見出し画像

「知識」は何の為にあるのか?【キンコン西野】

このnoteは2021年4月26日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:次世代に繋ぐ未来の為にオウイェーイ イトウセイキチ さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前にお知らせをさせてください。

5月末に出る僕の絵本最新作『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』のご予約が各書店さんで始まっております。

(※こちら↓)

『映画 えんとつ町のプペル』から3年後の世界が舞台となっている作品ですが、物語が繋がっているわけではないので、映画をご覧になられた方も、まだご覧になられていない方もお楽しみいただけると思います。

決して許されない恋をしたモンスターの物語です。

こちらの作品はサイン本の対応も承っておりまして、サイン本をお求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

(※こちら↓)

私、キングコング西野が「自宅でサインを入れて、梱包して、郵便ポストにブチ込む」という内職に励んでおります。
宜しくお願いいたします。


そして、お知らせがもう一つ。

これは、この後の本題にも関係してくるような「お知らせ」なんですけども、前回、『【教えて西野先生!】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話』というオンライン講演会をして、ものすごく大きな反響がありまして、次は、オンラインサロンメンバーさんを対象に『メーケティング』に関するオンライン講演会をやろうと思っていたのですが…その前に!

スクリーンショット 2021-04-28 11.44.59

オンライン勉強会『キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会!※儲け話はありません』


を開催する運びとなりました。


勉強会の内容は……

「キングコング西野とCHIMNEY TOWNのスタッフが、今後『NFT』や『トークン』の実験をしていく上で、仮想通貨の基礎について勉強するZOOM会議(全3回を予定)を配信用のFacebookグループで生配信します。ブロックチェーンに詳しいエンジニアが、何もわからないスタッフにわかりやすく説明する、ビットコインやブロックチェーンの初心者に優しい配信を目指します。
仕組みを学ぶための会議ですので、儲かるとかそういう話は一切ありません」

とあります。

もう、ここにある通りです。

ここではあまり多くは言えませんが、そろそろ国内の映画も落ち着きはじめた頃なので(※ちなみに宮古島では今日から二回目となる映画プペルがスタートします)、いよいよ、オンラインサロン内でも次の大きな動きがアクションの準備に入っておりまして、それには「ブロックチェーン」というテーマは外せないんですね。

で、ここらで、「ブロックチェーンまわりの知識」を皆で正しく持っておこうと思いまして、このような会を開催します。

ボクも生徒として参加するのですが、勉強会は全三回ですね。

参加費は900円(一回300円)。参加にはFacebookアカウントが必要です。
興味がある方は『チムニータウン BASE』で検索してみてください。

(※こちら↓)

「ブロックチェーンって、よく分からない」という人って、結構いると思うので、この機会に是非、ご参加ください。

第一回の配信は4月30日にあります。アーカイブが残りますので、好きな時間にご覧ください。

そんなこんなで本題です。

スクリーンショット 2021-04-28 11.46.00

19歳〜20歳の頃から、特に僕はいろんな仕事をさせていただいていて、会社も作って、そこから様々な事業を展開させてもらっているのですが、そりゃまぁ、良い時もあれば悪い時もあるんですね。

成功と失敗を何回も何回も繰り返して、常に波打ちながらチョットずつ前に進んでいるわけですが、20年近くやってると、何が大事かが見えてくるんですけど、結局、「いかなる時も慌てない」というのがメチャクチャ大事なんですね。

慌てると、その後、致命傷となるような一手を打ってしまうので。

なので、「慌てない」というのが非常に重要なわけですが……その為にはやっぱり「知識」を入れておかないといけないんですね。

「なるほど。ここが原因で上手くいってないのね…これはパターンAだな」

「なるほど、ここにコストをかけたら、これぐらいの効果が出るのね…これはパターンBだな」

みたいな感じで、その時の状況が自分が知っているパターンに分類できた時はやっぱり慌てない。

基本的に「知識」というのは、「実践で使える知識」と「メンタルを保つ為の知識」の二つに分けられると思います。

それこそ、大学で学ぶマーケティングなんてプロの世界だと1ミリも使えないですよ。
少なくともビジネスの最前線では使えません。

「あれは、こうだから売れた」とか「あれは、こうだから売れなかった」なんて、後からいくらでも言えるし、後からいくらでも学問っぽくまとめることができる。
だけど、実戦ではほぼ使えません。

「じゃあ、意味がないか?」というとそんなことはなくて、『マーケティングの用語』ってメチャクチャ意味があると思うんですね。

言葉化されていることで、「ああ、これはバンドワゴン効果ね」みたいな感じで、整理がしやすくなる。

これは「慌てない為」に必要だと思います。

スクリーンショット 2021-04-28 11.47.05

で、さっき「仮想通貨勉強会」の告知をした時に「本題に関係してくる」というお話をさせていただいたのですが、(昔、どこかで話したかもしれませんが)『ハイプサイクル』というのがあるんですね。

これは、「新しいテクノロジーとかサービスの社会への適用度を示す図」ですね。


「黎明期」「過度な期待のピーク期」「幻滅期」「啓発期」「安定期」…といった感じで、最初は「期待」も手伝ってギュイインとユーザーが集まったりするのですが、テクノロジーとか、社会の受け皿がまだ追いついていなかったりして、多くの人が期待したほどの成果が出せずに、幻滅期に入る。

そこで、ユーザーやプレイヤーが激減するのですが、本当にいいテクノロジーやサービスは、そこで生き延びて、期が熟したタイミングで、まもなくジワジワと評価され始める……という曲線があるのですが、これ結構「あるある」なんですね。

ハイプサイクルの、このジェットコースターのレールのような、この曲線って、いろんな分野で見られるんです。

ただ、これも、「幻滅期」というものを知識として持っておかないと、ピークから下がった時に慌てちゃうじゃないですか?

「なんか手を打たないと!」となる。まぁ、実際に、そのまま死んでいくケースもありますが(笑)

ここで、「どうしようどうしよう」となっちゃう人と、「過度な期待のピーク期を超えたから、そりゃそうだよね」となる人とでは、落ち着きようが全然違って、打ち手の精度も変わってくる。


あと、これからその分野に参入する時に、「今、ハイプサイクルのどの位置にあるのか?」を把握しておいた方がいいですよね。

僕、意外と、「黎明期」には参入しないんです。

さいあく参加する時は、沈むことを込みで(幻滅期を乗り切れる分の体力を残して)参加したりします。


今回、「ブロックチェーンの勉強会」を開催するのは、そういった観点から、「コミュニティー×ブロックチェーン」のイイ時期だなぁと思っているからです。

二つ目の波の手前の感じです。

 
四年ほど前、「トークンコミュニティー」ウンヌンカンヌン言われた時代があったのですが、当時はまだ、いろいろと追いついていませんでしたが、たぶん、今なら可能性がありそうです。

「コミュニテー×ブロックチェーン」のいい感じの答えを出せそうなので、チェックしておいてください。

スクリーンショット 2021-04-28 11.47.47



▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓

▼Instagram版はコチラ↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?