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エンドユーザーの声を聞くのって、大事だよね【キンコン西野】

このnoteは2021年10月25日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

今日は「エンドユーザーの声を聞くのって、大事だよね」というテーマでお話ししたいと思います。
 
 

お知らせ!『映画 えんとつ町のプペル』31日まで再上映!
 

映画 えんとつ町のプペル』の再上映が始まっております。

10月31日までの「ハロウィン限定復活上映」となっておりまして、今日を入れて、残り「7日」です。
 
今回の再上映では、キングコングの副音声もございます。
 
HELLO MOVIE」というアプリをダウンロードしていただけると、映画を観ながら、キングコングの二人による糞トークが聴けます。
 
キングコングが延々喋っているので、間違いなく、映画の内容は入ってきません。
 
なので、もう映画を何度も観た方にオススメします。
 
そして、今回の再上映に合わせて「舞台挨拶」をおこなうことが決まりました。
 
「舞台挨拶」のチケットは本日発売開始です。
スケジュールは以下の通り。
 
【10月29日(金)】
 
広島バルト11 11:35〜
TOHOシネマズ二条(京都) 14:50〜
ミッドランドスクエアシネマ(名古屋) 17:00〜
 
【10月31日(日)】
 
Tジョイ PRINCE品川 9:50〜 (勉強会)
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 11:10〜
渋谷 HUMAXシネマ 12:30〜 (勉強会)
TOHOシネマズ 新宿 14:00〜
TOHOシネマズ 池袋 15:30〜
TOHOシネマズ日比谷 17:10〜
TOHOシネマズ日比谷 19:50〜 (勉強会)
 
※「TOHOシネマズ日比谷」は、とことん音響にこだわった「10万分の1秒の音響映画祭」内の上映となります。
チケットは「ぴあ」アプリ限定で先行販売!
 
 
先日の放送でお伝えしたように、舞台挨拶の中身(何を話すか?)が分かっておいた方が、「その内容なら行こう」となるし、「その内容なら行くのはやめておこう」ともなって、どちらにせよお客さんに優しい設計になると思うので、お伝えすると、29日の広島、京都、名古屋では、市川海老蔵さんと作る新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』の内容を喋っちゃおうかと思っています。
 
そして、31日の「TジョイPRINCE品川」と「渋谷 HUMAXシネマ」と、「TOHOシネマズ日比谷の19時50分の回」は、ゴッリゴリのビジネスセミナーをブチ込んでやろうかと思います。
 
11月8日に日本武道館でおこなう学校イベント「サーカス!」で喋る内容を、こちらで先行して喋ろうかなぁと思っておりますので、「サーカス!」のチケットがとれなかった方にオススメです。
 
興味がある方は是非、ご参加ください。
 
舞台挨拶の時間は30分。西野が一人で30分喋り倒します。
よろしくお願いします。
 
というわけで本題です。
 
 

「やったらどうなるんだろう?」から生まれる発見
 

僕には(皆さんにも)「残された時間」というものがあって、当たり前ですが、それは今この瞬間も刻一刻と削られていっています。
 
それを、どう捉えるかは人それぞれですが、僕は、自分の活動的にも、確認できたこと(答えを知っている問題)に費やす時間は1秒も無いんですね。
 
常に、不確かなものに手を出して、仮説と検証と改善を秒速で繰り返しながら、その問題を解いて、そして次に向かっています。
 
子供の頃、砂場で砂山を作って、そこにトンネルを掘ったりしたじゃないですか?
 
あの時、「おお、なるほど。水で濡らせば、砂山が安定して、トンネルが崩れにくくなるのね」みたいな発見があったと思うのですが、あれなんて、何かの為にトンネルを掘っていたわけじゃなくて、「トンネルを掘りたい」という謎の動機の奴隷となっていたじゃないですか?
 
