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吉本興業の芸人が語る『キングコング西野亮廣の真実』

このnoteは2021年1月18日のvoicyの音源の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:タイルの町から西野さんとプペルを応援 西野さん大好きおじさん なかしまよしと さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


本題に入る前に、お願いです。

映画『えんとつ町のプペル』は昨年の12月25日より公開となり、その日から僕は「トークショー付き上映会」を1日に4ステージから6ステージ程、毎日やってきました。

1月8日からは、緊急事態宣言が出て禁止されたわけではないのですが、トークショーをする雰囲気でもなくなったので、トークショーから「西野と一緒に映画を観る」というやり方に切り替えて1日2劇場ほど毎日回っています。

下心を白状すると、「一人でも多くの方にお越しいただく」というためです。ただ、時期が時期なので配慮しなければならない点はたくさんあります。

ものすごく心苦しいのですが感染症対策として、握手、サイン、写真撮影、お手紙の受け取り、おしゃべりは、今は出来ないんです。

本音を言うと、映画を見に来てくださったお客様とは何回でも握手をしたいし、写真を撮りたいし、サインをしたいし、おしゃべりをして「ありがとう」って何度も言いたいんです。

でもそれをやってしまうと、たくさんの方に迷惑がかかってしまうので、今は我慢をしています。

なので、「ご協力ください」とアナウンスをしているのですが、現場で「いや、こっそりいいっすか?」と言ってこられる方が多少いるんです。昨日もなんばの映画館で出待ちする方がいらっしゃいました。

みんなも僕も守りたいものがあるから一生懸命我慢しているのですが、たったひとりの行動で全部できなくなっちゃうんです。

一緒に映画を観ることは「密にならない」という前提があるので、それを破ってしまうと当然、映画館側からもNGが出てしまう。お客さんとも会えなくなってしまう。

これは、本当にやめていただきたいです。

差し入れの問題もそうなのですが、僕が「やめて」と言った場合は本当にやめてください。

なので、「これならいいですか?」と大胆にも出される方がいらっしゃいますが、もう一度言いますが本当にやめてください。

こんなことは言いたいわけではないので、どうぞご協力いただけると嬉しいです。


そして、次は前向きなほうの注意です。

この調子で僕は全国の映画館を回っているんですね。
普通に『ポケモン』とか『鬼滅』とか『ドラえもん』とか『銀魂』とかと比較されますが、僕らは圧倒的に知名度がないので、とにもかくにもドブ板営業なんです。

今日も京都に行って、そのあと福井に行きます。
そんな調子で、いろんな映画館を回っています。

以前にもお伝えしたことですが、映画館によって音量が全然違っているんです。

そこは好みや相性の問題であって、良し悪しの問題ではないのですが、僕個人としては音の大きな映画館が好きで、やっぱり爆発のシーンとかは会場の椅子が揺れるくらいの音圧が欲しかったりするんです。

なので音の大きな映画館を好んで行っているのですが、『新宿バルト9』さんとか『T・ジョイPRINCE品川』とか音の大きな映画館はたくさんあって本当に最高なのですが、その中でも大阪の『TOHOシネマズなんば』さん。

もう爆音なんですよ。
嵐のシーンは本当に嵐の中にいるみたいだし、もうアクションです。

まだ行ったことない方は映画公開が終わるまでに、というか、プペルのスクリーンが小さくなる前に絶対に行ってみてほしい、体験してみてほしいのです。

ちょっとびっくりすると思います。これまでみてきた映画と全然違うので。
ただ、先ほども申し上げましたが、これは良し悪しの問題ではなく、相性の問題なんです。

大きい音は怖いから映画は小さい音で楽しみたいという方もいらっしゃるわけで、そういう方にはあまりハマらないかもしれないです。

ここで言いたいことは何かといいますと、今、西野亮廣が耳元で100分間しゃべり続ける「副音声上映」というものをやっているのですが、もう白状しますが、『TOHOシネマズなんば』は、副音声上映に向いていないかもしれないです(笑)

