#60 【TONE(5967) 事業推移】営業利益率18%！

今回はTONEについて取り上げます。

会社概要

同社は、レンチとボルト締結機器のメーカーとして、誇り高い長い歴史を持つ企業です。1949年に設立され、長い年月を経て、海外の売上比率はなんと23%です。

 "TONE（トネ）" ブランドの下で、幅広い工具を製造販売を行っています。このブランド名には特別な意味が込められており、河川にちなんだ名前であり、同時に英語としても意味を持っているようです。

ハンドツールや電動・エア工具、測定機器など "締付" をキーワードにした多彩な製品を開発・製造・販売する、世界でも稀有な総合工具メーカーです。

業績推移

2023年5月期の通期決算報告によると、売上高が前期と比べて6%増の68億円となり、過去5年間の平均年間成長率も2.14%となっています。営業利益率も18.0%と高水準で、同社のビジネスの安定性と成長性が明らかになっています。

コスト構造

売上原価は2017年の51.4%から2023年の55.5%まで上昇傾向にあり、最初の数年間に比べてやや安定しています。一方、販管費は2017年の24.4%から2023年の26.5%まで上昇しており、特に2021年から2022年にかけての増加が顕著です。

財務状況

2023年5月の自己資本比率は85.7%でした。また、有利子負債は0億円となっています。

流動負債は期間中に変動がありますが、全体的には安定しています。2019年から2020年にかけて減少し、その後再び増加しています。

固定負債は2017年から2023年まで減少傾向にあります。これは企業が長期的な負債を減らし、資本構造を改善しようとしていることを示唆しています。

2017年から2023年までの期間において、企業の純資産は着実に増加しています。特に2021年から2023年にかけての増加が著しく、企業の価値が大幅に向上していることが示唆されます。

2023年5月期を見ていきます。

総資産は113億円で、うち流動資産が69億円、固定資産が44億円となっています。現金は55億円です。

負債は16億円で、うち流動負債が14億円、固定負債が2億円です。

純資産合計は97億円で、そのうち資本金が6億円、資本剰余金が8億円、利益剰余金が83億円となっています。

キャッシュフロー

当社の営業CFは2019年度から2022年度にかけて、着実にプラスとなっております。

長い歴史と確かな品質に裏打ちされた信頼性を提供し、お客様のニーズに応えておられます。

本日も最後までお読みいただき本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。