そして、トンネルの堀り方が分かれば、次の遊びに向かいましたよね?
あの延長です。
 
その結果に地位とか名誉とかお金が付いてくるから、どうしたって様々な見られ方をしてしまうのですが、僕の目的は「分からないことが分かるようになる」なので、分かったことは、もう後輩とかにあげています。
 
たぶん、そこまで珍しいタイプの人間じゃなくて、僕みたいな性格の人は、起業家さんとかに結構います。
 
「地位や名誉や収入のことだけ考えたら、前の仕事を続けていた方が良かったのに」という人。
 
そんなことよりも、「あれをやったら、どうなるんだろう?」という興味が勝っちゃうんですね。
 
『映画の再上映』なんて最たるもので、今回なんて、上映館と上映期間を絞った時点で、仕掛ける前から「広告費の回収は不可能」という結果が出ているんですね。
 
それでも、「やったら、どうなるんだろう?」という興味には勝てない。
 
結果、再上映をスタートしたわけですが、オンラインサロンの方で逐一共有していますが、普通に映画を公開するだけでは絶対に取ることができない、いろんなデータが取れてるんです。
 
「なるほど。ここに石を置いたら、こういう展開が起きるのか」といった。
 
変化が多い時代の最大の資産は「選択肢の多さ」ですから、ここはやっぱりメチャクチャ大きいんですね。
 
特に、今回、大きな発見だったのは、「丁寧に設計すれば、映画公開から1年満たない時期の再上映であろうと、お客さんが入る」ということですね。
 
これ、面白いですよね。
 
お客さんが入らなくなってきたから、上映を打ち切ったハズなのに、再上映をしたら、お客さんが来てくれている。
 
 

「エンドユーザーの声」はやってみないと手に入らない
 

僕のもとには、いろんな声が届いていて、たとえば「前回の公開の時は、子どもが生まれたばかりの時期だったので、映画館に行けませんでしたが、今回は…」といった声。
 
こういうの面白いですよね。
 
日本では、毎年80万人の赤ちゃんが生まれているので、つまり、毎年、その分のお父さん&お母さんが、お客さんのターゲットから外れちゃってるわけですよね。
 
子供を預けられるまでに、どれぐらいの時間がかかるかは個人差がありますが……まぁ、出産時期がかぶると、映画を観たくても観れないお父さん&お母さんがいるのは確かです。
 
で、ここポイントなんですけど、こういう情報って、「『メディアに載っている情報』として仕入れる」のと、「エンドユーザーの声を自分がダイレクトに聞く」のとでは、浸透度が全然違って、やっぱり、後者の情報の方が強くて、後者の情報は、やってみないと手に入らない。
 
ここ、本当に大事ですね。
 
あと「出産」の他にも、受験の時期がかぶったり、海外留学の時期がかぶったり、入院の時期がかぶったり、様々な理由で、「前回の上映」には参加できなかった人がいて、こうして再上映することで、その層にアプローチすることができる。
 
で、再上映をやってみて、、「『前回、行きたかったけど、行けなかった』という声が意外と多かった」という結果です。
 
それもこれも、やってみないと分からないことでした。
 
なんか、現代はインターネットの仕業で「情報が出揃った感」が漂っていますが、それは大いなる思い上がりで、僕らはまだまだ何も知らない。
 
まだ答えは出揃っていないのに、実験を終わらせてしまうなんてナンセンスじゃないですか?
 
実験には失敗は付きものだし、ぶっちゃけ実験費用もかかりますが、そんなものは後からいくらでも回収できるので、このラジオをお聴きの方の中に、「あれをやったら、どうなるのかな?」という疑問をお持ちの方がいらっしゃったら、とっとと検証してみることをオススメします。
 
とにかく今回の再上映は僕にとっては本当に勉強になることだらけで、再上映をスタートさせて4日目にして、すでに「やって良かったな」となっています。
 
まぁ、今回の実験は泣いても笑っても、あと7日間で確実に終わりますので、
お時間あれば、是非、ご参加ください。
 
ちなみに、東京だと、31日の舞台挨拶の日は、「TOHO シネマズ六本木」と「TOHOシネマズ新宿」が500人キャパの大スクリーンで観れます。
 
ド迫力の映像を楽しみたい方は、是非そちらで。
 

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スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
 

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