見出し画像

なるべく若いうちに「商売」をしろ【キンコン西野】


このnoteは2021年4月12日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:インスタのサロンの方に入ってしまった下町の皮膚科医、マリア さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

毎度お馴染みとなっておりますが、4月19日に開催するオンライン講演会『【教えて西野先生!】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話』の受講者数が【6100名】を突破しました。

本当にありがとうございます。

こちらの講演会は「学校では教えてもらえないけど、生きていく上では絶対に知っておかなくちゃいけないお金の超超超基礎知識」について、キングコング西野が、ものすごく分かりやすくお話しします。

お金リテラシーが高い人からすると「そんなの知ってるよ」といった内容になると思うので、そういう方は誤まって受講しないでください。
 
今回の講演会が終わったら今度は、『映画 えんとつ町のプペル』の広告戦略で学んだことを1本にまとめた講演会(テーマ「マーケティングの今」)をやろうと思っておりまして、経営者さんや個人事業主さんやクリエイターさん達はそっちを選んでください。

今回は小学校高学年〜お爺ちゃん&お婆ちゃんなどを対象にした「お金の基礎知識」についての講演会です。
チケットは800円。
視聴にはFacebookアカウントが必要です。

チケットをお求めの方は、『CHIMNEY TOWN BASE』で検索してみてください。

そして、お知らせをもう一つ。

『映画 えんとつ町のプペル』の公開から、かれこれ3ヵ月半が経っていますが、東京都内だと、「ユナイテッドシネマ・アクアシティお台場」さんと「渋谷HUMAXシネマ」さんで、まだ上映してくださっています。

実は、僕も昨日、「渋谷HUMAXシネマ」さんに行ってまいりました。

本当に長い間、上映してくださっているので、近々、何か恩返しさせていただこうと思っているのですが、ひとまず、「まだ、やってるぞ!」ということをお伝えしておきます。

「『映画 えんとつ町のプペル』をまだ観ていない」という方や、「最後にもう一度だけ観たい!」という方は、是非、お越しください。

全国でも、まだ上映してくださっている劇場さんや、これから上映がスタートする劇場さんがあるので、お近くの映画館の上映スケジュールをご確認ください。

よろしくお願いします。


【映画館上映スケジュール】


そんなこんなで、本題です。

スクリーンショット 2021-04-17 11.05.37

昨日、渋谷HUMAXシネマさんで『映画 えんとつ町のプペル』を観た帰りに、渋谷駅から徒歩2分のところで、ウチの若手社員がやっている『CHIMNEY COFFEE』というコーヒーショップに寄ったんですね。

スクリーンショット 2021-04-17 11.06.00

昨日は日曜日ということもあって、お店の前にお客さんが並んでいたんですけども、とにかく、この店のコーヒーと、フィナンシェが評判なんです。

スクリーンショット 2021-04-17 11.06.45

それもそのハズで、そもそも、コーヒーは「LANDMADE」さん、フィナンシェは「ちひろ菓子店」さんという…すでに関西では人気を博しているお店とコラボさせてもらっていて、味が間違い無いのは当然なんです。


ここであたらめて僕らの会社のお仕事の展開の仕方をお伝えさせていただくと………「○○を始めたい!」となった時に、オンラインサロンに投げるんです。

あるいは、オンラインサロンメンバーの方から「○○を御一緒できないですか?」と誘われることもあります。

一口に「オンラインサロン」と言っても、ウチのサロンは結構大きいので、全てのジャンルのお仕事が揃っているんです。

その中から、「このお店は…この会社は…本当に素敵だなぁ」というところを組ませてもらっています。

『CHIMNEY COFFEE』の背骨となってくださっている「LANDMADE」さんや、「ちひろ菓子店」さんも、その流れで御一緒させてだくことになりました。


要するに、新しくサービスを始めるだけなら、いつでも始められる状況にあるんです。

スクリーンショット 2021-04-17 11.07.14

これは本当に恵まれた環境だと思います。

ただ、ウチの会社は、
焼き鳥屋さんをやっていなければ、
ワインバーもやっていなければ、
タコ焼き屋さんもやっていなければ、
旅館業もやっていなければ、
ダイビングショップもやっていない。

サロンメンバーさんの中には、
焼き鳥屋さんや、
ワインバーや、
タコ焼き屋さんや、
旅館や、
ダイビングショップのオーナーさんはいて、
お願いすれば【業務提携】という形で、そのノウハウを提供していただけるかもしれないのですが、ウチはそれをやっていないんです。

正確に言うと、できていないんです。


というのもね、やっぱり「サービス」って、どこまでいっても「人」なんです。

「LANDMADE」さんがどれだけ美味しいコーヒーを提供してくださっても、「ちひろ菓子店」さんがどれだけ美味しいフィナンシェを提供してくださっても、お店に立つスタッフがダメだったら、商品やノウハウが全てが台無しになるんです。

『CHIMNEY COFFEE』が回っているのは、コーヒーやフィナンシェが良いのは勿論のこと、スタッフが優秀だからです。

スクリーンショット 2021-04-17 11.08.14

もう、本当にサービスは「人」に尽きる。


なので、「人」が確保できていないのに、商品やノウハウだけ提供してもらっても、意味ないんですね。

どうせ、潰れるんで。

 
なので、僕らの会社は新人教育に、ちょっとありえないぐらいのコストをかけるんです。

「研修」みたいなレベルじゃないです。

それこそ、インターンの時点で、「エッフェル塔の個展の責任者をやれ」とか言われて、フランスに飛ばされたりします(笑)。

で、今、自分が会社を経営する側に立ってみて……サービスを回して行く上で、「商品」と「ノウハウ」と「人」のうち、「人」がモノを言う場面が年々増えているのを感じます。

言い換えると、「商品とノウハウだけで差別化を図ることが難しくなってきている」とも言えるかもしれません。


くわえて「コロナ」じゃないですか。


毎日のように、ルール変更がおこなわれるので、「磨き上げたノウハウが1日にして使い物にならなくなる」ということが頻繁に起きるんです。

となったら、もう臨機応変に現場判断してもらうしかないんです。


その時、「言われたことだけをやるスタッフ(指示待ちをするスタッフ)」って、まったく機能しないんです。

何か確かな正解があって、それを再現すればよかった時代は、むしろ「言われたことだけをやるスタッフ」の方が重宝されたのかもしれませんが、これだけ動きが激しい時代だと、まったく仕事にならないんですね。

今、現場スタッフに求められているのは…「この場合は、こう!」「なるほど、そうきたか。ならば、これでどうだ!?」と、その場その場で算盤を弾いて、迅速に行動に移す「経営能力」です。

なので、今の10代や20代の方にアドバイスをするとするのであれば、最終的に社員になるのか、経営者になるのかはどちらでもいいのですが、なるべく早いうちに「商売」を経験しておいた方がいいと思います。

自分の判断で動いて、「何をどうすれば、人やお金がどこにどれぐらい流れるのか?」を身体に叩き込んでおいた方がいいと思います。


何も考えずに「勉強」とは名ばかりの「暗記作業」だけを繰り返して、大学に通って、就職活動をして、会社に入って、「上司からの指示待ちをする人材」を雇いきれる会社なんて、今後ほとんど無くなるので、そこは覚悟しておいた方がいいと思います。

スクリーンショット 2021-04-17 11.09.32




▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓


▼Instagram版はコチラ↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?