【第1項】
全ての子どもには、休む権利、レジャーの権利、遊ぶ権利があり、年齢に応じてレクリエーションを楽しみ、文化的、芸術的活動に自由に参加する権利がある。
【第2項】
締約国は、子どものこれらの権利を尊重し、どの子どもも文化的、芸術的活動やレクリエーション活動、レジャー活動に参加できるように環境を整えなければならない

遊びに関する条約なのに、まず最初に「休む権利」という言葉から始まるのが肝のような気がしていて・・・
全ての子どもに
ゆっくりしてもいいんだよ。のんびりしてもいいんだよ。
の権利がこどもにあります。

ほっとできる。無防備な自分を出せるのは、安心できるからです。
この安心できる環境は、実は当たり前のようで当たり前ではないとではないか??と思ったりもしています。

31条は、『忘れられた条約』として何度か話題に上がったことがありますね。
子どもにとって、結構大事なことを言っているのですが、なかなか浸透が難しい。

例えば・・・子どもがゴロゴロしていると、ついつい声をかけたくなる。
「何してるの??宿題やったの???」

とか、保育現場でも一人でゴロゴロしてると・・・
「ゴロゴロしてないで遊んできたら??」

と言いそうになりますが、この条約からみれば休むことも大事な権利なのです。
安心できる環境があることを、誇っていいような気もします。
その時間を保障した上で、その子が自分で動き出すのを見守ってもいいのではないか??動かすのではなく、動きたくなる環境を整える方が大切ではないか??

と私は読み取れます。

昨日、本当にぐうたらしたんです。もう、完璧にスイッチが入らなかった。
でも、そういう時間があると、急にスイッチが入ったりしますね。そして、急に今までできなかったことができちゃったりします。

『休む権利』はめちゃくちゃ大事なんです。

忙しいに慣れてしまった大人は、「のんびりする」ことを赦せない心が出てきたりします。不思議ですね。きっと、いっぱい頑張ってるからですね。

そんな時のんびりとゴロゴロしてる子ども 自由な子どもを見ると、ちょっとイライラしちゃったりするんですよね。
私と一緒に頑張ってくれ〜!!!私だけがんばらせないで、お前さんも頑張ってくれ。みたいな気分かな??私も保育士をしていて、何度かそんな気持ちになり・・・・

その子には、その子の時間軸があって、自分ごとに巻き込むのも変!
と気づけたのでよかったですが、自分の思い込みや思考のくせに気づけないと、厄介です。(でも、気づけないのが人間ですね)

土曜日保育のところにも書きましたが、
今は、大人も子どもものんびりできない社会になっているんです。

それは、個人の問題ではなく、社会が大きな流れの中に巻き込まれてるのですね。
なので、のんびりする権利は、与えられたものではなく、当然ある権利なので、どんどん大人ものんびりするのがいいですね。



もし、そんな時間はない!
という人がいたら、子どもと一緒にゴロゴロししちゃいましょう。

最近、私は、意図的に一緒にゴロゴロしています。
「あなたがゴローンてしたいのわかるよ〜」と口には出しませんが、一緒にやっていると子どもも少しほっとするような気がするのです。

3月4月は、特に休憩タイムをたっぷりと・・・

変化の時期です。

就学前、学年の変化。大きくなればなるほど、変化に気づきます。
また、春は体も大きく変わる(ヨガインストターの視点)
そんな時、「がんばれ」「がんばれ」と応援されると、きつい子もいるのです。
十分頑張っています。よく観ていると、わかります。

眼差しが、気持ちが、もう先に先に行こうとしていること。
そんな時に、「ほっ」とできる環境を用意してあげたい
ものだと思います。

子ども(人間)は、本来自分で自分の行動を決められます。誰かに指示されなくても、動ける。
そこを信じてあげたいと思います。自分にも身近な人にも。

新しい朝は、希望の朝
今日も素敵な1日が待ってます。いってらっしゃーい!
また明日。





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