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負けないクラウドファンディングの作り方【キンコン西野】

このnoteは2024年4月13日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。


 
 

クラウドファンディングが皆の選択肢になってきた

 
最近は「日本にクラウドファンディングを広めた人」として紹介されることがチョコチョコ増えてきまして(もちろん僕一人で広めたわけではないので、それはチョット大袈裟な紹介だと思いますが…)、こうした紹介文に「クラウドファンディング」が入ってくるということは、それだけクラウドファンディングが世間に浸透している(皆の選択肢になっている)わけで、「ようやくか…」とニコニコしています。
 
「震災が起きた時とかに、選択肢として持っておくと絶対に助けになるから!」と何千回説明しても、当時はまったく話が通じなくて、「クラウドファンディングをやっている」というだけで詐欺師や犯罪者みたいに扱われたことが何度も何度もありました。
 
ここにくるまで本当に時間がかかったんです(遠い目)。
 
今年は能登半島地震でクラウドファンディングを活用された方がたくさんいらっしゃったみたいで、ちょっとずつ時代が進んでいるのかなぁと思います。
 
今日は、そんなクラウドファンディングの賢い立ち上げ方を実例と共に御説明させていただきます。
 
 

リターン(返礼品)のパターン数はよくよく考えた方がいい

 
まず、クラウドファンディングって、もう、シンプルにページが見にくかったら終わりなんですね。
 
一番ありがちなのが、企画説明文に、ありとあらゆる情報と熱い気持ちを詰め込むだけ詰め込んで、結果、巻物レベルの長文ができあがってしまい「そもそも読む気になれない」という烙印を押されてしまうケース。
 
ここに関しては、「自分の信用と、自分に許されているプレゼン時間(持ち時間)はイコールなので、巻物は書いちゃダメ!」と千回以上言ってきたのですが、その注意を聞いていても、「自分だけは別」と思っちゃうみたいで、やっぱり皆、初めてクラウドファンデングをする時はやっちゃうんですね。
 
クラウドファンディングをやる時はここを注意しておくことは大前提で(この話は今日はしません!)、その上で、「リターン(返礼品)のパターン数」はよくよく考えた方がいい。
 
「どれか当たれ」「出すだけ出しとけ」で、あれやこれやとリターンを出しすぎてしまうと、リターン欄が巻物になっちゃって、やっぱりこれも「見にくいページ」になってしまう。
 
自分のイチオシのリターンが、自分が出した他のリターンによって埋もれてしまう…ということがある。
 
 

事前に根回しをキチンとして、確実に獲りに行く

  
なので、選りすぐりのリターンを出した方がそりゃいいわけですが、ぶっちゃけ、んなもん「何が売れるか?」なんて分からないじゃないですか?
 
そこで僕が昔からやっているオススメの打ち手があるんですけど、今だと、僕のオンラインサロンメンバーの「磯貝さん」という方が、一昨日スタートさせたクラウドファンディングで、この手を使っていて、すでにスタートダッシュに成功しているので、ちょっと紹介させていただきます。
 
磯貝さんが立ち上げられたのは『夢幻鉄道のカバーMVを制作したい』という企画なんですけども、現在、水面下で制作が進んでいる絵本『夢幻鉄道』のテーマソング『夢幻鉄道』のカバーをアップする人の為に、MVの「V(映像)」を作り込んでしまって、その映像を皆さんでシェアしよう(使いたい時に使えるようにしよう)みたいな感じだったと思います。
 
間違ってたらすみません。
 
※磯貝さんのクラウドファンディングはコチラ↓

そのクラウドファンディングは、プロジェクト立ち上げから僅か1日で60万円以上の支援が集まっています。
 
つまり「出したリターンが、確実にハマっている」という結果が出ているわけですが、これは何も磯貝さんが魔法めいた力を持っているわけでも何でもなくて、クラウドファンディングを始める前に、事前に「どんなリターンがあれば確実に支援してもらえますか?」とか「以下のリターンを予定しているのですが、『これなら確実に支援する』というものがあれば教えてください」といった感じで、事前に支援の仮約束みたいなものを結んでいるんです。
 
つまり、ちょっとデキレースなんです。
 
ですが、そのおかげで、まったく誰からも支援されないリターンを出さずに済んで(無駄弾を撃たずに済んで)、ページが凄くスッキリしているんです。
 
僕は一か八かみたいなのがあまり好きではないのですが、それはクラウドファンディングでも同じこと。
 
事前に根回しをキチンとして、確実に獲りに行く…という戦いをオススメします。
 
 

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