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キミは、アルゴリズムをどこまで追う?【キンコン西野】

このnoteは2021年8月25日のvoicyの音源、『えんとつ町新聞』の内容をもとに作成したものです。

今日は、「キミは、アルゴリズムをどこまで追う?」というテーマでお話ししたいと思います。

このタイトルだと、だいたい着地は「アルゴリズムを追うな。ユーザーを追え」になるのですが、今日は、そういう話とはちょっと違って、結論を先に言っちゃうと、「アルゴリズムを追うだけでは、辿り着けない場所があるよね」的な話です。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

お知らせ!バッキバキの人達×スナック西野


月に2度、僕のお友達を僕のお家にお招きして、お酒を呑みながら、「現在進行形で取り組んでいるお仕事」についてネホリハホリ聞いていく『スナック西野』という月額590円のYouTubeの有料チャンネルがあるんですけど、先々のゲストのラインナップをお伝えすると、まず来週のゲストは、元りらくる創業者の竹之内教博(たけのうちゆきひろ)さんです。
 
そして、その次が手越祐也さん。
 
そして、その次が、「00:00 Studio」や「elu」というサービスを展開されている(株)アル代表の「けんすうサン」です。
 
とにもかくにも、登場人物全員バッキバキの人達ばかりで、お酒を呑みながら、あれやこれやと喋っております。


全ての回でクリーンヒットを打っておりますので、是非、ご覧ください。
 
興味がある方は僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の画面下にあります「メンバーになる」をクリックしてみてください。

よろしくお願いします。

お知らせ!Voicyのプレミアム放送『白熱教室』

そして、もう一つお知らせです。


『白熱教室』と題しまして、このVoicy内で、3〜4日に一度、プレミアム放送をやっておりまして、昨日も、収録がございました。
 
内容に関しては、「西野先生のオンライン講演会」です。


そして、毎度、お伝えしておりますが、『白熱教室』の時の西野は熱量がバグっていて、たぶん、声のボリュームが間違っています。
 
現在進行形で取り込んでいることなので、もう、スイッチが入りすぎちゃうんです。


一番最近の放送では「集客」ではなくて、「お客さんが離れる理由」をテーマに、深堀りさせていただきました。


収録前にチョコレートを放り込んで、糖分M A Xで熱い授業を展開しておりますので、もしよかったら覗いてみてください。
 
Voicyのプレミアムリスナーのところから、チョコチョコっと入れると思います。

よろしくお願いします。

リアクションに対して起きる葛藤


そんなこんなで本題です。

今日は、僕の「葛藤」というか、まぁ、そこまで迷ってはいないのですが、いつも考えていることをお話ししたいと思います。


皆様の活動に置き換えて、聞いていただけると嬉しいです。

今、テキストや動画や音声などを発信できるサービスが色々ありますよね。


そこで発信すれば、当然、何かしらのリアクションがある。


「フォロワー数」や「再生回数」、あるいは、YouTubeの「メンバーシップ」の会員数だったり、Voicyの「プレミアムリスナー」の人数だったり。


「このぐらいウケてますよ〜」というのが数字で出されるじゃないですか?

そして、発信者は、気がつけば、その数字の問題を攻略し始める

「もっとフォロワー数を増やすにはどうすればイイのか?」

「もっと再生回数を増やすためにはどうすればイイのか?」

「もっとメンバーシップ会員を増やす為には、もっとプレミアムリスナーを増やす為には?」…といった感じで。


ある程度、発信を続けていけば、「傾向」が見えてくるので、「対策」が練れるんですね。

「ああ、こうすればフォロワーが増えるのね」「こうすれば、再生回数が回るのね」という。


で、ここから先の話が、「その人がどこを目指しているか?」で変わってくると思うのですが、ぶっちゃけ「食っていく」ということを目的とするのであれば、ほどほどにサービスのアルゴリズムを追ってもいいと思うんです。

「【恋愛の話】が、いつもよく聴かれている」というデータが取れたら、恋愛の話をすればいいと思うし、
「5分の動画が一番よく見られている」というデータが取れたら、5分の動画を撮ればいい。

それをやりすぎちゃうと、いつも同じような内容になるし、傾向と対策の積み重ねの先に待っているのは「他者との均一化」なので、手放しで賛同はできませんが、「食っていく」を目的とするなら、「やる意味」はあると思います。


これはあくまで最終ゴールを「食っていく」にした場合です。

ただ、それをゴールとしていない人もいますよね?


