【快挙!】『えんとつ町のプペル』が世界最大のアニメ映画祭にノミネート!【キンコン西野】

このnoteは2021年5月21日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:クラファンで温泉を改装した長野県小諸市 ハナオカリュウタ さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

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今日は、『えんとつ町のプペル』一色の回となります。

本題に入る前にお知らせをさせていただきます。

好評を博し、全会場完売となった『映画 えんとつ町のプペル×ドライブインシアター』の追加上映が決定いたしました。

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開始時間がバラバラ(基本は陽が沈んでから)なので、ザックリとご案内させていただきます。

【5月23日】
イオンモールむさし村山 17時45分開場、19時15分上映開始

【6月4日(金)】
イオンモール四條畷 18時15分開場、19時30分上映開始

【6月5日(土)】
イオンモール佐賀大和 18時15分開場、19時45分上映開始
イオンモール名取  18時開場、19時半上映開始


となっております。

開場時間から、上映開始まで時間がかかっているのにはワケがありまして、もちろん早く来られた方が基本優先されるのですが、車のサイズとかを見て、ちゃんとスクリーンが見れるように、現場でスタッフさんが、「あなたの車は、ここに停めてくださ〜い」といった感じで誘導してくださるんです。

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たとえば、一番前にメチャクチャ背の高い車が停まっていたら、スクリーンが見えないじゃないですか?それを避ける為にスタッフさんが頑張ってくださっています。

で、早くに車を停めた方は、大体、イオンでおやつとかを買い出しに行ったり、トイレに行ったりしています。
ちなみに、チケット料金は1台3300円なのですが、なぜか、ポップコーン2つと、ペットボトル2本が付いてきます。
 
4人乗りであろうと「1台」というカウントなので、採算度外視イベントです。
イオンシネマさんにお礼を言っておいてください。

もちろん、車の中なので、赤ちゃん連れや、ワンちゃん連れもO Kです。
そういった理由で、映画を諦めていた方に届くと嬉しいです。

【チケットはコチラから↓】

そして、これも『えんとつ町のプペル』絡みのお知らせになるのですが、今月末に発売する僕の絵本最新作『みにくいマルコ 〜えんとつ町に咲いた花~』のご予約が各書店さんでスタートしました。

『映画 えんとつ町のプペル』から3年後の「えんとつ町」が舞台となるのですが、映画をご覧になられていない方も勿論楽しめる内容となっております。
映画をご覧になられた方は、映画のクライマックスで起きた、あの大きな大きな町の変化がありましたよね?
 
あのシワ寄せが「こんなところに出ちゃったの?」というような内容となっておりますので、それはそれで楽しんでいただけると思います。

こちらの作品はサイン本のご予約も承っておりまして、お求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。
宜しくお願いします。

(※こちら↓)

そんなこんなで本題でございます。

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一昨日、「『映画 えんとつ町のプペル』がオランダのロッテルダム国際映画祭のクロージング作品として正式にご招待いただきました」というご報告をさせて頂いたのですが、なんと、それに続いて、今度は……

フランスで開催される世界最大のアニメーション映画祭『アヌシー国際アニメーション映画祭』の長編アニメーション部門にノミネートされました。

『アヌシー国際アニメーション映画祭』はアニメーションの仕事をされている方や、アニメファンを豪語されている方なら1000人中1000人が知っている映画祭だと思うのですが…………当然、僕らも『映画 えんとつ町のプペル』の制作段階から意識していました。
やっぱり、世界中のアニメーション関係者がチェックしているイベントなので。

「アヌシーにノミネートされるといいなぁ」というのは100回以上言った気がします(笑)


先日、2ちゃんねるの創設者の「ひろゆきサン」が、「フランスで『映画 えんとつ町のプペル』が上映されるときに、来てくれるのを期待してますー」と呟かれていて、このことを言いたく言いたくて仕方なかったのですが、情報解禁前で言えなかったんです。 

