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日曜日なので質問に本気で答えます【キンコン西野】

このnoteは2021年8月15日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

 
今日は日曜日なので、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』に届いた質問に本気でお答えしていきたいと思います。
 
本題に入る前にお知らせをさせてください。
 
 

お知らせ!夏休みは非接触エンタメを楽しもう

 

 
連日お伝えしておりますが、『映画 えんとつ町のプペル』の「ドライブ・イン・シアター」のお知らせです。
 
 
新型コロナウイルスで、またまた大変なことになって、「せっかくの夏休みなのにどこにも行けない」と嫌〜なムードになっちゃってますが、そんな中、コロナをものともしない「非接触エンタメ」である『ドライブインシアター』の会場が、またまたドドっと追加されました。
 
 
すでにチケットが完売した会場を抜いてお伝えするので、お近くの会場がないかチェックしてください。
 
 
8/20(金)イオンノア店
8/20(金)イオンレイクタウン
8/20(金)イオンモール名取
8/21(土)イオン市川妙典店
8/29(日)イオンノア店
 
です。
 
 
料金は、お車一台につき3300円。
 
一台であれば4人であろうと、6人であろうと、3300円です。
 
そして、どういうわけか、ポップコーン2つと、ペットボトルが2本付いてきます。
 
イオンさんに「あざす」と言っておいてください。
 
チケットの購入等、詳しくは、「イオンシネマ ドライブインシアター」のHPでご確認ください。
 

 
よろしくお願いします。
 
そして、もう一つお知らせです。
 
 

お知らせ!鴨頭さん勉強にならない時間が1秒もない

 
月に2度、僕のお友達を僕のお家にお招きして、お酒を呑みながら、「今、現在進行形で取り組んでいるお仕事」についてネホリハホリ聞いていく『スナック西野』という月額590円のYouTubeの有料チャンネルがあるんですけど、昨日、YouTube講演家の鴨頭嘉人さんの回が配信されました。
 

 
もう、ビジネスマン、そして、新人を教育する立場にある人はマジで全員観てください。
最初から最後まで、全編パンチラインです。
 
勉強にならない時間が1秒もありませんでした。
 
同席していたスタッフも唸りまくっておりましたので、是非、ご覧ください。
 
興味がある方は僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の画面下にあります「メンバーになる」とクリックしてみてください。
 

 
よろしくお願いします。
 
 
それでは本題です。
 
 
今日は日曜日なので、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』に届いた質問に本気でお答えしていきたいと思います。
 
 

高野連のクラファンが上手くいくためには?

 
【Q】土井さん
 
相談というか質問です。
 
高野連のクラファンが大失敗に終わりそうです。
 
これは、私も失敗するだろうなぁと見てたんですけど案の定でした。
 
みんな高野連に良いイメージ持ってないんです。
 
完全に寄付のクラファンなんですが。
 
西野さんならどうしてたかなぁって思って質問してみました。
 
宜しくお願いします。
 
 
【A】
 
ごめんなさい。
 
白状しますが…このニュース、まったく追えてないです。
 
なので、的外れの回答になるかもしれないのですが…「高野連のクラファン」というのは、おそらく、「無観客開催になった夏の高校野球の赤字の補填」に使われるクラウドファンディングですよね?
 
まぁ、それぐらいしかないっすよね。
 
「大失敗」ということは、そのクラウドファンディングの支援が集まってないんですね。
 
そもそも、この前提から間違っていたら、ごめんなさいね。
 
ただ、この前提から始めるしかないので、ここから話をスタートすると、高校野球って、メチャクチャ儲けてるんですよ。
 
たしか、毎年ウン億円の余剰金…この場合「剰余金」というのかな?
 
