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#26 高級二輪乗車用ヘルメットシェアNo. 1!営業利益率は29%!「SHOEI」の事業推移

注目企業を取り上げていきます。
今回はSHOEIです。

会社概要

高級二輪乗車用ヘルメットシェア世界首位。販売先はドイツ、フランス、イタリア、中国、アメリカなど海外へ積極的に販売しており、売上の海外比率は79%と大きく占めています。また、最大の強みは「Made in Japan」であり、設立した1959年からこの60年間、デザイン性、機能性、安全性など商品力を磨き上げ、SHOEIブランドを築き上げてこられました。本社は東京都台東区。最寄駅は御徒町駅ですね。工場は2拠点。茨城県稲敷市と岩手県一関市にあります。


業績推移

売上高、営業利益

2022/9月通期の売上は290億円と、前期末の238億円と比べて52億円増(YoY 22%増)です。成長を続けています。5年間のCAGRは13.1%。営業利益率は驚異の29.2%となっています。5期平均の営業利益率は25.4%

コスト構造

次にコスト構造を見ていきます。
売上原価、販管費共に対売上比率は年々減少しています。22/9月期の売上原価は54%と前期末に比べて3pt低下、販管費率は16.6%と前期末に比べて0.6pt低下。



財務状況

22/9月期の自己資本比率は79.6%です。借入金はありません。財務基盤は安定しているといえます。



BS全体を見ていきます。

総資産

22/9月期の総資産は294億円です。
流動資産が235億円、固定資産が589億円です。流動資産のうち一番多いのが現金で139億円。その次が売掛金で29億円、商品が25億円となっています。有形固定資産が47億円です。

負債

負債の合計は65億円です。流動負債が54億円、固定負債が11億円となっています。

純資産

純資産の合計は229億円。そのうち、資本金が14億円、資本剰余金が4億円、利益剰余金が211億円です。


キャッシュ・コンバージョン・サイクル

CCCは68日。2022年9月期は、売上債権回転期間が41日、在庫回転期間が58日、仕入債務回転期間が31日となっています。


キャッシュフロー

最後にキャッシュフローです。
綺麗なグラフになっていますね。22/9月期を見ていきます。

営業キャッシュフロー

主な増加要因は、税引前当期純利益による資金の増加85億円、減価償却費による資金の増加10億円等です。 主な減少要因は、棚卸資産の増加による減少11億円、法人税等の支払による資金の減少20億円等です。

投資キャッシュフロー

減少要因は、生産設備の維持・増強のための有形固定資産の取得16億円等です。

財務キャッシュフロー

減少要因は、配当金の支払21億円等となっています。



以上、SHOEIの事業推移でした。
今回も最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。


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