見出し画像

あらためて『同一労働、同一賃金』を確認しておこう【キンコン西野】

このnoteは2021年5月17日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:有名起業家さんの15歩後ろをコソコソ歩いている地方在住のユズル さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前にお知らせです。

全3回でお届けするオンライン勉強会『キンコン西野と学ぶ!初心者に優しい仮想通貨勉強会!(※儲け話はありません)』の受講者数が【1万2950名】を突破しました。

本当にありがとうございます。

こちらの勉強会は、もともと自分達の為に開催する予定だったんです。

会社として、今後『NFT』や『トークン』の実験をしていくのですが、そこに向けて。

ただ、どう考えても面白そうだったので、「これは皆さんと共有しよう」ということとなり、今回に至ります。

仕組みを学ぶための勉強会ですので、「儲かる」とかそういう話は一切ありません。

ボクも生徒として参加します。

同じZoom画面でイイ感じに合いの手を入れています。

勉強会は全三回で、勉強会はすでに2回を終えたのですが…一才の嘘抜きで、チャクチャ面白かったです。

授業終了後は、そのままフェイスブックグループで、生徒同士で交流がとれて、そこでも、皆、教え合いっこをしています。

これ、超絶オススメです。


参加費は900円(なので一回300円)。

参加にはFacebookアカウントが必要です。

興味がある方は『チムニータウン BASE』で検索してみてください。


(※コチラ↓)

最終回となる次回の配信は5月19日の16時10分からです。

アーカイブは全3回とも残りますので、最終回から参加される方は、先に、初回と第二回目のアーカイブをご覧ください。

よろしくお願いします。


そして、お知らせをもう一つ。

月に2回、隔週で、僕の友達を自宅に招いて、酒を呑みながら、「今やっていること」や「これから仕掛けること」などを話す月額590円のYouTubeのメンバーシップ『スナック西野』をやっております。

まだ、商品やサービスの開発前で、記事にもなっていない、インタビューもされていない、オンラインサロンにも書かれていない、「次に、これをやろうと思ってるんだけど…どうかな?」といった感じで、本人の中でも、まだ、まとまりきっていない話なんかをさせてもらっています。

結局、お酒の席の話が、どこよりも早い(情報鮮度が良い?)ので、それを産地直送でお届けしようと。

ゲストのラインナップは、「ダイノジ大谷さん」「IT評論家・尾原和啓さん」「堀江貴文さん」、そして、「美容室NORA代表・広江一也さん」となっておりおります。

興味がある方は、僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の動画の画面の下にある「メンバーになる」をクリックしてください。

(※こちら↓)

宜しくお願いします。

それでは、本題です。

スクリーンショット 2021-05-17 21.20.19

日本人って、世界でもブッちぎりに勉強しない人種だということを聞いたことがある人もいると思うんですけど、たしか、社会人の1日の平均勉強時間は「6分」とか言われています。

あくまで、これは平均です。

なので「1秒も勉強していない人が大量にいる」と思ってください。

子供には「勉強しろ」と言っているくせに、自分は勉強しないのが日本人なんですね。

ちょっと悲しくなるニュースですが、でも、確かに自分の身の回りで感じません?

「意識高い系かよ。ケケケ(笑)」って言っている人の知識って、結構、絶望的だったりしますよね。

「そんなことも知らないの?」という知識格差が身の回りで起きてませんか?

ここでは、「なんで、日本人がそうなっちゃったのか?」というところまで掘り下げて話した方がいいと思うんですけど、やっぱ「年功序列」と「終身雇用」というシステムが大きかったように思います。

つまり、会社にさえ入っちゃえば、あとは、そのまま経験を積んでいくだけで、給料も増えたし、最後まで雇ってもらえた。

なので、勉強する理由がなかった。

「努力しなくてもいい」という世界って、裏を返すと、「努力したところで、あまり変わらない」という世界です。

これまでは、勉強したことによる「取り分」が少なかったんですね。

ただ、今は、「終身雇用、もう無理っす!」みたいなノリになってきているのと、「同一労働、同一賃金」が始まって、「勉強しなくてもいい」というわけにもいかなくなった。

ただ、「勉強しない」で有名な日本人ですから、そもそも「同一労働、同一賃金」の存在を知らない可能性がある。

というわけで今日は、ちょうど1年ぐらい前にお話しした「同一労働、同一賃金」について、今回、あらためて、おさらいしたいと思います。

大きな企業は去年から、そして中小企業は、今年の4月から実はコッソリとスタートしちゃっている「同一労働、同一賃金」ですが、これが何なのか?というところの「おさらい」なんですけども…

簡単に言ったら、「仕事内容が同じであれば、正社員であろうが、非正規社員であろうが、派遣社員であろうが、賃金や待遇を同じにしましょうね〜」という取り組みです。

「同一労働、同一賃金」なので、「長いこと会社に勤めているから、給料を上げましょう」という年功序列のノリもダメです。

一年目の社員であろうが、20年目の社員であろうが、同じ仕事内容であれば、同じ賃金・同じ待遇です。

なので、会社が、他の社員に比べて、その人に高い給料をお支払いする場合は、明確な理由を提示することが求められるんです。

待遇差には合理性が求められるわけで、「長いこと勤めてるから」は理由にならないんですね。

つまり、完全に実力主義です。

「どれだけ会社に勤めようが、無能な人の給料は安いままですよ」というお達しです。

非正規社員さんや派遣社員さんからすると「お!俺たちも正社員並みの給料が貰えるのか!ラッキー!」と思われたかもしれませんが……これ、ポイントはですね、国から補償が出るわけじゃないんですよ。

「各々の会社でやりくりしてね」という話なんですね。

で、今、このコロナ禍でしょ?

会社の売り上げは、下がってますよね?

そんな中、人件費を底上げできる余裕が会社にあると思います?

会社の売り上げから割ける人件費には限りがあるわけだから、非正規社員さんや派遣社員さんの給料を底上げして、正社員に合わせるというよりも、「正社員さんの給料を、非正規社員さんや派遣社員さんの給料レベルに落とす」という方が可能性としては高いですよね。

あくまで可能性の話です。

これは給料じゃないですけど、たしか、日本郵政さんとかは、2018年とかに、非正規社員の待遇を向上させるのではなくて、正社員の待遇を下げているです。

詳しい内容はチョット忘れちゃったんですけど、たしか5000人の正社員が受け取っている住宅手当を段階的に廃止しているんです。

※一方で、非正規社員に対しては一部手当を支給していたと思います。

いずれにせよ、これまで支給していたものを削ることで、是正したんです。

「底上げ」じゃなくて、「天井下げ」です。

今回の「同一労働、同一賃金」では、そういったこともありえるよねぇ〜という話になっています。

会社に対して「この組織に対して、私がいかに必要な人材なのか?」「こんな独自のスペックを持ってますよ」ということをアピールしていかなきゃいけないんです。

この世界観が良いか悪いかは、ここでは議論しませんが、

一つ確かなことは、これまで曖昧にしていたいろんなものが曖昧にできなくなって、【強い人がモノを言う世界】に向かっていることは間違いないです。

なので、勉強しなきゃいけない。

結論、何が言いたいかというと……「有村昆さんの不倫問題なんかに時間を使っている場合じゃねえ」ということです。



▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓

▼Instagram版はコチラ↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?