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『Silent』第5話ー丁寧な別れ。キラキラとぽわぽわ

開始10分で既に号泣してしまった。
そしてラスト10分でもまた号泣させてしまう脚本どうなってるの。
感情乱されまくってしんどい。ここまで感情移入させるの凄すぎる。

回数追う毎に期待を超えてきてくれる。
え?映画?これ?
って思わされる程濃い5話でした。


※以下、ネタバレあり。


3話から湊斗に惹かれつつ、5話で完全に恋に落ちました(笑)
ドラマでは紬と湊斗の関係はClosure[訳:しっかり別れてけじめをつけること]で終わったところなのに(笑)
5話は本当に見所の嵐だった。
54分でこんなに綺麗で丁寧に別れを表現できるんだと心を打たれた。


前半で湊斗が紬に別れ話をしている所で

「俺がもう無理」
「優しくできなくなる」
「紬にも想にも嫌われたくない」

前半

ここのセリフから湊斗の気持ちがすごく伝わってきた。
湊斗は、想と紬こそがやっぱり『運命の相手』だと思い込んでいて、再会して変わってない想の性格に、やっぱり1番好きな人には1番好きな人と一緒にいてほしいと思ってしまったんだろうなぁ。
そしてそんな思いを抱えながら自分も紬と向き合えないって悟ってこの決断したのかなって。(これから先も心のどこかでずっと考えてしまうから)
現に、ずっと「俺じゃ無いと思ってた」とか「紬が想と再会したらどうしよう」ってずっと考えてたって言ってたしね。


紬が泣きながら無言で湊斗にゼッケンで何回も叩く所、気持ちが伝わりすぎて痛かったなー(泣)
紬だっていっぱい言いたい事、思ってる事いっぱいある中で湊斗にそんな風に言われたら何も言えなくなるじゃんって。
無言の抵抗するしかないよねって。この動作から伝わった。


個人的に第5話で好きだったシーンは、
親友の真子ちゃんが湊斗をファミレスに呼び出して、
「第三者から見た恋愛中の可愛い紬のプレゼンしにきた。相手別のね」ってとこ最高だった!

佐倉君といる時の紬はキャッキャッしてて『キラキラ』してた。
戸川君といる時の紬は穏やかで落ち着いてて『ぽわぽわ』してた。

中盤

あーなるほどなーって凄く納得した。
巷でよく言われてることに当てはめるなら、
恋人にするなら佐倉君タイプで、
結婚するなら戸川君タイプという感じだろうか。

でもやっぱり恋愛ってキラキラを経て安心感に変わって結婚に繋がっていくのが理想だと思うからもちろん両方体験できたらいいんだけどね。

この2人の対比をしっかり伝えた上で、真子は(自信の無い)戸川君に
『大丈夫だよ。いろんな形があってさ、紬はちゃんと戸川君の事好きだったんだよ』(どうしても湊斗は高校で付き合ってる2人を見てるから自分と比べちゃってた部分あるからそれで自信無くしちゃってたと思うけど、そうじゃなくて、佐倉君は佐倉君の良さがあって、戸川君には戸川君の良さがあって、どっちも紬は幸せそうだったから比べる必要無いよ)って伝えたかったんだろうなぁ。それがこの会話に全て詰まってるなぁって思うと
やっぱり周りの人達が優しくて胸熱でした。

そして第5話の1番の見所は、
紬がハンバーグ作りながら湊斗と電話してるシーンだろう。
ここで本当にお互いが伝えたい事言えて、前に進むけじめがつけれた素敵なシーンだった。

ここで紬も
「頑張って可愛くしようとか緊張感無くて、家族みたいで安心しきっちゃててそれが居心地良かった」
って本音を言えたの良かったし、その上で

「好きだったよ」
「この3年間ずっと1番好きだった人だったよ」

後半

この言葉に湊斗は救われただろう。
これから自信もって新しい恋に進んでほしいと願わずにはいられない。

からの回想の”ふわふわのピン”の下りも良かったなぁ。
そんな思い出があったんだねーって。

特に紬の一言が強く心に残った。

「好きな人が言う可愛いはね、強いから威力が」
「中学生の時に買ったヘアピンも捨てらんなくなる」

ラスト

これは女の子は結構共感するとこ多かったんじゃないかなって。
好きな人から言われた自分にとって嬉しい言葉ってやっぱり覚えてるし、
その何気ない一言の威力はスゴイよね。


5話は本当に濃くて素敵なシーンが多かったなぁ。
音を無くす演出とか
電話越しから聞こえる相手の声からでも表情がわかったり
回想シーンの挿入のタイミングとか
主人公じゃない人に思いっきり感情移入できたり
恋愛って苦しかったり辛い事もあるけど
やっぱり素敵なもんなんだなぁって思わせてくれたり
そういういろんな感情を引き出してくれるSilentに改めて感謝です✨






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