戦争を始めるのは誰か(渡辺惣樹、文春新書)
桁外れに凄い作家がいる。
渡辺惣樹氏だ。
世界史の見方を根底から揺さぶってくる。新たな視点を提示してくれる。
極めて刺激的な読書体験が出来る稀有な作家である。
本書「戦争を始めるのは誰か」は名著だ。
第二次世界大戦が何故始まったのか。
少なくとも現代の常識や常識とされている史実だけで読み解くのは危険だ。実に多くの要素が絡み合い第二次世界大戦に突入している。
渡辺惣樹氏はFDR(フランクリンデラノルーズベルト)やフーバー大統領、米国民主党に関して非常に重厚な論を展開されている。
私は彼の著書群に出会えたのは邂逅だと思っている。
草思社文庫からも、渡辺惣樹氏の骨太で充実した著作群が出ている。
戦争を始めるのは誰か、本書を読まれたし。
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