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知名度0からのYoutube登録者数1000万人を目指す戦い③演出編

元々はアニメ制作ツール「VYOND」を使うはずだった

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VYONDを使ったアニメーション

元々、この「Crazy for food」を立ち上げる際に、運営会社の人間から「VYONDを扱えるクリエイターが見つかったので、何かアニメを使った企画は出来ませんか?と相談されたところからスタートした。そもそもfoodots.では、「日本の豊かな食文化を世界に発信する」のがサービスの前提である。その中で、アニメを使うならばと考え、時空を超えたものにするか?(例えば、江戸の料理を再現風に紹介する)変わった日本食をニュースのように紹介すべきか?いくつか候補を上げる中で圧倒的にやりかたった企画が「料理コミュニティチャンネル」であった。そのベースには私自身の2年程、ドイツで暮らしで体感した、異国での食の出会いが驚きに満ち溢れていた記憶である。そこで「食」をテーマにした異文化交流を図りたい。収録はZOOMにするがあの味気ない画面構成をアニメを使えば、ぶち壊せるのではないか?そう、考えたのがきっかけである。(コロナ禍という環境がZOOMを使うきっかけであり、コロナ禍が生んだエンターテイメントでもある。)

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当初、想定していた画面構成

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現在の画面構成。

どのような画面構成で行くのかは随分、悩んだが上記の形ならば料理の写真を出してトークが出来、絵変わりもするから飽きない演出になると考えた。ファッションや個性をにじませるキャラクターにMCの柴犬を配置する。柴犬については、「日本」をイメージさせるアイコンであり、今現在、柴犬人気が高いこともあり、視聴ターゲットである大人の女性に刺さるのではないか?と計算をした。

計画がまさかのとん挫。そこから生まれたアバター

上記の画面構成が閃いた時点で、企画の成功への自信はかなり高まっていた。というのも長年、放送作家をする中で意識しているのは「勝負は2秒」であると考えていた。多くの関連動画がサムネイルで紹介される中、数多くの作品に埋もれてしまっては負けてしまう。そのためには視聴者に「なんか、気になる?」と思わせなくてはいけない。

考えてもみて欲しい。缶ジュースでもいい、ザッピングするテレビでもいい、アダルトビデオのパッケージでもいい、選ぶ時間の「勝負は2秒」である。人間の行動において、直感的に刺さるものを作らなければ、選ばれることはない。しかしだ、肝心、要のVYONDクリエイターと会社側で契約が上手くまとまらずに、アニメを制作してくれるものがいなくなってしまった。そこで、急遽、探し出したのが「Facerig」という現在、使っているアバターソフトであった。

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どうやって操作していいか分からなかったので自分でやるしかなかった。年間契約でも2千円足らず、価格が安いのは大きな魅力だった。キャラクターについては正直、もっと元々掲げていた主婦の個性に寄り添ったキャラクターにしたかったが、仕方なしの処置であった。少なくとも日本人ウケするキャラではないが、今現在、結果としては世界の人には問題なく受け入れられている。今後、ここに関しては番組の成長に伴い、変化していくだろう。

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アバターを使うことで犬を瞬間的に大きくしたり、演出の幅が広がったことは大きかった。何より、私自身がソフトを扱えることで意思疎通で困ることがない。(自分の好きな通り出来るのは実は大きかった。)

Cydonie Brownとの出会いによって顔出しの演出へ

前回の記事で

Cydonieとの出会いの話を書いたが実は当初は出演者に顔出ししてもらうことは想定はしなかった。「普通の主婦だし、一体どんな人なんだろう?」とラジオの如く、想像力をかき立てるぐらいがちょうどいいと考えていた。しかし、Cydonieのあまりにも強烈なキャラクターを出さないのはもったいないと考え、当初の考え方を改め、顔出しへと舵を切った。これはひとえに、アニメ演出が出来ないことで、本人っぽさが伝えきれないことを考えれば当然の帰着ではあった。

制作におけるポイントはこのようなものだ。そしてここからが現在のメインの戦いになる。それは、作ったものを広めるPRである。
パート④へ続く



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