まぁ、お金が余分に生まれていやたで、当然、「そのお金を使えよ」と考える人はどうしたって出てきますよね。
 
ただ、今回は「高野連さんがクラウドファンディングをやる是非」についてのお話が主題ではなくて、「西野さんなら、どうしていたか?」という話なので、そこ角度からお答えすると、僕が高野連のクラウドファンディングの担当者なら、まずは、キングコング西野に相談しに行きます。
 
 
素人が手探りでやったら、当然、地雷を踏みまくるわけですから、自分達だけで答えを出すのを諦めて、日本で一番クラウドファンディングを熟知していて、結果を出しているヤツに、「結果の出し方」を聞いた方がいいじゃないですか?
 
 
なので、一つ目は「チームの中に、クラウドファンディングの戦い方を知っている人を入れる」です。
 
 
幼稚園児が車を運転したら進まないか、進んだところで事故を起こすように、クラウドファンディングも「技術」なので、ちゃんと「技術」を持った人にハンドリングしてもらいます。
 
 
次に、やらなきゃいけないのは、今回立ち上げたクラウドファンディングの初期設定(リターンの組み方)が間違っていたことぐらいは、立ち上げた日の夜には分かっていたと思うんですね。「あれ、イマイチ反応がよくないな」という。
 
 
これ、「沈む企業」の典型なんですけど、「失敗」なんて大した問題じゃないんですよ。
問題は何かというと、「秒速で改善しないこと」です。
 
1日やってダメなものは、2日やっても、1週間やってもダメなので、ここは秒速で改善しなきゃいけない。
 
土井さんの投稿には「完全に寄付のクラファン」とあったので、これといったリターンが用意されていないパターンですよね。
 
僕は、それはそれでいいと思うんです。
 
目標金額に達しなくても、入ってくるように「All- in」の設定にしておいて。
 
今回の目的というのは、5000万円なら5000万円。1億円なら1億円を集めることが目的であって、「一つのクラウドファンディングだけでお金を集めること」が目的じゃないハズですよね。
 
 
なので、僕ならば、「寄付型のクラウドファンディング」の反応が悪かったら、クラウドファンディングを立ち上げた日の夕方には「購入型のクルドファンディング」を企画して、翌日に、スタートさせます。
 
その二つのクラウドファンディングの合計が、目標金額に届けばいいわけだから。
 
「じゃあ、購入型のクラウドファンディングのリターン(返礼品)に何を出すか?」という話になってくると思うのですが、せっかく観客席がガラ空きなので、客席に看板枠を設けて、一枠10万円で「個人スポンサー」を集めると思います。
 
「100個限定」とかにすれば、30分ぐらいで完売すると思います。
 
僕ちょっと買いたいですもん。「中継で自分の名前が映るかな?」という楽しみができる。
それだけで1000万円ですよね。
 
そういったネタを5個か10個積んで、5000万円か1億円を集めます。
 
今、パッと思いついたのがそれですが、もう2〜3分いただけると、もっとイイ案が出てくると思うので、基本、高野連のクラウドファンディングはイージーゲームだと思っています。
 
なので、やっぱり「知識のないもの同士でやらず、ちゃんと詳しい人に相談する」が一番イイと思います。
 
上手くいくことを願っています。
 
 

制作過程の配信やSNSを有効活用するには?

 
【Q】智子さん
 
00:00 Studioというライブ配信サービスの効果的な使い方を伺いたいです!
 
制作作業をずっと配信していますが、あまり他の人のところにコメントにいくタイプではなく、人もそれほどきません。
 
インスタやTikTok、noteやFacebookなど毎日更新したほうがいいものがどんどん増えてしまい、これ以上コメントまわりまでしていたら、そもそも創作にかける時間がなくなってしまうような気がしています。
 
何か大きな成果が出た時のためにアーカイブを残しておくというのはあるかもしれませんが、そもそも大きな成果なんてめったに出ないので、配信してること自体をもう少し有効に使う方法があったら教えていただきたいです!
 
