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今後の日本を支えるリーダーはどんな人?【キンコン西野】

このnoteは2021年5月30日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:介護を通じて、人々の幸せに貢献する オオムラトモユキ さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

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今日は日曜日なので、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所」に届いたご質問にお答えしていきたいと思います。

その前に、お知らせです。

いよいよ明日発売となります僕の絵本最新作『みにくいマルコ 〜えんとつ町に咲いた花〜』が、各書店さんでチョコチョコと並び始めているそうです。

雨の日も風の日も、コロナで世界中がシッチャカメッチャカになった日も、こうして新刊を届けてくださる全国の書店さんに御礼申し上げます。

(※こちら↓)

そして、すでに手にとって読んでくださり、さらにはSNS等で感想を発信してくださっている読者の皆様にも御礼申し上げます。

たぶん、ここで僕がタラタラと宣伝するよりも、皆さんの感想の方が真実に近いと思うので、是非、ツイッターで「みにくいマルコ」で検索してみてください。 

こちらの作品はサイン本のご予約も承っておりまして、お求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。


(※こちら↓)

あと、ちょっと遊びで絵本『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』の副音声をVoicyで録ってみたので、絵本と合わせて聴いていただけると嬉しいです。

副音声は長いので、忙しい方は聴かなくても大丈夫です。

そして、お知らせがもう一つあります。

このVoicyでは、どちらかというと普遍的なこと(場合によっては他所でも聞けること)を喋っているのですが、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、僕の活動を絡めながら、「今、何をしなければならないのか?」という内容をお届けしているんですね。

「今、作品を届ける為には?」「今、集客をする為には?」がメインです。

なので、サロンメンバーは経営者さんが多めです。

で、いつもは、1日2000文字〜3000文字の記事を書いて終わりなのですが、「ここって、こういうことだよ」という補足説明を文章じゃなくて、お喋りで届けようと思って、6月29日21時から、オンライン勉強会『【教えて西野先生】機能で差別化を図れなくなった時代の集客の提案』を開催することになりました。 

サロンに投稿した過去記事の復習をする会ですね。

オンライン勉強会はFacebookグループのサロン内で開催しますので、Facebookのサロンを利用しているサロンメンバーさんは参加無料です。

時間になれば、いつものタイムラインを開いてください。

サロンメンバーではないけれど、「オンライン勉強会『【教えて西野先生】機能で差別化を図れなくなった時代の提案』」に興味がある方は、「西野亮廣エンタメ研究所」で検索して、サロンに参加してみてください。

勉強会の時間は大体1時間半です。西野が一人で喋ります。よろしくお願いします。

(※こちら)


そんなこんなで、本題です。

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【Q】ひろし

つまらない事ですが相談に乗っていただけませんでしょうか…

僕は最近、朝方にランニングを始めたんですが

毎回カラスが襲ってきます。

物理的攻撃はギリギリして来ないですが、頭上数センチを狙って飛んできてはずっと一定距離で追いかけてきます。

どうしたらいいでしょうか…

カラスと仲良くする方法は無いでしょうか。

よろしくお願いいたします。

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【A】

思春期の頃、部屋でそういった個人活動をしていたタイミングで、母親がノックもせずに入ってきたら、「おい!」と怒りませんでしたか?

基本的には、あれと同じで…動物と仲良くする方法は、「繁殖時期に相手の領域に入らないこと」です。

よく、「カラスに悪戯された」とか言いますが、カラスって、ブチギレる時以外は、実は比較的おとなしい動物なんです。

ただ、4月〜6月ぐらいは、カラスの雛が卵からかえる時期なんですね。

その時に、巣の近くを走ってしまうと、それはカラスからすると「天敵」になってしまう。

つまり、カラスからすると、繁殖時期に巣に近づいているヒロシさんの方が加害者なんです。

なので、解決方法としては「この時期のジョギングを控える」か「ジョギングルートをかえる」というのが一番で、もっともやっちゃいけないのは、正当防衛であろうと、「カラスに攻撃をする」です。

彼らは、キチンと覚えているので、一度、攻撃したら最後、「敵」と認識されてしまって、何年もオラオラやってきますので、絶対に攻撃しないでください。

話をまとめると、「地球は人間だけではなく皆のもので、今回の場合はヒロシさんが加害者だから、その自覚を持とうね」です。

質問コーナーの幅を広げてくださって、ありがとうございます。


 

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【Q】伊藤

西野さんは今の地位ではまだない時に、レベルは自分とは違うけれど会いたいと思っていて実際にお会い出来た時はありますでしょうか。

只今、ひとり親家庭支援のクラウドファンディングを行っておりまして、直接の関係はないものの凄くお会いしたい人がいます。西野さんはそういったご経験はどのようにアプローチをしていったのでしょうか。とても興味があります。

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【A】

別に今も大した人間ではないということをまずはお断りさせていただいた上で、「自分とはレベルの違う人に会う方法」について、お答えすると、ですが、会うだけなら「出待ち」をしりゃいいと思うんです。 

ただ、この場合というのは「会って、ジックリと話す」とか「会える関係になる」ということだと思うんですね。

そうなってくると、相手に「伊藤さんと会うメリット」を作らないとダメですよね。

ここからは想像で喋りますが、伊藤さんが会いたい人って、おそらくその業界のトップにいるような人で、そのレベルに到達している人の持ち物で一番高価なものって「時間」なんですね。

たとえば、ホリエモンに会いたいとして、ホリエモンとかが「○○をやった方がいいよ」とか言うじゃないですか?

