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コロナが引き起こした芸能の地殻変動【キンコン西野】

このnoteは2021年5月18日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:セラピスト教育に人生を懸けるトミー先生こと、タテノトモヤ さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

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本題に入る前にお知らせです。

全3回でお届けするオンライン勉強会『キンコン西野と学ぶ!初心者に優しい仮想通貨勉強会!(※儲け話はありません)』の受講者数が【1万3200名】を突破しました。

本当にありがとうございます。

仕組みを学ぶための勉強会ですので、「儲かる」とかそういう話は一切ありません。

ボクも生徒として参加します。
同じZoom画面でイイ感じに合いの手を入れています。

勉強会は全三回で、勉強会はすでに2回を終えたのですが……メチャクチャ面白かったです。

授業終了後は、そのままフェイスブックグループで、生徒同士で交流がとれて、そこでも、皆、教え合いっこをしています。

これ、超絶オススメです。

参加費は900円(なので一回300円)。
参加にはFacebookアカウントが必要です。

興味がある方は『チムニータウン BASE』で検索してみてください。

(※コチラ↓)

https://nishinoinc.thebase.in/items/43237764

最終回となる次回の配信は明日(5月19日)の16時10分からです。

募集は、今日の24時頃に締め切らせていただきます。

アーカイブは全3回とも残りますので、最終回から参加される方は、先に、初回と第二回目のアーカイブをご覧ください。

よろしくお願いします。

そして、お知らせをもう一つ。

月に2回、隔週で、僕の友達を自宅に招いて、酒を呑みながら、「今やっていること」や「これから仕掛けること」などを話す月額590円のYouTubeのメンバーシップ『スナック西野』をやっております。

結局、お酒の席の話が、どこよりも本音で、どこよりも早い(情報鮮度が良い?)ので、それを産地直送でお届けしようというのが『スナック西野』の趣旨です。

今週のゲストは、僕の先輩のダイノジ大谷さんです。

吉本興業の人間と、元・吉本興業の人間とで「今後の芸能事務所」についてお話しさせていただきます。

メチャクチャ面白い回となりましたので、是非。

先々のゲストのラインナップは「IT評論家・尾原和啓さん」「堀江貴文さん」、そして、「美容室NORA代表・広江一也さん」となっておりおります。

興味がある方は、僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の動画の画面の下にある「メンバーになる」をクリックしてください。

(※こちら↓)

宜しくお願いします。

そんなこんなで本題に入りたいと思います。

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先に言っておきますが、結論はありません。

「今、こういう問題が起きていますよ」という話です。

「新型コロナウイルスが芸能の世界にどのような影響を与えたのか?」ということに関して、おそらく皆様のお耳に届いている情報でいうと、「ライブ関係が軒並み打撃を受けている」というところだと思うんですね。

たしかにそのとおりなのですが、その話は他でも散々議論されているので、ここでは横に置いておいて、あまり語れれていないけど、結構、エグいなぁと思っていることがいくつかあって…そのうちの一つが、「ベテランの雇用問題」があると思っています。

これ、ちょっと生々しい話なのですが、たとえば今、「営業」と呼ばれる仕事って、なかったりするんですね。

芸能の世界でいうとことの営業というのは、ショッピングモール等で開催されるイベントの出演とかです。

さすがに今、ショッピングモールで「○月○日に、△△がやってくる!」みたいな派手に集客するようなイベントはできないんです。

ちなみに、この流れでいうのもアレですが、5月23日にイオンモールむさし村山で『映画 えんとつ町のプペル』のドライブインシアターの開催が決定しました。好評につき、追加上映です。

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詳しくはイオンシネマドライブインシアターのHPでご確認ください。

話を戻します。

「ドライブインシアター」とかは、非接触のエンタメなので、こうして進めることができますが、やっぱり、ステージを組んで、椅子を並べて…というイベントを大々的にするのは、ちょっと難しい。

観覧無料のイベントとかだと、人数制限ができないので、尚更。

あとはシンプルに、劇場に足を運ぶ人も、今は流石に減っているんですね。

じゃあ、芸能事務所としては、その分をどこかで取り返さなきゃいけないわけじゃないですか?

その打ち手の一つとして、「オンラインイベント」があげられると思うのですが、オンラインになると、パッケージで見ることって、あんまり無いじゃないですか?

EXITのファンはEXITを見たいし、霜降り明星のファンは霜降り明星を見たいし、それを選んで見れるのがオンラインの良いところで、「芸人100組大集合」みたいなものは、あまり見ないですよね。

シンプルに「ファンを、より多く抱えている人が、より大きな売り上げを作る」という世界線です。

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「認知」は関係ないんですよ。あきらかに「人気」がモノをいう世界です。

となってきた時に、これが厄介なのは、もちろんスーパースターは例外ですが、多くの場合、芸歴を重ねれば重ねるほど、「認知」が上がって、「人気」が下がるんです。

芸人の場合だと、一番集客できる季節って「テレビに出始めた頃」だったりします。

テレビに出て、20年も経つと、なかなか集客は難しくなってくるのは、オーソドックスな流れです。

ただ、テレビは「広告ビジネス」ですから、「認知」と「好感度」を獲得していれば、それでなんとかなるのですが、オンラインの世界はそうじゃない。

「認知」があろうが、「好感度」があろうが、「人気」がないと選ばれない。

それでいて、タレントを抱えている芸能事務所はタレントを守らなきゃいけないわけじゃないですか?

そうなってくると、どうなるかというと「若手のオンラインイベントの売り上げを、ベテランに分配する」という流れが

生まれる可能性が出てくる。

つまり、「若手がベテランを養う」という構図ですね。

これまでは、先輩が後輩を食わせていたんですよ。

「認知」があれば回せる仕事が結構あったので。

それこそ地方営業なんて、どちらかというと「認知」がモノをいう世界線だった。

先輩が後輩を食わせて、そこで食わせてもらった人間が、次の世代を食わせて…という好循環が起きていたのですが、ここに来て、(これはもう誰も悪くないのですが)先輩が売り上げを作れなくなっちゃって、後輩の売り上げを先輩に分配しなきゃいけなくなりつつある。

ちょっと、「年金」みたいなノリになっているんです。

たとえば、寄席に出るとするじゃないですか?

「寄席」というのは、いろんな芸人さんが一緒くたに出ているライブのことです。

お客さんが少なかったとしても、出演者はギャラを貰えたりするのですが、そのギャラは勿論、チケット代の「あがり」じゃないですよね?お客さんが少ないのだから。

どこから出ているかというと、若手のオンラインイベントの売り上げです。

このこと若手やベテランはどう捉えるか?

ここを放ったらかしにしておくと「若手の不満」が溜まっちゃうと思うのと、何より、次代の才能の中で「先輩がいる事務所に入るメリット」が小さくなってしまうので、なんとかしなくちゃいけないんだろうなぁと思います。

僕は、芸能の世界にはお世話になっているので、何か、僕なりにお手伝いできることを探ります。

今週の「スナック西野」をお楽しみに!

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