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●著者から返信来た

●著者から返信メール来た

私からの問い合わせは以下の通り。
FAOの発表している国別農薬使用量の
元データありますか?
返事:調べてみます。

「SDGsから考える世界の食料問題」
小沼廣幸著
 
著者はFAO(国連食糧農業機関)に35年勤めたという
農業の専門家。
 
2050年には97億人になる。
2050年には、50%の食料増産が必要(2012年比)。
世界の畑は、あと5%程度しか増やせない。

日本の「農業を魅力あるビジネスの場とすることです。」
「日本を食糧輸出国に成長させ」
うんうん、そのとおり。

ところで、
FAOといえば、
単位面積当たりの農薬使用量を重さで比較したデータ
を発表しています。
日本が一位や上位になるようにグラフを切り取って、
不安をあおってショーバイする人たちに利用されています。

が、私の調べでは以下の通り、
日本が世界一になったことはありません。

2010年 10位
2016年 16位
2019年 26位

ただ、これらデータは私には二次情報なので、
一次情報の提供を依頼してみた。

仮に世界一の国でも、その国の農産物がすべて、
「農薬まみれ」ではありません。
 
国内なら、
北海道と長野県では、作っている作物が違うので、
使う農薬も異なります。
それを一緒くたにして重さで比較しても、
意味がありません。
 
農薬会社に30年もいたので、
こういう統計資料を見ると???と
気付くのです。
 
世界では、
日本でほぼ作ってないコーヒー、カカオ、
アーモンド、アブラヤシ、綿など、
いろんな作物があります。
 
出る病害虫も違うので使う農薬も違う。
一緒にしてはいけません。
 
こんな話に興味ある方、
勉強会も企画してます。


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