あれに対して、「いや、それはぁ〜」という人がいますが、ホリエモンに会いたいのであれば、言われたことを1秒後に始めちゃえばいいんです。

そこで言われたとおりのことをやって、うまくいかなかったら、「ちょっと!うまくいかないじゃないですか!」と言う。

そうすれば「ごめんごめん!だったら、こうしてみたら?」という感じでコミュニケーションが続くじゃないですか?

ホリエモンは時間が無いから、そういったテストと改善を自分でやることができないんですね。だから、ホリエモンの代わりにそれをやる。

そうすると、ホリエモンにもメリットが生まれるので、「会える間柄」になる。

一番やっちゃダメなのは「相手の取り分を考えずに近づこうとする」です。 

それだと、いつまでたっても近づけない。

でも、それが大人のマナーだと思いますよ。

子供の頃と違って、大人になると、基本的には同じスピードで走る人としか友達でいられなくなっちゃうので、職種や収入じゃなくて、同じスピードで走って、相手が得ることができない情報・知識を共有し、刺激し合うことが大事だと思います。

まずは、「忙しい相手が、時間の都合上できないこと」を探してやってみてください。

応援しています。


 

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【Q】川嶋

今後の日本を支えるためのリーダーって、どういうタイプの方が適任なのでしょうか?

今の政治はビジョン・判断・指示のどれを取っても良くないと思うので…


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【A】

リーダーの仕事って、主に3つで……

「理念を掲げる」

「責任をとる」

「説明する」

です。


特に、緊急事態では「なぜ、これをしなくちゃいけないのか?」とか、「なぜ、これができないのか?」という「説明をする」という作業がメチャクチャ大切で、今回のコロナの対応なんかをみていると、緊急事態宣言の内容が、「劇場はO Kだけど、映画館は禁止」みたいなのがあったりしたじゃないですか? 

「人の流れを減らすことが目的」というのが彼らの言い分ですが、それでは「劇場はO Kで映画館は禁止」の説明ができていない。

あとは、「お酒の提供禁止」もそうですね。

「飛沫が飛んじゃうから」という言い分では、「一人客」に対してお酒の提供を禁止している説明ができていない。 

一人客なんて喋らないんだから。

そういったことを説明しないまま「あれをやってください」「これをやってください」と言ったところで、そりゃ、人はついてこないですよね。

皆が何に憤っているかというと、「できない」ことをよりも、「納得がいかない」ことに怒っているわけじゃないですか? 

一人客へのお酒の提供を禁止している理由を……


「一人客O Kにしてしまうと、『一人客』という体で、店に来たお客さん同士が喋り始めてしまって、『じゃあ、あなたは本当に一人客なのですか?実は事前に口裏を合わせてきた友達じゃないんですか?』という答え合わせをするのに、人員を割いてしまって、国民の皆様の税金を使うことになってしまうので、一人客も禁止にさせてください。ただ、これはこちら側が慌てて出した結論なので、『ならば、こうすればいい』という解決策があれば教えてください」


……と言えば、同じ『できない』でも、納得感があるじゃないですか。

そういう配慮が大事なんだと思います。

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そして、僕個人的には、そんなことよりも、問題はもっとエグくて……「そういうリーダーシップを取れる人間が【政治家】という職業を選ぶか?」という部分だと思っています。

たとえば川嶋さんが大きな企業を率いるメチャクチャ優秀なリーダーで、年収5億円ぐらいを稼ぐ人だとするじゃないですか?

国会議員の年収って、2000万円ぐらいだと思うのですが……国会議員になろうと思います?

国会議員を選んだ瞬間に収入は激減するので、残されたのは「やりがい」ぐらいしかないと思うんですけど、ことあるごとに週刊誌につきまとわれて、たとえば女性関係とかを明け透けにされて、国民から袋叩きに遭うわけですよね?

優秀な人材を集めるには、【取り分】が少なすぎないですか?

年棒が500万円で、女性関係は全部チェックされてしまうレアル・マドリードにはスター選手は集まらないわけじゃないですか?

年収の問題は財源を考えた時に解決するのが難しいとしても、ワイドショーとかで、皆が面白がってやっている「政治家のプライベートな問題に首を突っ込む」というのは、政治家になる取り分を減らして、優秀な人材が集まらない状況を作って、自分達(国民)が損をするだけなので、あそこには首を突っ込まない方がいいと思います。 

国を運営しているのは国民で、国民が政治家を雇っているわけだから、「どういう条件を出せば、優秀な人材がきてくれるか?」という経営者目線で考えると、また違った見え方になると思います。

皆で前に進めるといいですね。

そんな感じで〜す。

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