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Clubhouseが呼び込んだ「音声バブル」 byキンコン西野

このnoteは2021年3月22日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:オセロが得意な西野さんに囲碁を教えて差し上げたい政光順次(マサミツジュンジ) さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

本題に入る前に、お知らせをさせてください。

一つ目は5月末に発売となります西野亮廣の絵本最新作『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』のご予約がAmazon、楽天さん等で始まっております。

今回は、僕がスケッチブックに鉛筆にササッと描いたラフ画をそのまま表紙に採用することになっちゃいまして……外から見ると、白黒の絵本っぽいですが、中はキチンとカラーです。

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珍しいですよね。
「表紙がカラーで、中は白黒」というパターンはありますが、その逆です(笑)。

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本屋で見つけてもらえるか少し不安ですが、「鉛筆のラフ画って、なんかイイよね」という話で盛り上がっちゃいまして、この形に至ります。どうか見つけてください。

サイン本をお求めの方はオンラインショップ『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』をはじめ、西野亮廣の全ての書籍のサイン本のご予約を承っております。

※こちら↓

よろしくお願いします。

そして、もう一点。

結構、僕、YouTubeの生配信が好きだったりします。

あまり、ワ〜と喋るわけではなくて、何かやり持って、気になったコメントがあれば読み上げて、答えいていく…というスタイルですね。

何が好きって、まだ自分がタッチしているメディアで、世間の声に一番近いのが「YouTubeのコメント欄」なんです。

普通に「アンジャッシュ渡部さんの不倫についてどう思いますか?」というコメントとかが流れてきたりするんで(笑)。

で、一昨日、深夜にYouTubeで生配信をしていて、視聴者さんのコメントを読んでいたら「ブロックチェーンって何ですか?」と流れてきて、ビックリしたんです。

「ブロックチェーンって、どういう仕組みなんですか?」じゃないですよ。
「ブロックチェーンって何ですか?」です。

つまり、「初耳」なんです。

よくこの数年間、『ブロックチェーン』というワードをかわしてこれたな…と。

で、同じような人いるのかなぁと思って、視聴者さんに質問してみたら、「すみません。私もブロックチェーン、初耳です」「僕も、初めて聞きました」と、ワンサカ出てきて、ドヒャーっとなったんです。

たしか、「ビットコイン」は知っていたんです。でも「ブロックチェーン」は初耳なんです。

でも考えてみれば、数年前、ビットコインが騒がれていた時に、テレビのワイドショーで議論されていたのは、ブロックチェーンという革新的な技術などではなく、「億り人」だ何だの、「ビットコインで儲かった、損した」だの、そんなのばっかでした。

挙句、「ブロックチェーンって、詐欺とかじゃないんですか?」という意見もあったりして、「これは本当にヤバイなぁ」と思いまして……その時の配信は「これは、こういうことだよ」という勉強をする回になり、最後には、お金の勉強をする回になりました。

それが本当に評判が良くて、「今度は、子供にも分かるように話てください」と言われたので、その場で『【教えて!西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話』というオンライン講演会を開催することが決まりました。

対象は小学生高学年〜お爺ちゃんまで。

チケットは800円です。
もちろん、一つの画面で観るのであれば、律儀に人数分を買ったりしなくてもいいです。

「親子で学ぶ!」とありますが、一人で学んでいただいても構いません。

オンラインサロンで話しているような数手先の話じゃなくて、お金に詳しい人なら「そんなの知ってるよ」というような『お金の基礎知識』を、めちゃくちゃ分かりやすくお話しします。

難しそうな話を、優しく、分かりやすく伝えるのは、そこそこ得意です。
よろしくお願いします。

そんなこんなで、本題です。

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Clubhouseが呼び込んだ「音声バブル」

by 西野亮廣エンタメ研究所


今年の1月末頃に大きな盛り上がりを見せた音声SNS「Clubhouse」ですが、最近は、話題になる機会も少し減ったと思うんですね。

芸能人が参戦していたのって大きかったと思うんです。

「YouTubeの参戦に乗り遅れたタレントが『今度こそは乗り遅れまい』と鼻息荒く参戦してる」とロンブーの淳さんはおっしゃっていましたが、たしかにそれもあったかもしれません(笑)。

ただ、口外禁止の「Clubhouse」で話した内容が週刊誌で記事にされたり、それがテレビで取り上げられたり、でも、その頃には、潔白を立証する素材がなかったり…と、なかなか、有名人には部が悪い環境であったことと、これはまぁ、最初から分かりきっていたことですが「時間を奪いすぎ問題」ですね。

厄介なことに、「有名になればなるほど(フォロワーが増えれば増えるほど)トークに参加させられて、トークから抜けにくくて、時間を奪われる」という仕様になっていて、さすがに、ここはチョット厳しい。

僕は、個人のスマホではなく、会社のスマホがあるので、どうしても聴きたい場合は、その「聴く用」のスマホを使って、西野亮廣の名前を隠して参加させてもらっていましたが、そのやり方だとすっごく面白かったです。

今も起業家さんたちの会話は、ラジオ的に聴かせてもらう分には、すっごく面白いです。

で、「ブーム」と呼べるものは去っちゃったのかもしれませんが、あの時、「Clubhouse」が起こした風は、「聴く」という習慣を生んで、お客さんを各音声メディアに流したんですね。

「Voicy」代表の緒方さんなんかは、その当時、足しげく「Clubhouse」に通って、サービスを研究する目的も勿論あったかとは思いますが、明らかにお客さんを取りに行っていて(笑)

分かりやすく、Voicyの利用者が増えたんです。

「Clubhouse」の利用者がピークアウトしたのって一月末頃だと記憶しているのですが、そこと入れ替わるように、Voicyの利用者が増えて、僕のチャンネルでも、この2ヶ月ぐらいで、チャンネル登録者数が、たぶん、3〜4万人増えました。

チャンネル登録者数はYouTubeの感覚で覚えちゃっているから、「3〜4万人」と聞いても、「ああ、それぐらいか」ぐらいに思っちゃうかもしれませんが、「ラジオのリスナーが3〜4万人増える」って、チョットありえないことなんです。

世間的には「次は音声メディアかしら?」みたいに言われていますが、今、明らかにバブルが来ています。

でね、僕のVoicyで何度も言っていますが「音声」ってバズらないんですよ。

テレビやYouTubeみたいにザッピングされることがあまりされないんで。

これをネガティブに捉えちゃう人もいると思うんですけども、「バズらない」というのはどういうことかというと、エグい言い方をすると「お客さんを奪いにくい」ということで、「お客さんを奪われにくい」ということです。

「土地」の感覚に似ていて、耳の可処分時間って、一度、取ってしまうと、なかなか取られない。

もし、音声発信を始めるのであれば、たぶん、今が最終列車だと思います。



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