たとえば、「メジャーリーガーになって、ヤンキースで4番を打つ」という人もいれば、「レアル・マドリードのスタメンになる」という人もいる。


僕の場合は、「エンタメで世界を獲る」みたいな風呂敷を広げちゃっています。

大切なのは影響力か、アルゴリズムか


正直、世の中の問題って、自分が有名になって、影響力を持てばクリアできることが結構あるんですね。


「お金」の問題や、「集客」「販売」の問題も、認知度や影響力でなんとかなる場合が多い。


だから、テキストや動画や音声サービスのアルゴリズムに従うのは合理的な判断だと言えるのですが、ところが、知名度や影響力やフォロワー数や再生回数ではヤンキースの4番になれないんですね。

やっぱり、スラッガーとして、圧倒的な力を手に入れなくちゃいけない。

かといって「発信はしなくてもいいか?」というと、そんなことはなくて、発信を続けることによって、得られる環境があって、その環境のおかげで、より良い活動ができたりすることは実際にある。

人間の1日は全員24時間なので、結局最後は「発信にどれだけのコストを割くか?」という話になってくるのですが、テキストや動画や音声サービスが良いものになればなるほど、発信の引力が強くなって、一昔前なら1ミリも必要がなかった「アルゴリズムを追うことに、なるべくコストを割かずに、本業に集中するぞ」という力が必要になってくる。

昔は、ある程度、結果を出し始めた時に生まれる選択肢として「テレビに出るか、出ないか」ぐらいしかなかったんです。


それってオファーがあって初めて成り立つものなので、まだ良かったのですが、発信系のサービスの舵は常に自分が握ってるわけじゃないですか?


これって、目の前にスイーツが常におかれている状況で、ダイエットに励んでいるようなもので、結構、ハードなんですよね。

アルゴリズムを開示しない系のサービスの出現


そんな中、個人的に、最近、色っぽいなぁと思うのは、noteやVoicyのように「なるべくアルゴリズムを開示しない系のサービス(明確な攻略方法が無い系のサービス)」です。

この「なるべく」というところがミソで、たとえば数字で結果が出る部分を全て無くしちゃうと、ユーザーは、「頑張り方」がよくわからないので、おそらくサービスごとヘタってしまう。


数字で結果が出る部分が多すぎちゃうと、次は、その数字を追いかけてしまう。

たとえばVoicyが「放送中のリスナーの離脱ポイント」まで細かく出して、その問題を攻略することによってのメリットまで作ってしまうと、きっと、Voicyのパーソナリティーは、なるべく長い時間聴かれようとして、話のメインを後ろに持ってきちゃう。


YouTubeとかで時々、見られる「イイから先に結論を言えよ」というアレです。

アルゴリズムを開示しすぎるサービスって、結果的に、ユーザーの時間を悪戯に奪っちゃうので、何か大きな目標がある人は、発信に手をつけるなら「なるべくアルゴリズムを開示しない系のサービス」に手をつけた方がイイのかなぁというのが今の所の僕の結論です。

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CHIMNEYTOWNのホームページを、
スマホのホーム画面(待受画面)に追加する方法
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★iPhoneの場合
→画面下にある変なマークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

★Androidの場合
→画面右上にある「三つの点」マークをクリックしたら、そこに『ホーム画面に追加する』が出るので、そこをポチッと!

【注意】
LINEアプリ(たぶんFacebookアプリも)でホームページを開いてしまうと『ホーム画面に追加する』が出ないので、その場合は、Google Chromeを立ち上げて、『https://chimney.town/』を入力して、そこから、★の手順でチャレンジしてみてねー!

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