見出し画像

論破するな。生産しろ【キンコン西野】

このnoteは2022年4月27日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。

今日は「論破するな。生産しろ」というテーマでお届けしたいと思います。

本題に入る前にお知らせをさせてください。
 

お知らせ!「キンコン西野と学ぶオンライン勉強会『DAO』って何?」参加者1万1800名突破


コチラはすでにアーカイブ配信となっているのですが、「キンコン西野と学ぶオンライン勉強会『DAO』って何?」の参加者が、「1万1800名」を突破しました。

コチラは、ブロックチェーンに詳しいエンジニアが、
技術に詳しくないスタッフ、そしてお客さんにわかりやすく説明する
ビットコインやブロックチェーンの初心者に優しい勉強会となっております。
 
内容は、ビットコインをはじめとして、ブロックチェーンやNFTについて簡単にまとめた(復習した)あと、「DAO(自律分散型組織)」について勉強します。 

仕組みを学ぶための勉強会ですので、「儲かる」とかそういう話は一切ありません。 

仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーンの未来について興味がある方は、ぜひご参加ください! 

チケットは800円です。
参加ご希望の方は、「キンコン西野 DAO」で検索してみてください。


よろしくお願いします。
 

お知らせ!『【教えて西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話2022』参加者2300名突破


そして、もう一点。

5月21日の20時から開催するオンライン勉強会『【教えて西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話2022』の参加者が「2300名」を突破しました。

僕は、自分で会社を起こして、資金繰りをして、作品や商品を作って、売って、従業員を雇って…という活動をしているのですが、この活動は「お金」の問題と常に隣合わせなんです。

そして、そこでは「お金の勉強をしていない人の弱さ」を見る。
お金の勉強をしていない人が、自分や、まわりの人達を不幸にしていく様を、まざまざと見るんです。

やっぱりこのあたりの心配は拭えないので、今回、久しぶりに手を挙げてみました。

こちらはFacebookグループを使った勉強会になるので、参加者の方の声を拾いながら、授業を進めて行きたいと思います。

アーカイブは6月30日まで残りますので、当日参加できない人でもお楽しみいただけます。

チケットは「800円」です。
参加ご希望の方は『BASE 煙突屋』で検索してください。

よろしくお願いします。


論破合戦って、何か意味ある?


そんなこんなで本題です。

今日は「論破するな。生産しろ」というテーマでお届けしたいと思います。

昨日の夜は、税理士の大河内さんのYouTubeチャンネルの収録と、そのあと、News Picksの生放送がありました。

大河内さんのYouTubeチャンネルは来月配信になりますし、News Picksはおそらくアーカイブが残っていますので、お時間合えば是非ご覧いただきたいのですが、その両方の番組の中で、「今の日本」に言及するシーンがあったんです。

特に、News Picksの方は、「今の22歳はどう生きるべきか?」みたいなテーマで、もうゴリゴリに結果を出してきた方々が、本当に勉強になる意見を発信される中、兵庫県川西市の酔っ払いが間違って参加してしまい、その席で「今の22歳にメッセージを」とフラれ、苦し紛れに出たコメントが今日のタイトルでもあります「論破するな。生産しろ」です。

追い込まれて出たコメントなので、かなり本音だと思います。

大河内さんのYouTubeでも、同様のコメントしていて、それが何かというと「日本人って、議論しすぎじゃないですか?」です(笑)

これは、前々から思っていたことなんですけども、なんか「これからの日本はどうしていくべきか?」みたいなテーマで、いろんな人達が論破合戦を繰り広げている場面を目にしますが、「それって何か意味ある?」と思っちゃうんです。

僕らは今、作品を生んで、国内外で発信しているんですけども、たとえば、そこで目の当たりにするのは、ブロードウェイやハリウッドが「村社会」という現実です。

もっと、実力だけでのし上がれる世界だと思っていたのですが(圧倒的な実力がある、というのは標準装備で)、それプラスα、めちゃくちゃ村社会だったんです。

「誰のお墨付きか?」みたいなのが、メチャクチャ重要だし、人種や宗教の問題もある。

分かりやすいところでいくと、アカデミー賞のウィル・スミスの暴力事件あったじゃないですか?

