見出し画像

『Silent』 大切な人は音のない世界で生きていた

木曜ドラマ『Silent』が良すぎる!!すごくいい!!
日本のドラマで1話から引き込まれたのは久々です。既に3回以上見たくらいハマってしまいました。

すごく自然でリアルな会話シーンや美しい景色、回想シーンと現在の変化もとてもわかりやすい。


※以下ネタバレを含みます。


まずは好きなシーン3選✨

「雪の中でサッカーしたらボールが大きくなるね」
高校生カップルが楽しそうに会話してるシーンから始まり、雪の静かな音を聞いている所に、青羽がはしゃいで佐倉が「うるさい」って微笑みながら言うシーンは本当に素敵だったのだが、まさか後半に同じ「うるさい」のセリフでこんなにも切ない『うるさい』を目の当たりにすることになろうとは、、、

◆『告白のシーン』も本当に素敵だった。
佐倉がイヤホンをつけて音楽を聴きながら下校してる所に、青羽が走って追いついて
青羽:「好きです。付き合って下さい」
佐倉:「何て言ったの?(←笑顔でイヤホン外しながら/絶対聞こえてた(^o^)青羽:「何聴いてるの?」って言ったの。ってごまかす所かわいかったし、
この後、曲の話の流れでこの曲好き→『俺も好き=俺も青羽の事好き』をかけてる所が最高に良かった!!この一連の流れが胸きゅんポイントだらけだった♡
高校時代の青春が詰まっているようなシーンだった。

湊斗と青羽が月を見ながら歩くシーン
湊斗:晴れてるね。
青羽:夜に『晴れてるね』って言う人いるんだ。
湊斗:だって月が出てる。
青羽:そういうとこ好きだな。

すごくオシャレでほっこりしたシーンだった。何気ない日常のカップルの会話が自然体ですごくいいなと思った。


Silentを見ていて、『オレンジデイズ』や『僕らがいた』を思い出した。
オレンジデイズでは耳が聞こえなかったのは女性の方で、しかも出会った時から耳が聞こえず話せなかったけど、今回のSilentでは2人が会話した記憶が鮮明にあり、しかも青羽は佐倉の『声が好きだった』比重も大きく、そして2人でいろんな曲を聴いた思い出があるから尚更辛い。
『僕らがいた』では同じく高校からの話で、主人公2人が両思いで付き合っていたにもかかわらず、相手の事を思って別れて数年後その親友と付き合っているという所だ。どちらにしても辛すぎる。
1話でここまで苦しくなったのだから今後は一体どうなってしまうのだろうか。

圧巻の2分40秒手話シーン。
このシーンを何度繰り返し見た事だろう。
第1話のクライマックスー8年ぶりの再会。

本当に佐倉の溢れる想いが爆発して(相手が手話わからないからこそ思ってる事をぶちまけているように感じた)泣きながら手話で思いの丈を伝えているシーンで泣かずにはいられなかった。そして青羽の気持ちもすごくリアルに伝わって『えっ?どういう事?』っていう心情と、必死に理解しようとするけどやっぱりわからなくて、でも相手の表情やしぐさから言いたいことは少しわかるような気がして辛くて泣いて、、、、
本当に心の機微が素晴らしく、私自身かなり感情移入してしまった><

画像1

画像2


手話と表情でこんなにも感情が伝わるものかと胸が苦しくなった。

世界トレンド1位になったのもすごく頷けた。

完全オリジナル脚本という事も

セリフっぽくない、日常に散らばっているリアルな言葉の数々も

書き下ろしで主題歌を担当したOfficial 髭男dismさんの『Subtitle』が絶妙なタイミングで流れた事も

1話目から映画を1本見たような満足感、スピード感、適度な情報量である事も全ての塩梅が素晴らしく、今後益々目が離せない。

脚本は生方美久さんで看護師として働きながら脚本を書き続けたお方✨
坂本裕二さんをリスペクトされているという事でうむ、なるほど。納得だ。

本当に来週が待ち遠しい。
見てない方は是非見てほしい。オススメの作品です❄


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?