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『ライブファンディング(ライブ配信×クラウドファンディング)』の強さ【キンコン西野】

このnoteは2023年7月24日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。


 
 

「テキスト」では動かなかった心が「動画(配信)」で動いた

 
昨日、「そういえば、そうだったよな」と思ったコト(大切なコト)があったので、今日はそのことを皆さんに共有させていただきます。 
 
今、僕は舞台『テイラーバートン』のクラウドファンディングと、10月28日(土)に幕張メッセで開催する『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』のクラウドファンディングを同時に走らせています。
  
クラウドファンディングというものは「プロジェクト立ち上げれば、あとは風まかせ」というわけにはいきません。
 
やっぱり二つのプロジェクトを立ち上げれば、その分、発信(宣伝)にかかるコストも倍になるわけで…まぁラクじゃない。
 
プロジェクトのことを知ってもらわないと始まらないし、知ってもらったところで、そのプロジェクトに懸けた想いが支援者さんの胸に届かないことには、田舎の駅の掲示板みたいに素通りされて終わりです。
 
ということで、「熱量」と呼ばれるようなものを出していかなきゃいけないので、皆、クラウドファンディングのプロジェクトページに、「私は、こうこう、こういう覚悟をもって、このプロジェクトを進めております!」と(時に巻物のような長文で)想いを綴るわけですね。
 
僕の経験上、あそこの文章次第で、「支援者数」「支援総額」が変わってくることは間違いありません。
 
なので、あそこに載せる文章は本当によく考えて書いた方がイイ。
 
「長さ」も含めて。
#イタズラな長文はNG
 
  
その上で、「『ライブ配信×クラウドファンディング』はメチャクチャ強い(相性が良い)よね」というのが今日の主題です。
 
古くは「バナナの叩き売り」や「テレビショッピング」、最近だとインフルエンサーがライブ配信をしながら商品を販売する「ライブコマース」。
 
「ライブ配信×クラウドファンディング」は、そのどれとも微妙に違っていて、まずは「買っていただくもの」が「商品」じゃない。
 
今回の場合だと、ライブ配信という店先に立って、お客さんに向かって叫んでいるのは、「10月28日(土)に幕張メッセで開催する『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』のスタッフさんに、お弁当の支援をお願いします!」なんです。
 
昨日、インスタライブをしたのですが、そこで今進めているクラウドファンディングの話をしたところ、本当にたくさんの方が、そのクラウドファンディングに支援してくださったんです。
 
ここだけ聞くと「そりゃ、そういうこともあるでしょうよ」という話なのですが、これ、面白いのが、ライブ配信中に支援してくださった方のほとんどは、(西野のライブ配信を好んで観るぐらいの人ですから)今回のクラウドファンディングの存在は知っていたんです。
 
知っていたけど、支援までは至らなかったそうです。
 
そんな人が「ライブ配信」となると、「応援してますよ〜!」と快く支援してくださったんです。
 
「テキスト(クラウドファンディングページの企画説明の文章)」では動かなかった心が、「動画(配信)」で動いた形です。
 
 

「心が動いた瞬間」を整理すると・・・

 
コメントをくださった方とやりとりしていると、「心が動いた瞬間」が分かることがあります。
 
支援を検討している方から「支援内容について、もう少し詳しく聞かせてください」と質問されて、「これは、こうなっていて…」と説明して、そこで2回か3回かやりとりさせていただいて、それで「なるほど!支援しますっ!」となったり。。
 
こういうのは、やっぱり「ライブ配信ならでは」ですよね。
 
この流れをテキストで生み出すのは難しい。
 
ただ、これに関しては「疑問が解決したから、支援します!」という、シンプルなこと(理屈で説明できること)だと思うんです。
 
それはそれで最高なんですけども、今日、お話ししたい「『ライブ配信×クラウドファンディング』はメチャクチャ強い(相性が良い)よね」は、そういった理屈で説明がつくものではなくて……、昨日、ライブ配信をしながら「やたら支援してもらえるなぁ」と思った直後に、そういえば自分が過去にクラウドファンディングに支援した日のことを思い出したんです。
 
それは堀江貴文さんのチームが打ち上げている(いわゆる)「ホリエモンロケット」の予算を集めるクラウドファンディングだったのですが、当時は「コロナ禍での打ち上げ」ということで、打ち上げが延期延期になって、ホリエモンロケットは(資金的に)色々と追い込まれていたんです。
 
(※その当時の様子→https://www.youtube.com/watch?v=aNjY0kJYIE0)

で、そのことはニュースやSNSで知ってたんです。
 
でも、そのニュースを見た当時の僕の正直な気持ちは「今は、みんな、大変なんだなぁ」だったんです。
 
それ以上でも、それ以下でも無かった。
 
ところが、その数日後に、堀江さんがYouTubeで(生配信だったっけ)、カメラに向かって「今、本当に大変な状況で、正直、本当に苦しいです」とお話しされたんです。
 
そのことは情報として知っていたハズなのに、その動画を観た瞬間に、いてもたってもいられなくなって、すぐに会社の人間に連絡を入れて、大口支援を決めたんです。
 
話を整理すると、「堀江さんが置かれている状況は前々から知っていて、テキストのSOSでは反応しなかったのに、動画のSOSでは反応した」といったところです。
 
震える声に反応したのか、追い込まれている表情に反応したのか、はたまた、「動画で発信する」という覚悟、あるいは切羽詰まった感に反応したのか。
 
とにかく、テキストでは伝わってこない何かをキャッチしたのは間違いなくて、自分がそれで支援を決めたのだから、自分がクラウドファンディングでアプローチしなきゃいけない人に対しても、それぐらいのことをやらなきゃいけない(テキストで済ませちゃダメ)だなぁということを昨日、少し反省しました。
 
個人的な話をすると、僕は2025年に大きな勝負が控えていて、その時は本当にたくさんの方に助けてもらわないといけないので、今、このタイミングで気がつけて良かったです。
 
 

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