戦える環境を早く買え。20代の自己投資で得られる副産物byキンコン西野
このnoteは2020年5月31日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:和田 晶 さん
西野です。
まず最初に御礼させてください。
昨日、お話させていただきました映画『えんとつ町の台本』、クラウドファンディングのリターンですが、こちらが1日で1000名以上の方にご支援・ご購入いただきました。(現在は目標金額達成し募集終了)
こちらのリターンは『映画のペアチケット』がセットで付いてきますので、単純計算、昨日で2000人の方が映画『えんとつ町のプペル』に足を運んでくださることが決まりました。
サロンメンバーさんには常々いってるのですが、山の頂上に連れてってくれるような魔法の乗り物なんてなくて、山登りは、こういった一歩一歩の積み重ねだなぁと思っております。
これから登るのは高い高い山ですが、昨日もお伝えしましたが、思いつく限りの努力を全て実行して、「やればできる」というところをお見せしたいと思います。
引き続き応援宜しくお願いします。
それでは、本題です。
「戦える環境」を早く買え。20代の自己投資で得られる副産物。
先日、ウチの新入社員とインターン生に「キミ達が持っている一番の『面白い』をオンライン授業で西野に教える会を開催して」とお願いしました。
その会では、僕が観客になるわけですが、観客が一人というのもあれなので、西野が購入する「西野席」を1万円で販売して、一般席を100円で販売させていただきました。
弊社は副業ゴリ推し企業ですから、勿論、イベントの売り上げは全額彼らに入ります。
そんな感じチケットを売り出してみたところ、新入社員やインターン生のオンライン講演会が、それぞれ、2500枚ずつぐらい売れました。
「合わせて」じゃなくて、各自それぞれ2500枚です。
2500人の有料のお客さんの前で喋るって、結構なことじゃないですか?
ここで彼らが面白いパフォーマンスをしたら、2500人が一気にファンになるわけですから、今後の彼らの人生に大きなプラスになります。
一方で、チケット代100円とはいえ、ここで彼らがツマンナイものを見せたら一気に信用を失う。
僕が不定期で開催している学校イベントが、だいたい2200人ぐらいです。
こちら↓
これだけの人から失望される可能性があるわけですね(笑)
大チャンスでもあり、大ピンチでもあることは間違いなくて、勿論、彼らもそのことが分かっているから、今頃、ソワソワしていると思います。
この経験って、どう考えたって、メチャクチャ大きいと思うんですね。
人の欲求は無尽蔵で、より強い刺激を求めるから、「2500人の有料のお客さんの前で喋る」をやると、翌日からは、その経験が最低ラインになって、「もっと、もっと」を求め出す。
自分に課すハードルが引き上がるわけですね。
言うまでもないですが、こんな経験は1日でも早くした方がいいですよ。
「絶対に結果を出さなきゃいけないという環境下で学び」は、学校や自宅での勉強の7年分というデータが出ています(※群馬流氷科学センター調べ)
月並みですが、『1000の練習よりも、1の実戦』です。
ところで、そこの若いの
普通に生きていたら、自分が現場の責任者となって、実戦に出れるのは、せいぜい30代半ばとか、40代とか。
20代のうちに実戦を経験するには、起業するか、その環境を「買う」しかないんですね。
普通に、学校に通って、受験勉強して、大学に通って、社会人になって…という生活をしていたら、そんな打席は絶対にまわってこないんです。
「運が良ければ、やってくる」とかじゃないんですよ。
起業にしたって何にしたって、お金を出して「実戦」を買わなきゃいけないんです。
ウチの新入社員にしても、インターン生にしてもそうです。
ある日、突然、「はい、キミ!」って選ばれたわけではありません。
そもそも、月額1000円を払っているオンラインサロンメンバーで、そのサロンの中で、ウチの会社のインターン生の募集があり、そこに応募して、倍率100倍という狭き門に合格して、今回の打席に立っています。
これは覚えておいた方がいいと思うのですが、若ければ若いほど、自己投資にかけたお金の回収率って高いんですね。
「お前、その若さで、それができるのか」が乗っかってくるので、チャンスを任せられやすい。
まぁ、今回は特別な例だとは思いますが、お金だけのことを考えると、サロンに月1000円払って、年間1万2000円。
で、チケット代100円で、2500人のイベントだから、まぁ、それだけで25万円でしょ。
サロン代は一瞬で回収できたと思います。
一方で、「サロンに入ろうかどうか半年間迷っています」という人もいるし、「オンラインサロン、何それ?」という人もいる。
そんな中、ウチの新入社員やインターン生はバッチバチに戦っている。
ぶっちゃけ、彼らの人生が、この後どうなるかは知らないですよ。それは誰にも分からない。
ただ、少なくとも、初戦に関しては「実戦」を買った彼らの勝利だと思います。
僕は、何でもかんでも自分のオンラインサロンが一番だとは思わないんですね。
やっぱり相性もあるでしょうから。
ウチはエンターテイメント専門で、たとえば「編み物のことを学びたい」と思ったら、もっといい場所が他にあると思います。
それは、その人にあった場所を選ばれるのがいいと思うのですが、ただ一つ確かなことは、「実戦に出れる環境をを買わないと何も始まらない」ということです。
何度も言いますが、待っていても絶対にまわってこない。
優秀な同世代は今この瞬間も、適切な場所で自己投資しまくってる。
この20代のうちの「1日」の差は、メチャクチャ大きいです。
行動を1日先延ばしにしてまったことが、30代でボディーブローのように効いてきて、40代では取り返しがつかなくなります。
「実戦」に出れる環境は早く買った方がいい。
若手時代の自己投資の副産物
んでもって、ここは絶対に抑えておいた方がいい。
僕のようなイケオジ(イケてるオジサン)からするとですね、率先して自己投資する若手を支援したくなるんです。
ここ、メチャクチャ大事!
若い頃の積極的な自己投資には支援が集まるんです。
これが若いうちの自己投資で得られる最大の副産物です。
自分を成長させる力が、自分一人の力じゃなくなるんです。
これを「買う」感覚を、1日でも早く身につけた方がいいと思います。
真面目に生きていたらチャンスがいつか来ると思っている人がいるんだけど、とんでもない。
チャンスは買わなきゃいけません。
頑張ってね。
応援してる。
※毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。んでもって、ビジネス書に掲載するレベルのコラムを毎朝投稿しています。興味がある方はコチラ↓
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