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クラウドファンディングのプラットフォームの選び方 byキンコン西野

このnoteは2019年11月13日のvoicyの内容を文字起こししたものです。
voicyの提供:デラックスアツコさん

おはようございます。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

あと5日

近況なんですけど、今年のクリスマスにですね、
フィリピンの子供達3000人に絵本『えんとつ町のプペル』を3000冊クリスマスプレゼントで贈るというクラウドファンディングをちょっと前に立ち上げてですね、もう残り5日となりました。

もう3000冊分はすでに集まっていて、それ以上集まった分に関してはどうしているかというとですね、千葉の台風の被害に遭われた子供達にお送りしたりだとか、余ってる分はフィリピンだけじゃなくて日本の被災地に送ったりだとか、そういう使い方をさせていただいております。

たくさんの方にご支援していただいて、ほんとにどうもありがとうございます。
(クリスマスに、フィリピンにて支援を実施しました↓)

というわけで今朝はですね、
「クラウドファンディングのプラットフォームの選び方」
というテーマでお話したいと思います。

ログイン

間違いなくですね、僕は国内で個人のクラウドファンディングとして一番ご支援頂いてる人間だと思うんですね。

7、8年くらいやってるのかな。これまでも何回もクラウドファンディングやってきましたし、こういう時こうしたほうがいいよね、こういうリターンはあんまりはまらないよね、みたいな傾向と対策みたいなのは結構データはとれている。

自分から見た時にですね、クラウドファンディングのプラットフォームっていろいろありますよね。

『CAMPFIRE』さんとか『Makuake』さんとか『Readyfor』さんとか、いろいろあるんですけど。

基本的には、プラットフォームの多少の有名無名はあるけど、宣伝力に関してはどこも同じだと考えておいて間違いない感じがしますね。

結局、宣伝するのは自分なので。

インスタグラムとかTwitterとかブログとかで自分がやってるクラウドファンディングのリンクを貼って「よかったらこれ見てください」って自分の企画の宣伝は自分でしていることがほとんどなので。

多少、プラットフォーム側が宣伝してくれることもありますが、とはいえ、1番の宣伝力は自分になってくるので、プラットフォームによって「あそこむちゃくちゃプッシュしてくれるよ」とか「ここのプッシュはいいよ」っていうのはあんまなくなってきた感じしますね。

何年か前は多少あったんですが、最近はなくなってきた感じがなんとなくします。

その上でね、だいたい宣伝力が一緒だっていうことを、厳密に言ったらちがうのですが、なんとなくそこは一緒だという整理をして、

どこでプラットフォームを選ぶのか?ってけっこう聞かれるんですね。

「西野さん、どこがいいんですか?」って。

これに関しての僕の答えはですね、明確にあって、
そもそも支援しない人はどこでブレーキをかけているか?
ってところから考えたほうがいいと思うんです。

たとえば、このvoicyをお聴きのあなたが、
「クラウドファンディングの企画を立ち上げました。お願いします!」
ってTwitterとかFacebookとか、いろんなところで支援のお願いをして、それでも支援しない人がほとんどなわけじゃないですか。

じゃあ支援しない人って、支援しない理由はなんなんだ?
っていろいろあると思うんですけど、
企画がおもしろくない、とか、人望が...とか、あると思うんですけど、
そんなことは1回さっぴいてですね、

何がブレーキをふむ理由として残っているかというと、
これはシンプルに「ログイン」ですね。
やっぱりめんどくさいんで。

支援しようと思ったら「ログイン」しなきゃいけないっていう。
この手続きがめんどくさいんですよ。

クラウドファンディングやられた方とかは
「支援したいんだけどログインめんどくさいから直接お金渡すわ」とか、
「銀行口座教えて」とか、言われたことあると思うんですけど、
それくらいログインってめんどくさいんですよね。

名前打たなきゃいけないし、住所打たなきゃいけないっぽいし、パスワードとか、
ログインめんどくさいんですよ。

ログインがけっこうブレーキになっている
っていうことを、クラウドファンディングのオーナーは、まず認識しておいたほうがいいと思います。

じゃあ、その上でね、
どのプラットフォームを選ぶのか?
ってなってきたら、

結論はですね、
自分が立ち上げたプロジェクトに興味がある人たちが、どのプラットフォームに1番ログインしているか。
これで選んだ方がいいですね。

たとえば、僕は、吉本興業がやっている『SILKHAT』っていうプラットフォームを利用させていただいているんですね。

美術館の費用を集めたりだとか、大きい個展の制作費を集めたりだとか、今回のフィリピンの子供達に絵本を贈るって企画も『SILKHAT』ってプラットフォームをつかわせていただいているんですね。

なので、僕のことをおもしろがってくださってる方、僕のことを応援してくださってる方、僕の作品をおもしろがってくださってる方、はけっこう『SILKHAT』にログインされていると。

そうなってきた時に、じゃあ、西野絡みのクラウドファンディングを立ち上げようと思ったら、『CAMPFIRE』さんとか『Makuake』さんとか『Readyfor』さんとかよりも『SILKHAT』で立ち上げたほうが有利に働くよね。っていうことです。

これは『SILKHAT』がほかのプラットフォームより優秀だって話ではなくて、そのプロジェクトをやるのであれば『SILKHAT』であったほうが有利に働きますよっていう話ですね。

なので、クラウドファンディングのプラットフォームの選び方というテーマの結論としては、
自分が立ち上げたプロジェクトに興味がある人たちが、どのプラットフォームに一番ログインしているか。
ここを線に考えていったほうがいいと思います。

ほかにも、こうしたほうがいいですよ、っていうのはいろいろあるんですけど、今日は「どのプラットフォームを選ぶべきか?」っていう一点でお話させていただきました。

というわけで、素敵な1日をお過ごしください。西野亮廣でした。

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