一人目の価値を甘く見ちゃダメだよ【キンコン西野】
このnoteは2021年5月10日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:『自分の人生を生きる』仲間だけが集まるオンライン村を大きくする加藤総一郎 さん
どうも。キングコングの西野亮廣です。
お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。
本題に入る前にお知らせをさせてください。
連日ご案内させていただいておりますが、イオンシネマさんと一緒に『映画 えんとつ町のプペル』のドライブインシアターを開催する運びとなりました。
(※こちら↓)
コロナなんのその、非接触エンタメでございます。
チケットは「1台=3300円」。
二人乗りであろうが、4人乗りであろうが、6人乗りであろうが、「1台」です。
さらには、ポップコーン2つと、ペットボトル2本が付くという謎の大盤振る舞いです(笑)
スタートの時間が、場所によって微妙に違います。
【5月14日】
イオンレイクタウン 19時〜
【5月22日】
イオンモールむさし村山 19時15分〜
といった感じです。
チケットはイオンシネマさんの「ドライブ・イン・シアター」のHPでチェックしてみてください。
よろしくお願いします。
(※こちら↓)
そして、もう一つお知らせをさせてください。。
月に2回、隔週で、僕の友達を自宅に招いて、酒を呑みながら語り明かす月額590円のYouTubeのメンバーシップ『スナック西野』をやっています。
やっぱ、まだサービスとして世に出ていない「次に、これをやろうと思う」という話だとか、「おそらく、時代がこうなるから、こういう打ち手でいこうと思う」という話がバンバン出てくる「呑みの席の会話」というのが、どこよりも早いし、追いかけがいがあるので、それを加工せずに、そのままお届けしようというのが『スナック西野』の趣旨でございます。
来週のゲストは、吉本興業から「ダイノジ大谷さん」です。
芸能事務所に所属している人間と、芸能事務所を出た人間で、今度の芸能事務所の話や、今後のエンタメの話をさせてもらっているのですが、お約束します。大谷さん回は、最初から最後まで、全編、パンチラインです。
メチャクチャ面白いので、是非、ご覧ください。
ちなみに、先々のゲストは「IT評論家の尾原和啓さん」「堀江貴文さん」「美容室NORA代表の広江一也さん」となっております。
過去のアーカイブも全てご覧いただけますので、そちらもご堪能ください。
興味がある方は、僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の動画の画面の下にある「メンバーになる」をクリックしてください。
(※こちら↓)
宜しくお願い致します。
さあ、そんなこんなで本題でございます。
ウチの社員さんが仕掛けているプロジェクトの悩みや、今後の展望を聞きたくて、最近、そのプロジェクトのお客さんを交えて、お客さん5人限定のZoom呑み会をやったんです。
スタッフの悩み事を酒の肴に、皆で、あれやこれやと喋るわけですが、2回やって2回ともメチャクチャ楽しかったので、とりあえず、またやりますね。
で、その会に参加されていたお客さんの「イソップさん」という方から聞いた話が「なるほどな!」だったので、今日はその話を共有しようと思います。
今、僕が運営しているオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、本当に、たくさんのプロジェクトを走らせているのですが、数あるプロジェクトの中でも、すっごい長いスパン(長期的な計画)で進めているプロジェクトがあるんです。
それというのは、本来は、行政レベルで進めるようなプロジェクトで、個人でやるようなものじゃないんです。
つまり、「前例が無さすぎて、先が見えない」という状態です。
「あの山を登るぞ〜!」と大号令をかけていますが、100%上手くいく保証なんてないんです。
普通にやれば、100%ポシャるような挑戦です。
で、具体的なことが言えなくてもどかしいのですが、今回、Zoom呑み会でご一緒させていただいたイソップさんは、サロンメンバーさんなんですけど、そのイソップさんが、他の誰よりも早く、僕が打ち出した超長期的なプロジェクトに張ったんです。
…ちょっとイメージしにくいと思うので、別のものにおきかえて話すと…
まぁ極端な話ですが、僕が「土星に行く乗り物を作る」と言い出した時に、一番最初に出資した人……みたいな感じです。
普通に考えたら、土星に行く乗り物を作るのって無理じゃないですか(笑)?
それに対して、最初に出資するのって、ちょっとイカれていると思うんです。
今、僕が進めている超長期的なプロジェクトもスタートしたのは今から2〜3年ぐらい前だったと思うのですが、今になって、ようやく「あ、あるかも…」みたいな雰囲気になってきましたが、2〜3年前はとてもそんな感じじゃ無かったんです。
「頭のおかしいビッグマウス芸人が、なんか始めた」みたいな雰囲気だったんです。
なのに、イソップさんは、そこに張ったんですね。
まぁ、時間かお金か、とにかく何かしらのコストを割いたんです。
そのコトについて、Zoom呑み会で聞いたんです。
「イソップさん、よく、あの段階で、張りましたね。だって、あの当時は、誰も賛同者がいなかったじゃないですか?」と。
すると、イソップさんから返ってきた答えが、もう、拍手もんだったんですが…
「西野さん。記録というのは、後から来た人に必ず塗り替えられるんです。ただ、一つだけ塗り替えられない記録というものがあります。それは…『一人目』という記録です。塗り替えられない記録が買えるなら、いくら出しても安いですよ」
もう、ニコ生だったら、画面いっぱいに「イソップさ〜〜〜〜〜ん!」ですよ。
Zoom呑み会なのに、スタンディングオベーションしたくなったもん。
たしかに、そうなんですよ。そりゃそうなんですよ。
「はじめての人」という記録は、どんな才能をもってしても、どんな財力をもってしても、絶対に塗り替えられないんですね。
投資価値がメチャクチャ高いんですよ。
で、この話を、もっと僕らの「日常」に落とし込んでいいですか?
今、このラジオをお聴きの方に、お聞きしたいのですが……右も左も敵だらけの中、「はじめて味方になってくれた人」に対する感謝って、一生消えなくないですか?
活動を続けていると、そのあと、味方をしてくれた人って、たくさんいて、勿論、その方々に対する感謝はあると思うのですが、「初めの味方になってくれた人」に対する感謝って、それとは別物ですよね?
僕の場合、ロザンの菅さんだったりするのですが、菅さんに呼び出されたら、今でも飛んで行きます(笑)
なんなら、まだ、ちょっと緊張します。
やっぱ、はじめに声をかけてくれた記憶が消えないんですね。
なので、もし、皆さんの周りに、一人ぼっちになっている人がいたら、迷わず声をかけて、「最初の味方」になった方がいいと思います。
その人の中で、その記録というのは一生塗り替えられないので。
味方が増えてから味方になるぐらいだったら、絶対に一人目の味方になった方がいい。
タイミングばっかりは買えないので。運命なので。
今日は、「一人目の価値」というテーマでお話しさせていただきました。
楽しかったので、また、どこかのタイミングで超少人数のZoom飲み会をやりますね。
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