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「メディアを渡り歩くスキル」が求められている【キンコン西野】

このnoteは2021年7月26日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

さて。今日は「メディアを渡り歩くスキル」をテーマにお話ししたいと思います。
本題に入る前にお知らせをさせてください。
 

お知らせ!武道館イベント出演者が決定

これは、どこかであらためて、ガッツリお話ししたいのですが、11月8日に日本武道館で開催する学校イベント『サーカス!』の出演者(先生)が昨日、発表されました。
 
僕の他に、
堀江貴文さん
オリエンタルラジオ中田君、
OWNDAYS代表の田中さん、
そして、
ROLANDさん
 
…となっております。
この五人が先生の学校です。
会場は日本武道館なのですが、プラネタリウムマシーンみたいな照明をブチ込んで、会場全体を星空の中みたいにしようかなぁと思っております。
かなり楽しいイベントになると思うので、11月8日のスケジュールは空けておいてください。
チケットはまもなく発売です。
詳しくは「OWNDAYS サーカス」で検索してみてくださ〜い。
 
https://www.owndays.com/jp/ja/news/sacus
 
よろしくお願いします。
そんなこんなで本題です。
 

『商品』と『作品』の違いは何か?

今日はどちらかというと、ブログやnoteやメルマガを書かれたり、動画や音声を発信されている「発信者」の方に向けた内容になりそうですが、発信することを生業とされていない方も「へぇー、発信者の現在地って今、そんな感じなんだぁ」という感じで聴いてもらえると嬉しいです。
 
 
 
…と偉そうなことを言いつつ、僕の中で、まだ結論が出ていないことで、「まだ打ち手を探っています」という現状報告です。
 
 
 
よく僕は「『商品』と『作品』の違いは何か?」ということを言っているんですね。
 
僕の中での結論は、商品というのは「お客さんのニーズに合わせて作られたもの」で、作品というのは「作者のエゴ」であると。
 
しかしながら、「作者のエゴ」であろうと、お客さんに届かないことには作家としては食っていけないわけじゃないですか?
 
なので、そのタイミングで「このエゴをどう届けるか?」という“マーケティング”が入ってくる。
 
 
 
つまり、僕は「マーケティングが先にあるか、後にあるか?」で、『商品』と『作品』とを分けています。
 
これはくれぐれも「『商品』の方が上だ」「いやいや、『作品』の方が崇高なものである!」みたいな話ではありません。
 
どちらも尊いものです。
 
「電気」や「水道」といった商品がなければ、僕らは生きていけないわけですから。
 

たった一人にターゲットを絞ること

その上で僕は、僕が手掛ける仕事としては基本『作品』にしか興味がありません。
 
世間的に何が流行っていようが、そんなものは大無視で、「僕はこれが好き!」というものを作ります。
 
煙突掃除屋のキャラクターも、ゴミ人間というキャラクターも、求めている人なんて一人もいなかったですが、「煙突だらけ、煙だらけの町を舞台に、ゴミ人間が走り回ってたら絶対に楽しい!」という自分のエゴの奴隷となり『えんとつ町のプペル』という作品を作りました。
 
 
 
「自分のエゴに従う」は一見、無策のようですが(まぁ、ほぼ無策なんですけど)、一つ希望があるとするのであれば、数は多くないかもしれないけれど、「僕と同じような目に遭って、僕と同じような痛みを知って、僕と同じような未来を迎えにいこうとしいている人が、世界のどこかにいる」ということですね。
 
 
 
多くの方には相手にされないかもしれないけれど、「少なくとも、その人には刺さるだろう」と。
 
その人に見つけてもらうことを考えると、世間のニーズに寄せちゃうことが、かえって裏目に出ちゃう。
 
なので、僕は僕一人のエゴに従うようにしています。
 
 
 
たった一人にターゲットを絞ることを僕は時々やっていて、それこそ『えんとつ町のプペル こどもギフト』という活動なんて、まさにそれ。
 
「毎月1冊ぐらいなら、子供達に絵本を贈りたい。西野さん、なんとかなりませんか?」という人が一人だけいて、その方に向けて、国内外の子供達に絵本を贈るプロジェクト『えんとつ町のプペル こどもギフト』を立ち上げたところ、「僕も!」「私も!」という人が700人ぐらいいたんです。
 
 
 
https://salon.jp/child_gift
 
 
 