もちろん無理ではないですよ。無理ではないのですが、あのボリュームの中から、西野の解説を聞き取るのは、難易度が高いのではないかと思います。

『TOHOシネマズなんば』はもう『ラーメン二郎』みたいな感じで、食事というよりも戦いだと思ってください。

そういう、向き合い方が求められる映画館です。
でも本当に、本当に最高なんです。
本当に今すぐ行ってみてください。一度体験してみてください。
「これぞエンターテインメントだ」という感じになっております。

TOHOシネマズなんば。おすすめでございます。


さて、そんなわけで本題でございます。

今は寝ても覚めても、映画『えんとつ町のプペル』です。

公開から3週間が経ちましたが、いまだにプペルは、ランキング3位あたりをうろうろしています。

上はちょこちょこ入れ替わったりするんです。大体1位2位に『鬼滅』がいて、それ以外の上位はちょこちょこ入れ替わったりするんですね。

それで、プペルは「売れてる」というよりも「落ちない」という感じです。

初速でドーンというわけでもなく、じわじわ3日がかり、というわけでもなく、「ずっと横ばい」的な、これはあまり見ない感じのヒットらしいです。

それで、映画『えんとつ町のプペル』のヒットがらみで新しい企画が始まります。

先週、映画の半券を参加チケットにした『あの日の西野亮廣』というオンラインイベントが開催されたのですが、これが好評だったんです。

そこには僕は出演していないのですが、僕の東京の後輩が日本中から叩かれていた頃の西野亮廣を語るというイベントです。

自分で言うのもあれですが、僕の人生はもう、映画『えんとつ町のプペル』の実写版みたいな人生なんです。

それを後輩が語ると。
で、今回、それの第二弾をやることになりました。

今度は大阪の後輩である吉本新喜劇の佐藤太一郎君と、ラフ次元の梅村君という僕の呑み友達というか、呑み後輩が語る『西野亮廣の真実』というオンラインイベントの開催が決定しました。(現在は終了)

僕が僕のことを語ってしまうとついつい色をつけてカッコつけてしまうので、僕ではなく僕のことを間近で見ていた後輩に「あの時こうだったよ」とか「アイツこういうとこあるよ」というお話をしていただきたいと思います。

1月18日から1月20までの3日間の映画『えんとつ町のプペル』のチケットの半券が、参加チケットとなりますので、半券は捨てずに持っておいてください。

参加方法は、映画『えんとつ町のプペル』の公式ホームページよりご確認ください。

でね、これだけだとお知らせで終わってしまうので、最後に西野感を残して終わりたいです。

白状すると、今回の後輩芸人が西野のことをしゃべる企画には2つの下心があります。

1つ目は、映画が盛り上がればいいなという下心です。
2つ目は、芸人の仕事の創出です。

これは、サロン内でも以前議論になったことなのですが、コロナの影響で舞台を中心に頑張っている芸人さんって今大変なんですね。人を集められないので。

カジサックみたいにネットで既にたくさんの支持を頂いている芸人はいいのですが、認知度を獲得していない芸人からすると、例えば、再生回数がモノを言うYouTubeはなかなか主戦場になりにくいんですね。

それに対して『言い訳せずにYouTubeのアルゴリズムを研究して再生回数取りに行けよ』というご意見もあると思うのですが、そうすると本来自分たちがしたい表現とは異なるものを求められてしまいます。YouTubeでバズるような企画を求められてしまいます。

僕は、そのほかにも活動の選択肢があってもいいんじゃないかと考える口で、今回はこのような形で仕事として後輩芸人さんにオファーを出させていただきました。

ギャランティーの出どころは再生回数で発生する広告費ではなく、映画『えんとつ町のプペル』の予算です。

つまり、極端な話、見る人が一人だけであっても彼らにはギャランティーが入ります。そして、彼らのオンライントークイベントを告知すればするほど映画の宣伝にもなって僕にもメリットがあるので、これでいいかなと思っております。

今回のトークイベントはそういう建て付けになっていて、このようにして、
コロナ禍でもどうにかして雇用を創出してゆけたらいいなと思っています。

何卒よろしくお願いいたします。


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