あれって、日本では「嫁の為に立ち上がった旦那」みたいな感じで、肯定的に捉えられたけど、アメリカでは、ウィルスミスは、フルバッシングです。

その背景には、いろんな背景を抱えた人が入り混じっているアメリカでは、価値観がそれぞれ違うから「ルール」がものすごく大切で、「どんな事情であれ、暴力は絶対にアウト」というルールなんですね。

そこに、暴力に至るまでのストーリーは加味されない。

あの件、一つとっても、あれだけ考えが分かれちゃうわけで、問題は、ほとんどの日本人がアメリカのウィル・スミスバッシングに対して「なんで? そもそも司会者が悪いんじゃん」という疑問を持ったということです。

「日本の考えと、アメリカの考え、どっちが良いのか、悪いのか?」という議論は、この際、どうでもよくて、ただ、「ズレていることに気がついていない」というのは問題ですよね。

この状況で、日本から出たことがない日本人同士で「アメリカでヒットするには、どうすれば?」という議論をしても無駄じゃないですか?

そこにいる日本人を言いくるめても、「じゃあ、それを形にしてください」と言われた時に、黙り込むのがオチですよね。

沖縄の離島で生まれ育って、人生で一度もその離島から出たことない人達同士が、「原宿でタピオカ屋さんをヒットさせるにはどうすれば?」みたいな議論(あるいは論破合戦)を、かれこれ10年近く続けていたら、どう思います?

「議論もいいけど、一旦、原宿に行ってみた方が良くないですか?」と思いません?

「原宿でタピオカ屋さんをヒットさせるには?」というテーマで、離島から出たことがない人が、離島から出たことがない人を、離島の公民館で論破して、「軍配はコッチ!」とかやってるのって、メチャクチャ無駄じゃないですか。

だって、議論の前提が間違っていたりするんだもん。

東京の人達からすると、「すみません。タピオカ屋さんって、あんまりないですよ」だったりする。

とっとと世界を見て、正確な情報を仕入れて、生産しろ


自戒をこめて、今の日本に本当に思うのは、「議論はそこそこにしといて、まずは、外の情報を正しく仕入れて、そして、生産した方がいいよ」です。

堀江さんとか、ひろゆきサンとかは、あれが「芸」になっているから話は別で、そうじゃなくて、一般の人間が誰かを論破したところで、資産にならないから、ラットレースから抜け出せないんですね。

「商品」を作らない限り、体力は減る一方です。

今、ウチの若手スタッフの瀬戸口というのが、ビザをとって、ニューヨークで活動しているんですけども、彼もVoicyをやっているので、是非、聴いていただきたいのですが、発信の内容がイチイチ「コッチに来てみると、思ってたのと全然違った」なんです。

そして、「なるほど、そういうルールなのね。であれば、こういう打ち手でいこう」という話になっている。

これは実に建設的だなぁと思います。

事実、再来月にはニューヨークでミュージカルのリーディング公演を決めていて、着々と話を前に進めている。

そういえば、昨日、僕のインスタに学生からDMが来て、すっごい頑張ってる子っぽかったけど、一方で、頭でっかちになりそうな匂いもしたので、「まず、同世代で生産しているヤツの動きを見ろ」という感じで、瀬戸口のインタビュー記事か何かを送りました。

「Twitterでマウントをとる」なんて、そのへんのオッサンに任せといて、若手は、とっとと世界を見て、正確な情報を仕入れて、とっとと生産した方がいいと思います。

====================
CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
====================

★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!


▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓

\海外発行のカードが利用できるようになりました/

▼Instagram版はコチラ↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?