おかげさまで、今も毎月700冊の絵本を贈らせてもらっています。
 
たった一人に向けて、手紙を書くように、作品やサービスを作ると、同じような人に見つかるので、結果的に一人じゃない。
 
 
 
そんなこんなで先日です。
 

サロン記事を聴けるようにしようと思った理由

とあるトラック運転手の方から、「Voicyは運転中に聴いて、サロンの記事は車を停めて読んでいます」というコメントをいただきました。
 
この方の生活パターンに徹底的に寄り添うと、もしかすると『サロンの記事』も聴けた方が助かるかもしれないですよね。
 
それだと運転中に「Voicy」も「サロン記事」もインプットできるので。
 
 
 
というわけで、前々から、Voicy代表の緒方さんからチクチク言われていた「プレミアムリスナー(有料会員)」というものに手を出してみようと思ったんです。
 
 
 
くれぐれも言っておきますが、「これまでの放送が今後は有料になります」というわけではなくて、これまでどうり毎朝7時に無料で放送した上で、それとはまったく別枠で、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の記事を僕が読み上げる枠(プレミアムリスナー)を設けようというものです。
 
 
 
サロン記事を読みたい人はサロン記事を読んで、
 
サロン記事を聴きたい人はサロン記事を聴けるようにしようと思ったんです。
 
 
 
これ、僕以外の発信者さんにも求めらていることだと思うんですね。
 
つまり、ブロガーさんのファンの中には「聴きたい読者」がいるだろうし、Voicyのパーソナリティさんのファンの中には「読みたいリスナー」がいる。
 
 
 
その人達にどうアプローチしていくのか?という問いです。
 
 
 
ちなみに、先日、やってみたんです。
 
プレミアムリスナー枠を作って、そこでサロン記事を読み上げてみたんです。
 
 
 
やってみた結果……これが全然上手くいかない(笑)
 
なんか、緊張しちゃって、ずっとガタガタ鳴ってました。
 
 
 
喋った内容を文字に直す(=「話し言葉」を「書き言葉」に直す)のはメチャクチャ簡単なんです。それは毎日やってます。
 
ただ、「書き言葉」を「話し言葉」に直すのは難しくて、なんか、ニュースの原稿を読み上げてるみたいになっちゃって、どうにも体温が伝わらない(笑)
 
 
 
さすがに、こんなものでお金をとるわけにはいなないので、今月いっぱいは「練習・実験期間」として、プレミアムリスナーなのに「無料」にさせてもらってます。
 
「そのかわり文句を言うなよ!」というやつです(笑)
 
 
 
あと、これはサービスの仕様上の話になるのですが、「プレミアム放送を毎日やる」となると、僕のVoicyのタイムラインが「通常回」「有料回」「通常回」「有料回」…となるので、煩わしいですよね。
 
「通常回」だけを続けて聴きたい方もいらっしゃるわけだから。
 
 
 
「その辺りをどうしようかなぁ?」と悩んでいます。
 
「まとめて3日分を一回の放送におさめる」とか、なんか手を打たなきゃなぁと思っています。
 
 
 
そもそも論として、「プレミアム放送が、サロン記事の読み上げでいいのか?」というのもある。
 
 
 
このあたりは、まだ全然答えが出ていないので、とりあえずチョット探ってみます。
 
ひととおりやってみて、「やっぱ違うな」というのも全然あると思うので、なので、文句を一ミリも言わせない為に実験期間は「無料」にさせていただきました。
 

文章・動画・音声・・どの言語を選ぶか

これ、サクッと話しちゃっていますが、そこそこ大きな問題だと思っていて、文章とか、動画とか、音声とかって、本質的には「言語」なんですね。
 
「英語」とか「中国語」みたいなノリです。
 
 
 
アメリカ人と話そうと思ったら「英語」を使わなきゃいけないし、
 
中国人と話そうと思ったら「中国語」を使わなきゃいけない。
 
 
 
それと同じです、Aさんに届けようと思ったら「文章」を使わなきゃいけないし、
 
Bさんに届けようと思ったら「音声」を使わなきゃいけない。
 
「動画観る時間がない人」とか全然いるんです。
 
 
 
なので、なるだけバイリンガルでいた方がいいと思うのですが、「書き言葉」を「話し言葉」に翻訳するには、まだまだ修行が足りないなぁというのが今日の結論です。
 
まぁ、1週間も練習すりゃ、そこそこ形になると思うので、ちょっと頑張ってみます。
 

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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!
 
【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!
 

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