 
【A】
 
僕は作品を作って飯を食っている人間なので、ライバルとして包み隠さずに意見させていただくと、智子さんおコレは、SNSや配信を「言い訳」に使っているケースだと僕が思っています。
 
深海誠さんも、細田守さんも、庵野秀明さんも、宮崎駿さんも、TikTokやnoteやFacebookを積極的にやってないじゃないですか?
  
「圧倒的な作品さえ作れば、そんなものは必要ない」ということは、智子さんも知っていると思います。
 
再生回数や、視聴回数や、チャンネル登録者数なんて、獲得しなくていいわけじゃないですか?
 
ただ、ここで「ゼロor100」の話に持ち込むのは少し乱暴だと思っていて、「次回作が多くの方に望まれ、作品の売り上げだけで食っていけるようになるまでの間、どれだけSNS等のサポートを受けるか?」という〝割合〟の話になってくると思うんですね。
 
僕は、そのラインにいる人間です。
 
でいうと、僕、TikTokもnoteもTwitterもYouTubeもほとんどやってないです。
 
毎日続けているのはVoicyとオンラインサロンぐらい。
 
YouTubeのチャンネル登録者数や再生回数の獲得に励むよりも、作品制作と向き合って、作品のクオリティーを上げた方が僕の取り分は大きくなるんですね。
 
そうなってくると、作品の制作過程を配信しているとことの視聴者数なんて、別に3人でもいいし、1人でもいいんです。
 
そこで「強い作品」さえ作れば、人が集まってくるので。
 
だけど、YouTubeでそれをやってしまうと、なんか「過疎ってる」みたいな雰囲気になりません?
 
「いやいや、再生回数とか本当にどうでもいいんですけど」と言ったところで、なんか負け惜しみのように捉えられるじゃないですか?
 
あと、ここが大きいと思うのですが、YouTubeでそれをやっちゃうと、「もっと喋れよ」という雰囲気に絶対になる。
 
「あいつのチャンネル、全然喋らないから、つまらない」という。
 
それって、横並びのチャンネルとの比較から生まれた感想・感情だと思うんですね。
 
将棋をしている将棋師に対して、「黙ってやってねーで、もっとリアクションをとれよ」とは思わないじゃないですか?
 
それは全員が「将棋は黙ってやるもの」だと思って見ているからだと思います。
 
00:00 Studioの良い部分は、まさにここで、「ここは、クリエイターさんが作る場所だから」というブランディングをしてくれているところだと思います。
 
なので、黙々と作っていても、手先しか映らなくても、誰も何も言わない。
 
で、圧倒的な作品を作りゃいいんですよ。
 
他のチャンネルにコメントを入れて、セコセコお客さんを引き込まなくても、圧倒的な作品を作って、映画館に200万人動員して、海外で賞をとりまくったら、ほっといても人は集まってくる。
 
制作過程なんて、本来は、視聴者なんて1人もいないんですよ。
 
なので、かなり耳の痛いことを言いますが、「視聴者数が少ないから、上手くいかないんだ」という言い訳なんて、作っちゃダメですよ。
 
智子さんがクリエイターとして苦戦されているのであれば、その理由は一つで、「智子さんの作品が弱いから」です。その一言に尽きます。
 
これ、僕、何度聞かれても、何度でも同じ答えを返しますが、まずは「作品のクオリティー」です。
 
ちなみに、昨日は作品制作で何時間机に向かいましたか?
 
ちなみに僕は(昨日は)16〜7時間ほど、作業机にヘバリついて、次回作の制作をしていました。そして、その制作過程の視聴者は一人もいません。
 
ここは99.9%のクリエイターさん(表現者さん)が失業する世界です。
 
なので、ぬるいこと言ってないで、制作に狂ってください。
 
安心してください。制作に狂ったら、浪費に使う時間なんて1秒もないので、生活費がかなり安く済みますので、制作に充てられる時間が増えます。
 
まずは、作品制作から逃げている自分を受け止めるところから始めてみてください。
 
応援しています。頑張ってね。
 
 

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