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【キンコン西野が「副音声」を推す理由】by キンコン西野

このnoteは2021年1月15日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:映画えんとつ町のプペルの切手がでて嬉しい。切手大好きな み さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

スクリーンショット 2021-01-18 14.15.09

本題に入る前にお知らせをさせてください。

去年の12月25日に『映画 えんとつ町のプペル』が公開されて、それから毎日4ステージほど、舞台挨拶(というか30分のトークショー)を1月7日まで続けてきて、そこで緊急事態宣言が出たので、トークショーは一旦お休みすることになったんです。

これも禁止されているわけではないのですが、世間の空気的に、「今、あまり大々的にイベントをするのはどうなんだ?」みたいなのがあったので、「それならそれで別の方法を探ろう」ということになりまして、そこから「お客さんと一緒に映画を観る」を始めたんですね。

今はこれを毎日やっておりまして、今日も、このあとすぐ、午前8時40分から新宿バルト9で『映画 えんとつ町のプペル』を観ます。

▼バルト9↓

朝に映画を観るのは生まれて初めてなので、ちょっと、どんな気持ちになるか楽しみです。

今から、間に合う方は新宿バルト9に駆けつけてください。

そして明日(16日)の観劇スケジュールはこちら↓

・TOHOシネマズ六本木ヒルズ(10時15分の回)

・TOHOシネマズなんば(18時5分の回)

こちらのチケットは、今日の24時に販売開始です。

感染症対策で、握手をしたり、サインをしたり、写真を撮ったり、手紙を受け取ったり、お喋りしたりすることはできませんが、2000%の感謝を込めて、会釈させていただきます!!好きです!!

まぁ、このように、『映画 えんとつ町のプペル』を一人でも多くの方に届ける為に必死でございます。

このドブ板営業が、最後はどこに着地するのか、温かく見守っていてください。

今、モノ作りされている方に、この活動量が届くと嬉しいです。

「死ぬ気で産んだ作品を届けるには、これまた死ぬ気でやらないといけないぞ」ということを。

とにかく、やれることは全部やりますし、『映画 えんとつ町のプペル』チームの中では僕が一番努力します。

よろしくお願いします。


 

そして、二つ目のお知らせです。

LINE MUSICさんの方で、『映画 えんとつ町のプペル』のサントラ特集(by 西野亮廣)をご用意させていただきました。

すでに映画をご覧になられた方は、「あの曲で、あのシーンを思い出す」という楽しみ方ができると思うので、超絶オススメです。

とにかく『映画 えんとつ町のプペル』は音楽が超イイんです。

『映画 えんとつ町のプペル』のサントラ特集(by 西野亮廣)はLINE MUSICさんの方で探してみてください。


(※コチラ↓)

そんなこんなで本題です。

本日(1月15日)から、『映画 えんとつ町のプペル』の副音声付き上映がスタートします。

これまでも何度もお伝えしてきましたが、スクリーンから流れる映像に合わせて、私、キングコング西野亮廣が、制作の裏話をしたり、えんとつ町のトリビアを話したり、時に、お客さんになったりする100分間のオーディオコメンタリーです。

今日は、ここ最近、どうして西野がやたらと「副音声」をプッシュしているか?について、お話ししたいのですが…

下心を先に言うと、「これで映画を観に来てくれる人が増えたら嬉しいなぁと思っている」というのがあります。

あと、『えんとつ町のプペル』は掘れば掘るほど面白い作りになっているので、そのへんも共有できればイイなぁと思っています。

ここまでは、自分の為ですね。

それと同時に、やりたいことがありまして…

今はもう閉館してしまったのですが、数年前まで渋谷に「シアターD」という劇場があったんです。

僕が東京に出てきてすぐにお世話になった劇場で、当時の若手芸人は皆、ここで育ったんです。

そこで20年近くオーナーをされていた「矢野さん」という反射顔のオジサンがいるのですが、2017年ですかね、原因不明の難病にかかって、いわゆる「視覚障がい者」になったんですね。

で、その矢野さんから、ある時、連絡をいただいて、その内容が、「西野君のYouTubeは音声だから、僕のような視覚に障害を持っている者の支えになっています。ありがとう」というものだったんです。

ぶっちゃけ、僕のYouTubeチャンネルは、ただの手抜きなんですよ。
#ごめんて

Voicyで喋った内容を、マネージャーがYouTubeにコピペしているだけなんです。
#真面目にやれ


そこに立派な理由なんかなくて、ただただ「とりあえずYouTubeにも音源を貼っとけ」ぐらいの気持ちでやっていたんです。

ですが、それが結果的に、目が見えなくなって、いろんなエンタメを受け取れなくなってしまった矢野さんに届いた。

そして、その矢野さんから、感謝してもらっている。と。

その時に、はじめて、「障がい」というものと向き合ったんです。

もちろん、これまでだって、「障がい者支援」はしてきたので、まったく何も考えてこなかったわけではないのですが、じゃあ、自分が発信する作品の隅々にまで、そういった方々への配慮が行き届いているかというと、そこには胸を張れない自分がいて、「ああ、なんか全然ダメだなぁ」と思ったんです。

メチャクチャかっこ悪いなぁと思って、すぐに改善しようと思いました。

今回、副音声付き上映でご利用いただく「HELLO MOVIE」は、映画の字幕や音声ガイドを楽しめる無料アプリなんですけども、これ「視覚障がい者」の方や、「難聴者」の方に、映画を届ける手段でもあるんですね。

「目が見えないから」「耳が聞こえないから」という理由で、映画を諦めていた方たくさんいたと思うのでが、もう、諦めなくてイイんです。

大切なのが、このアプリが一般に普及することで、別に僕は、このアプリの回し者でも、株主でもありませんが、なんか凄く大きな意味のあるサービスだと思ったので、そのお手伝いがしたくて、今回は「副音声付き上映」という形で参加させていただきました。

今回の「副音声付き上映」をキッカケに、一人でも多くの方に「HELLO MOVIE」を知っていただいて、そして、改めて目や耳が不自由な方に想いを馳せてもらえたら嬉しいです。

下心に加えて、そういう狙いもあって、今回は「副音声」を猛プッシュしています。

まずは、是非、映画館でお試しください。

「副音声を聴きながら映画を観る」って、やったことないと思うので、かなり新鮮な経験ができると思います。

事前にアプリをダウンロードして、そして、イヤホンを必ずご持参の上、劇場までお越しください。

それでは、今から新宿バルト9に行ってきます。


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