見出し画像

スケジュールが埋まっていないと不安な人へ【キンコン西野】

このnoteは2021年5月15日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:20トンの廃棄寸前リーバイス501を甦らせる男ヤマサワ さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。


全3回でお届けするオンライン勉強会『キンコン西野と学ぶ!初心者に優しい仮想通貨勉強会!(※儲け話はありません)』の受講者数が【1万2400名】を突破しました。

これ、サクッと発表していますが、一つの教室に1万2400人がいると考えたら、すごい人数ですよね。

本当にありがとうございます。

こちらの勉強会は、もともと自分達の為に開催する予定だったんです。
会社として、今後『NFT』や『トークン』の実験をしていくのですが、そこに向けて。

ただ、どう考えても面白そうだったので、「これは皆さんと共有しよう」ということとなり、今回に至ります。

仕組みを学ぶための勉強会ですので、「儲かる」とかそういう話は一切ありません。

ボクも生徒として参加します。同じZoom画面でイイ感じに合いの手を入れています。

勉強会は全三回です。

勉強会はすでに2回を終えたのですが、もうね……本当に、メチャクチャ面白かったです。

授業終了後は、そのままフェイスブックグループで、同じように授業を受けた生徒同士で交流がとれて、そこでも、皆、教え合いっこをしています。

これ、超絶オススメです。


参加費は900円(なので一回300円)。
参加にはFacebookアカウントが必要です。

興味がある方は『チムニータウン BASE』で検索してみてください。

(※コチラ↓)

最終回となる次回の配信は5月19日の16時10分からです。
アーカイブは全3回とも残りますので、最終回から参加される方は、先に、初回と第二回目のアーカイブをご覧ください。

よろしくお願いします。


そして、お知らせをもう一つ。


月に2回、隔週で、僕の友達を自宅に招いて、酒を呑みながら、「今やっていること」や「これから仕掛けること」などを話す月額590円のYouTubeのメンバーシップ『スナック西野』をやっております。

まだ、商品やサービスの開発前で、記事にもなっていない、インタビューもされていない、オンラインサロンにも書かれていない、「次に、これをやろうと思ってるんだけど…どうかな?」といった感じで、本人の中でも、まだ、まとまりきっていない話なんかをさせてもらっています。

結局、お酒の席の話が、どこよりも早い(情報鮮度が良い?)ので、それを産地直送でお届けしようと。

ゲストのラインナップは、「ダイノジ大谷さん」「IT評論家・尾原和啓さん」「堀江貴文さん」、そして、「美容室NORA代表・広江一也さん」となっておりおります。

興味がある方は、僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の動画の画面の下にある「メンバーになる」をクリックしてください。

(※こちら↓)

宜しくお願いします。

そんなこんなで、今日の本題です。

スクリーンショット 2021-05-17 21.03.25

今日は「働き方」についてのお話をしたいと思います。

イギリスの学者さんが提唱した「パーキンソンの法則」というのがあるんですけど、これ、ご存知ですかね?

ここでは、

「仕事の量は、完成の為に与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」とか、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」とか言われています。

要するに、「人って、空白があると埋めたがるよね」という話です。

会議の時間を「1時間」と設定してしまうと、15分で結論が出たのに、1時間やっちゃうし、

年収700万円もあるのに、それに合わせて支出が増えたせいで「生活に余裕がない」ということが起きちゃうにも、パーキンソンの法則で説明がつきます。

あと有名なところでいうと、「買い物カゴ」の話があります。

イメージして欲しいんですけど、コンビニに入った時に、入り口で買い物カゴを手にした時と、手にしなかった時とでは、買い物の量が変わりません?

買い物カゴを持っていたら、「ついでに、これも買っとくか」みたいな感じで、買い物カゴに入れちゃいますよね。

逆に買い物カゴを持っているのに、「ガムを一個だけ買う」みたいなことをすると、少しソワソワしちゃう。

僕らは買い物カゴを埋めようとしているんですね。

なので、コンビニ側からすると、「いかに買い物カゴを手にしてもらうか?」というのが客単価を上げる勝負の決め手となる。

ここは絶対に押さえておいた方がいいと思います。

スクリーンショット 2021-05-17 21.03.49

で、ここから「働き方」の話になるのですが、やっぱり僕らは「時間」も埋めたがるんですよ。

個人事業主さんや、クリエイターさんや、フリーランスの方なんて特に、その傾向が強いんですけど、5連休とかあったら、ここをパズルのように仕事で埋めていこうとする。

まぁ、個人事業主さんや、クリエイターさんや、フリーランスの方は、来週仕事があることが約束されていないので、不安もあって、とにかく空いている時間を埋めよう埋めようとする。

その結果、「スケジュール表が仕事で埋まっていれば安心で、スケジュール表が仕事で埋まっていなければ不安」という考えになっちゃう。

でも、「安全」か「危険」かで考えたら、本当は、「その仕事が何に繋がる仕事なのか?」や「その仕事は資産になる仕事なのか?」ということだったり、もっともっと分かりやすいところでいうと「仕事の単価」だったりを議論すべきなのですが、それより何より、「スケジュールが埋まっているか?埋まっていないか?」で考えてしまう。

例をあげると、

「1日1万円の仕事で1週間のスケジュールを埋める」という選択肢と、

「1日10万の仕事をして、後の6日はオフにする」という選択肢があった場合、

多くの人は1日1万円の仕事で1習慣のスケジュールを埋める方を選んでします。

「6日間をインプットにあてて、1日で10万円を稼ぐには?」という発想には、なかなかならない。

気をつけた方がいいのが「定例会議」とかです。

定例会議で時間を埋めた時点で、パーキンソンの法則でいうと、目的を果たしてしまっているので、定例会議の内容がどうであれ、定例会議をしている自分を疑うことがあまりない。

定例会議をやること自体は何も悪くないと思うんです。

「コミュニケーションをはかる」という目的もあったりするので。

僕が毎週キングコングをやっている理由もそれです。

ただ、それが「生産的な活動になっているか否か?」は、また別の話で、早い話、「会議に参加しただけで仕事した気になるんじゃなくて、『未来に繋がる価値を生産をしたかどうか?』で判断した方がイイよね」という話です。

朝から晩まで働いて疲れた〜」と言いながら、「時間を埋めただけで、価値は産んでいない」というケースが結構少なくないので、僕たちは「空間を埋めたがる」「空間を埋めるまで満足しない」、逆にいうと、「空間を埋めたら満足してしまう生き物」だということを理解しておいた方がイイと思います。

今日は、「【気をつけて】『働き方』の落とし穴」について、お話しさせていただきました。

スクリーンショット 2021-05-17 21.04.30



▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓

▼Instagram版はコチラ↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?