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商品を買う理由は「品質」よりも「タイミング」【キンコン西野】

このnoteは2021年8月24日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

今日は、「商品を買う理由は【品質】よりも【タイミング】」というテーマでお話ししたいと思います。

先に言っておきますが「品質なんて、どうだっていい」という話じゃございません。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

お知らせ!手越さんに竹之内さん×スナック西野

月に2度、僕のお友達を僕のお家にお招きして、お酒を呑みながら、「現在進行形で取り組んでいるお仕事」についてネホリハホリ聞いていく『スナック西野』という月額590円のYouTubeの有料チャンネルがあるんですけど、先々のゲストのラインナップをお伝えすると、まず来週のゲストは、元りらくる創業者の竹之内教博(たけのうちゆきひろ)さんです。

そして、その次が手越祐也さん。

そして、その次が、昨日、収録がありましたが、今、イケイケのサービスを作っている、あの方にお越しいたただきました。

近々、発表しますが、とにもかくにも、登場人物全員バッキバキの人達ばかりで、お酒を呑みながら、あれやこれやと喋っております。

全ての回でクリーンヒットを打っておりますので、是非、ご覧ください。

興味がある方は僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の画面下にあります「メンバーになる」をクリックしてみてください。

よろしくお願いします。

お知らせ!Voicyのプレミアム放送『白熱教室』

そして、もう一つお知らせです。

『白熱教室』と題しまして、このVoicy内で、3〜4日に一度、プレミアム放送をやっておりまして、昨日も、収録がございました。

内容に関しては、「西野先生のオンライン講演会」です。

そして、毎度、お伝えしておりますが、昨日も、熱量がバグっていて、たぶん、声のボリュームが間違っています。

現在進行形で取り込んでおりことなので、もう、スイッチが入りすぎちゃうんです。

昨日は「集客」ではなくて、「お客さんが離れる理由」をテーマに、深堀りさせていただきました。

収録前にチョコレートを放り込んで、糖分M A Xで熱い授業を展開しておりますので、もしよかったら覗いてみてください。

Voicyのプレミアムリスナーのところから、チョコチョコっと入れると思います。

よろしくお願いします。

eluへの宮古島の映画館応援の出品タイミング

さて。そんなこんなで、本題です。

昨日の『スナック西野』の収録で、少し話題に上がったことに関して、ここでもチョットだけお話ししようと思うのですが(詳しくは「スナック西野」で)、結論から言うと、「お客さんの感情が動いたタイミングで出品できなかったら、もう、ほぼ買ってもらえないよね」というところです。

先日、新型コロナウイルスの感染拡大で窮地に追いやられている宮古島の映画館を応援しようと思って、eluに絵を出品して、その売り上げを全額寄付させていただいたんですね。

「500円✖️1000個―サイト手数料」なので、「約47万円」です。

その時は、一晩で1000個が売れたわけですが、やっぱり「お客さんの感情が大きく動いた時に出品できた」というのが大きかったと思うんですね。

その日は、宮古島のコロナ感染が「世界最悪レベル」というニュースが出た日だったんです。

そのニュースが出た2週間後に、同じことをやっていたら、同じ結果にはならなかったと思います。

気分を逃さないスピードとタイミング

YouTube講演家の鴨頭さんがご自身でクラウドファンディングのプラットフォームを作られた理由の一つに、「スピード」という理由をあげられていて、それ、すっごく分かるんです。

今を逃すと、もうチャンスなんてやってこないので、「申請」「承認」までに2〜3週間かかっちゃうのは、やっぱりツラい。

お客さんが商品の品質だけで、その商品を「買うor買わない」を決めているかというと、それは大間違いで、「買いたい」という気持ちが一定量を超えた時に買ってくださるんですね。

つまり「気分」なんです。

これも僕の中で明確にデータが取れているんですけど、「elu」に出品する作品を、普通に商品棚に並べてた時と、作品を描いているところをインスタライブとかでライブ配信をした直後に出品した時とでは、作品が売れるスピードが全然違うんです。

当然、後者の方が圧倒的に売れる。

もう、お客さんの気分が高まっているからです。

「バナナの叩き売り」で売られているバナナを、「後日、ネットで買えます」とか言われても、たぶん、買わないと思うんですね。

「あの時、あのタイミングだったから買った」というのが確実にある。

分解すると、やっぱりそれって、「商品の質」だけで売れたとは言えない。

これ、イベント業界でも、この波は来ていて、昔は、イベントを開催することを発表して、告知して、告知して、お客さん皆さんに「イベントをやる」ということが伝わりきった頃に、チケット販売を開始していたのですが、
最近だと、イベントを開催することを発表したタイミングでチケットが売られ始めることも増えてきました。

発表と販売のタイミングが同時なんです。

コレなんて、まさに「お客さんの感情が高まったタイミングでチケットを販売した方が売れるよね」というやつで、「認知」よりも「タイミング」を優先した形ですね。

500人の気持ちが高まっているお客さんを相手にチケットを売るか、
1万人の気持ちが落ち着いてしまっているお客さんを相手にチケットを売るか?
の二択で、「前者の方が、より多く売れる」という判断です。

でも、ここって意外と取りこぼしちゃいますよね。

「なるべく知ってもらった方がいい」という判断をして、告知に告知を重ねてから、いよいよ販売…という展開に持ち込みがちです。が、それだと、知ってもらってはいるけれど、ターゲットは「買いたい気持ちが高まっていない人」ばかりになっている。

良いものも、遅いと買ってもらえない

もう一つ、例を出すと、『スナック西野』にも来てくださったのですが、僕の友人で、石川涼さんという人がいるんですけど、彼が手がけているアパレルブランド「#FR2」は、タイミングの名手で、以前、トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)が並んでタバコを吸っているイラストがプリントされたTシャツを販売したのですが、これ、どのタイミングで販売したかというと、トランプ大統領が北朝鮮に飛んで、米朝首脳会談をした、その日だったんです。

前もって、トランプ大統領と金正恩が並んでタバコを吸っているイラストがプリントされたTシャツを用意しておいて、米朝首脳会談のニュースが出た直後に、リリースして、結果、むちゃくちゃ売れたんですね。

コレも、ニュースが出てから、1ヶ月後に、そのTシャツが発売されていたら、そこまで売れていたかどうかは怪しいところですよね。

やっぱ「商機」というのは確実にあって、そこを逃すともう終わりです。

で、ぶっちゃけ、今、商品の品質なんて、どこもイイから、もはや「気分」「タイミング」で差別化を図ってしかないんです。

3週間後に「良いもの」を出しても、誰も買ってくれない。

こうなってくると、「遅い会社」「遅いチーム」はどんどん分が悪くなってきます。

「企画書を通して…」とかやっているうちに、タイミングが終わってしまう。

#FR2のTシャツにしても 、「お届け」自体は3週間後になっても良いわけで、大切なのは「今、ポチれる状況を作っているか?」ですよね。

なので、商品画像さえ用意しておけばよくて、買ってもらってから、猛スピードで品質向上に努める…という流れが望ましい。

僕のお父さんお母さん世代は、「品質が高いモノを作れば売れた世代(※品質が低いモノがあった世代)」なので、「ジックリと良いモノを作ろう」という体制になっちゃっている。

これだと、今の時代は、なかなか通用しないので、そこは話し合った方が良いと思います。

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!

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