ようやく言えます。

 
今回ノミネートされた長編アニメは、世界で11本。

この中から、グランプリが決まるわけですが、相方の梶原君は「ノミネートされただけでも凄いことじゃん!よかったじゃん!」と言うのですが……お恥ずかしい話、若干、欲が出ちゃってるんですよね。

神様はこんなヤツを選ばないと分かっているのですが、若干、欲が出ちゃってます(笑)

それはもう、どの作品もそうだと思うのですが、たくさんのスタッフの頑張りと、たくさんのファンの応援があって、こういう機会をいただけているわけですから、「作品に携わって良かった」と思って欲しいし、「作品を応援して良かった」と思って欲しいんです。


日本アカデミー賞の時がそうだったんです。
優秀賞をいただいた時点で、「よかったよかった」と思っていたのですが、最優秀賞を逃した瞬間に、「獲らせてあげたかったなぁ」という気持ちになっちゃいました。
自分でも意外でした。

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「賞」とかは、あんまり興味がないタイプの人間だと思っていたのですが…どうやら、そうでもなかったみたいです(笑)

なので、こうなったら、あとは神頼みです。
毎日、神社に通って、神様に課金して「グランプリが欲しいです」とお願いしてきます。


しかし、まぁ、真面目な話、本当に梶原君の言うとおりなんです。
はじめて作った作品が、こういった舞台に並ぶだけで、本当に光栄すぎることなんです。
 
そして、月並みですが、ソレというのは僕の力なわけがなくて……廣田監督をはじめ、スタジオ4℃の皆さんや、映画を届ける為に走り回ってくださった皆様や、応援してくださっているファンの皆様の力以外の何ものでもありません。

まずは「皆さんのおかげで、やったよ!」と言わないと、いけないですよね。
本当にありがとうございます。

 
本当に皆さんのおかげで、ロッテルダム国際映画祭のクロージング作品に選んでいただいて、アヌシー国際アニメーション映画祭にノミネートしていただきました。
 
そして、5月26日からは、いよいよ韓国で上映がスタートします。

【韓国語版のサイン本はコチラ↓】

実は、その先にも、いろいろと控えているのですが、今はお伝えできるのは、ここまでです。
が、10年〜15年前の約束通り、ちゃんとエンターテイメントで世界を狙います。

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僕はまだまだ何者にもなれていませんが、一緒に戦っている同士として、今日は最後に、今、誰からも相手にされていないクリエイターさんに言葉を贈りたいと思います。

昔から応援してくださっている人はご存知だと思うのですが、『えんとつ町のプペル』という絵本は、当初、誰からも望まれなかったんです。
 
もともと僕は0.03ミリの黒のボールペン一本で絵を描いていたのですが、『えんとつ町のプペル』からは分業制に変えたんです。
僕の頭の中には「色」があるのですが、僕には「色」を塗る能力がなかったので。

「絵本を分業制で作る」と言った時に凄い批判されたんです。
「絵本は一人で作るもんだろ!」という謎の批判です。
くわえて、クラウドファンディングでお金を集めて、クラウドソーシングでスタッフを集めて、作ったもんですから、「詐欺師」だの「宗教家」だの「乞食」だの散々。

当時の日本は、まだクラウドファンディングもクラウドソーシングも知らなかったんですね。
 
そして、それより何より刺さったのは、ファンの方からの批判でした。

「黒のボールペン一本で描くのが西野の絵の醍醐味なのに。ガッカリです……」といった感じで、唯一の味方からも、ソッポ向かれちゃって……特に制作初期は『えんとつ町のプペル』を信じている人は僕しかいませんでした。
世界でたった一人です。

多くのクリエイターさんは、きっと今、そんな状況にあると思うんですね。

でも、「キチンと勉強して、しかるべき努力をして、使うべき場所に正しく時間を使って、誰よりも自分の作品を信じ抜けば、大丈夫!」ということをお伝えしておきます。
ホントに大丈夫なので。
 
お互い頑張りましょう。

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